2013/07/31

明日、スタートします。

今日は準備の1日。
午前中にボトルの準備、買い出しを済ませて午後は選手のピックアップをしに空港までDrive。

今日も涼しかった。
しかし、選手にとってここは、風が強くレースはコースプロファイル違った負荷がかかるとのこと。
道端のデンマーク国旗もパタパタなびいております。

夕方に綺麗な虹が見れました。
少し感激。
自然のパワーは素晴らしい。

2013/07/30

デンマーク上陸

明後日から始まるツール・ド・デンマーク。
イタリアのピサ空港早朝に出発し、コペンハーゲンへ到着。
我々のチームはデンマーク国籍。
コペンハーゲンから、車で15分程の所にあるRiis Cyclingへ…。
チームオフィスには、普段メールや電話でしかコンタクトを取らないいわゆるオフィスのスタッフが常時勤務しています。
チームのスタッフは、レースの現場だけでなくオフィスのスタッフの働きも重要なのであります。
ほとんどのスタッフとは、去年のチームビルディングキャンプ以来の再会。
オフィスでの用事を済ませて、第1ステージのHOTELへ出発です。
オフィスで飲んでるミネラルウォーターもらいました。

昨日の北イタリアでは40℃中の運転をしましたが、今日のデンマーク、同じ時間だと15℃も違う…
窓全開で気持ち良く運転しました。
クーラー必要なし…

でも、オフィスのスタッフは、今日は暑いわぁ〜って嘆いてたんですよね。
ラテンの国と北欧はこんなに違うのですね。
明日は選手達が集合してきます。

2013/07/29

ツール・ド・ポーランド 第2ステージ

今日のステージも山岳。
スタート地点は、先日、参戦したイタリア選手権タイムトライアルのゴール地点。
トレント周辺は山に込まれた綺麗なところ。
今日は日曜ということもありたくさんのツーリングするオートバイ軍団と出くわしました。
今日のステージ後には、ポーランドに乗り込むため、チームトラックは朝には出発。
チームバスもスタートだけフォローして、出発。
レースを行うマッサー達はレース後に移動開始…
選手とドクター、監督は飛行機移動。
まぁいつものパターンですね。

私は補給地点後の山を超えて、次の上り手間で、補給を行いおさらばして来ました。
とはいえ…。
バカンスシーズンですので、高速は渋滞。
450キロの移動に5時間半。
明日の早朝には、デンマーク入りし、明後日からはツール・ド・デンマークがスタートします。

帰り道…
クーラーの効きが良くないかな?と思ったら、外が異常に暑かったのです。
イタリアはコンガリ日焼けした人がゾロゾロいます。
夏真っ盛りですね。

2013/07/28

ツール・ド・ポーランド 第1ステージ

初っ端から、山頂ゴールの厳しいレイアウト。
総合系の選手は、初日から気の抜けないステージです。
私は、ホテル先乗り隊でした。
今日のホテルはゴール後2キロに位置しています。
ここは、山の中。
当然、天気もコロコロ変わり激しい雨が降った思ったら、太陽が顔を出すの繰り返し……
仕事は順調に動いたので、雨の影響はほとんど受けませんでしたが、スタート前の天気とは大違い。
真夏のレースですので、さすがにジロのような雪の心配はありませんでした。
明日は、補給を担当しサケットを渡したらレースは追わずに帰宅です。
明後日の朝には、コペンハーゲンに飛ばなくてはならないので…

今年はジロでここを来ましたが、イタリア選手権もここトレンティーノ。
そして、ツール・ド・ポーランドまでも…
ここは自転車レース開催に力を入れてるのを強く感じます。
ホテルの対応もとても紳士的で動きやすいです。

明日のステージ後選手は、飛行機移動。
他のスタッフは、陸路でポーランドへ向かいます。1050キロの移動らしい。
まぁ、明後日は休息日なんで、選手は問題はなさそうです。

2013/07/27

後半戦突入

シーズン前半戦は、スペインでの合宿から始まり、カタール・オマーン、ティレーノ・アドリアティコ、ミラノ・サンレモ、カタルーニャ、シチリア島での合宿、トルコ、ジロ・デ・イタリア、スイス、イタリア選手権と立て続けにレースをこなし遠征の日々が続いてました。
ツール・ド・フランス期間中に休養をもらい、日本への一時帰国でゆっくり。
そして後半戦に突入です。

