2011/10/30

トラックパーティーin修善寺

伊豆の修善寺に出来た室内競技場のオープニングイベント、トラックパーティーに行ってきました。
自転車業界に居ながらも、トラック競技を生で見るのは、初めての経験です。
私の所属するチームからもイタリア人選手が来日するので、挨拶も兼ねて見に来ました。
やはり、生の現場はスピード感が圧倒的。
ゲストで来日した、我々のバイクスポンサーであるチッポリーニ氏も圧倒的な存在感で多くのファンが喜んでいました。

イタリアでもピストでしっかりとした成績を残すリクイガスのヴィヴィアーニ選手の走りは、さすがの一言。
彼は、まだシーズンオフに入ってはなく…切れが一味違う気がしました。
まだ若い選手ですが、必ず今後も活躍する事でしょう。

ロードの日本代表陣の走りもとても新鮮でした。

こうして、ロード・トラックのナショナルチームを一気に見れる機会はとても貴重ですし、楽しんで見る事ができました。

トラックのナショナルチームのスタッフの方々の働きぶりも機敏で、ロードのスタッフとの働きの違いも見れました。
タイムスケジュールに追われながらの仕事。
大変そう…

明日、イタリアに帰る仲間達を空港まで見送りに行ってきます。

今年最後の彼らとの行動です。

気持ちよく、サヨナラしたいと思います。
また、レースの現場で会える日を楽しみに……

2011/10/28

熊野

今日、NHKのツールド熊野の放送をタイミング良く見ることが出来ました。

この大会に関わるスタッフの皆さんを特集されたもので、レースの内容よりも運営側の皆さんのご苦労が見れる内容でありました。
この大会を立ち上げた方々は、10年以上も前に所属したチームキナンでお世話になった方々・・・
熊野でレースを開催するためにツールド北海道のレースにまでチームに帯同し、レースの現場、チームスタッフの動きなども視察されていた事を思い出しました。
レースの運営母体の方々は、地元の企業の方々、この方々はほとんど自転車界とは全く違う業種の方々・・・です。
日本で行動を使うレースを開催する難しさ、大変さ・・・
海外でレース活動していると、警察との連携や協力がうまく行われていますが、日本は、交差点も多いし、信号も海外と比べ圧倒的に多い・・・
そうした中でのボランティアの方々の協力、地元への理解の要請、住民の皆さんの理解・・・
いろんな事が必要でそのひとつのレースが作り上げられていくのを再確認しました。

私も近くでそれを見ていましたので、ここまで続くレースを運営される努力というのは、本当に大変な事だなと感じます。

番組では、ここ何年も連絡を取っていない運営スタッフの方のお顔も見れました。
本当に何も無い所から作り上げられたレース。
そして、これからも良いレースを作りたいという気持ちが十分に伝わってくる内容でした。
レースに関わる人間として、チーム側だけからでなく、運営側から見たレースを見れて勉強になりました。

海外で年間、100レース以上も回っていると、今日はここ、明日はあそこ・・・
と、日々移動の連続であります。
今後は、今まで以上に「そこ」に住む人々、景色、空気を味わいたいな・・・と思いました。

2011/10/22

挨拶

10月の末といえば、ジャパンカップ。
今年はチームとしての参戦はありませんが、イタリアチャンピオンのビスコンティが来日するとの事で、仕事ではなく何かお世話でもできればと考えていました。
しかし残念ながら来日はキャンセルとなってしまいました。
綺麗なイタリアチャンピオンのトリコロールカラーのウエアをファンの方々にお見せ出来ずに残念です。

多くの自転車レース関係者が集まるこのレース。
顔を合わせる絶好のチャンスでありますので、今回は仕事は全くせずに挨拶回りをしておりました。

日本のレースで活動していた頃のマッサーの仲間、メカの仲間、監督さん方へそれぞれ挨拶。

来期活動する事になったチームもこのレースに参戦しており、チーム関係者、選手、スタッフとも挨拶を交わすことが出来ました。
レースで何度も同じホテルになった事があり、顔見知りで、挨拶をした途端に、「何だぁお前がうちに来るのかぁ!!」「よろしくな!!」と返事をもらいました。
来期の活動は、11月末からの約10日間の「チーム・ビルディング・キャンプ」でスタートです。

SAXO BANK-SUNGARDの一員となります。
また新しい環境となりますが、私にとっても全てがまた新鮮になるはず、ひとつひとつを五感でしっかりと味わいながら、充実した活動になるように頑張ります。

宮島正典

2011/10/08

誕生日

41歳になりました。
こっちにいると自分の年齢を意識する事よりも、自分の存在、価値を意識する方が強いです。
チームにとって必要なスタッフとして機能できているか??

こっちでは、もうこんな年なんだから……と感じることは少ないですね。
誕生日は、さすがにいくつになったのか?聞かれるので意識させられますけどね。

実は2年前の今日、このチームと契約する機会を得ました。

途方にくれていたあの2年前。
頂いたチャンスを絶対に逃したくないと強く思い、過ごしてきました。
あれから…今までいろんな事をこのチームで経験させてもらいました。
スタッフにとって重要なのは、経験。
当然、成功も失敗も自分のものになります。その数が多ければ多いほど……

今シーズンは、特に意識を高く持ちどのチームに行っても、問題の無いように仕事をしてきたつもりです。

そして、来期は他のチームで活動する事を決断しました。
サインも済ませてます。

なんだかんだいって、いろいろありましたが居心地の良い仲間達と仕事をするのもあと少しです。
Farnesevini-neriの一員として、しっかり自分の最期のレースまで働きます!

移籍先はシーズンが終わってからここでお知らせしたいと思います。

2011/10/06

COPPA SABATINI

明日は、拠点から近くのレース。
今日の朝にボトルなどのレースの準備をほとんど終わらせてから、ホテルにやって来ました。
6チームも一緒なんで、レストランが大変。
テーブルに運ばれてくるのが、遅れる遅れる…
明日の朝がこわい……

そういえば…
去年はこのレースがシーズン最後のレースだった…
今年はまだレースプログラムがあるけど、時間が経つのが早いなぁ~。

2011/10/04

どこの遠征だったのか??

トスカーナの拠点に戻りました。
洗濯機を回してます…

今回のベルギー遠征。
結局、一回も雨が降りませんでした。
素晴らしい天気。
そして、綺麗な景色と可愛らしい家々がとても印象に残ります。

各チームのスタッフとふざけた会話を楽しんでます。
「俺たちレースを間違えた…」
「ベルギーに来たつもりが実は、ここスペインじゃねぇ~の??」と…

確かに私のスーツケースには、防寒としてのニットキャップからジャンバー、ジーンズ、長袖シャツ、ハイネックなどなど入っていました…
でも、使ったのはポロシャツと短パンのみ…
想定外のいい天気で、今回の遠征は何だかとっても楽に感じてしまった…

イタリア・トスカーナまでの1300キロ道もいい天気に恵まれ、気持ちの良いドライブとなりました。
同僚マッサーといろんな事を話しながら帰って来ました。
お互いの仕事のこと、人生の考え方、そして未来の事。
仲間意識が強くなってきた今年のシーズン。
残りレースが少なくなると、何だか物足りない様な、寂しい様な…


2011/10/02

明日は最終ステージ

ベルギーの4日間のレースも明日、最終ステージとなります。
レースプログラムでは、明日が今期最後のレースになる選手、スタッフがいます。
監督のジュリアーニとも最後の挨拶をしました。
今期の私の成長を見守ってくれた監督です。

シーズン終了が身近になったのを感じます。
私は、シーズン前のトレーニングキャンプに出ませんでしたので、マレーシアのツールドランカウイからのスタートでした。

帰国予定の日まであと2週間。
時間があっとういまに過ぎていきます。
あと5レースの予定です。

2011/10/01

言葉の通じない口喧嘩

ベルギーにはボトルコレクターが多くいます。
家にあるボトルの棚の写真をチラリと見せて・・・
「こんな感じで集めているのであります!!」とアピールしてくる。
確かにスゴイ数のボトルですよ。
でも‥これホントにアンタの家の棚なの??と疑ったりもしちゃったりして…
実は、頼まれてるか?売買目的だったりして…
と、性格が歪んでる私は、思っちゃったりするのは、事実。

今日のレース後に少し余ったボトルを配り始めたら…
スタート前やレース中に「くれくれ」言ってくるので、「レース後にね…」といつも伝えているのです。
コレクター同志のボトルの奪い合いの口喧嘩が始まりました。
でもオランダ語とフランス語・・・の口喧嘩。
「オメェ~オランダ語わかんねぇのか!!」
「俺は、フランス語使うんだよ!!」と…

通じていないようで、実はお互い分かってたりして…

ボトルもただではないので、ポイポイあげませんが、さすがにシーズン最後になってくると来期に使えなくなってくるので、特に子供にはあげちゃいなさい…と監督からの指示が出ました。
で、ずる賢いコレクターは、「子供が欲しがっているから…」と近づいてくる。
でも、子供は全く興味なさそう…
まぁ、あげちゃいますけど…

今日もいい天気。
明日は10月かぁ~。