急遽予定の変更があり、ツール・ド・ポーランドのイタリアステージのみHELPする事になりました。
明後日からは、コペンハーゲンに飛び、ツール・ド・デンマークです。
頭を一旦停止していたので、レース活動におけるマッサーの役割を再確認。
気を引き締めてレースします。
私がこのレースを手伝いに来ると知らなかったスタッフは、驚いて、喜んでくれてます。
チームスタッフ間の連携はとても重要。
それぞれの仕事を尊重して皆で同じ方向を見てうまく機能していけたらチームの雰囲気も上がります。
第1ステージから、山岳ですが良いスタートを切りたいと思います。

シーズン終了まで3ヶ月。
きっちりとじぶんの役割を果たしたい。
そう思います。

2013/07/03

初ツール・ド・フランス チームタイムトライアル

昨日、夕方にニースのホテルに先乗りし、遅れてくるチームの受け入れの準備を行いました。
私にとって、初めてのツール・ド・フランスへの帯同となります。(1日だけですけど・・・)

まず、私がするべきことは・・・
ホテルとの部屋割りの交渉。
遅れて到着するチームトラックからのスーツケース、マッサージテーブルなどの搬送。
そして、ホテルに到着できないマッサーの担当する選手へのマッサージ。

まず、ホテルとの交渉なのですが、大将がまぁまぁ頭が硬い。
頑固、融通を利かせてくれない・・・
自転車チームの宿泊する場合、部屋割りにはいろいろこちら側からの要求もあります。
できるだけ、各部屋同じフロアにしてもらいたい。
マッサージに使う、タオル、シーツなどを用意して貰いたい。
食事のテーブルのセッティングの要求。
いろいろあるわけですが、まぁ話が全く進まない・・・。
私のフランス語のレベルなんて、無いに等しいですし、フロントにいたイタリア語の話せるスタッフに大将の説得をお願いしても、頑固に「俺がやるから横槍入れるんじゃねぇ!俺が決める!」ってな感じで・・・。

しかもグランツールの場合、チームに多くのゲストが同じホテルに泊まるわけで・・・
昨日も今まで見たこともないゲストが我々よりも早く着いていて、早く部屋に入りたいとせがまれたり・・・

まぁ、マッサージが始まる前からいろいろスムーズに事が進まずストレスが溜まっていました。
19時ごろにやっと、トラックが到着し経験豊富なフランス人マッサーとホテルとの交渉をチェンジしてもらったのですが・・・
百戦錬磨の彼でも、ここの大将は、全く話を聞いてくれないと嘆いていました。
「マサ・・・お前の問題じゃないよ・・・この状況は」と一言。

その後、思っていたよりも早く選手たちが到着し、全選手と挨拶を交わし部屋への誘導。
私は、マイケル・ロジャース、マッテオ・トザットの二人を担当。
コルシカ島でのステージの出来事や、チームの雰囲気などを話ながらマッサージしましたが、私の合流を喜んでくれ・・・

遅い夕食後には、キッチントラックの発電機が壊れてしまっていて、修理が間に合わず、翌日の朝に修理工場に運ぶためにレースの会場から離れたの空港のパーキングまで運ぶ事になりました。
レース当日は、交通規制が厳しくなるのと、そして朝から大きなトラックを運ぶのば渋滞も考えると大きな時間のロスになる、そんなら夜のうちに運んでおこう・・・って事です。
それで、最終的にホテルに戻って落ち着いたのが夜の1時。

レースの当日。
チームタイムトライアルのスタートは、夕方の16時11分。
遅れて早朝に到着した他のスタッフと挨拶を交わして、車の整理、トラックの整理などなど、レース後同じホテルに戻るのでそれだけは助かりました。
しかし、レース会場に着くなり、多くの観客、閉鎖された道でチームバスの場所に着くのに一苦労。
タイムトライアルの場合は、スタート前にバイクのコントロールが行われます。
我々のチームは、TTバイクをスタッフが、スタート地点のコントロールまで持ってきていおいて、チェックを済ませ、ノーバルバイクで到着した選手にスタート直前にバイクを渡すシステム。
私は、中途半端に離れているバスとスタート地点を何度も往復しましたが、人が入り乱れ、そして多くの車両の隙間をすり抜ける必要が有るため、まぁ汗だくで動きまわってました。

このステージは、やっとフランス本土に乗り込んできたツール・ド・フランスという事とチームタイムトライアルという事そしてニースという大都市とう事も重なり、非常に多くの人で混雑。
「いやぁ〜こりゃ大変だ」と思いましたが・・・。
だから私が呼ばれたのだと途中になって気づき、勝手に納得してました。

チームとしては、全体の4位の好成績。
大きく遅れることもなく、各選手いいポジションに位置しています。

まだ始まったばかりのツールですが、チーム全体でいい雰囲気の中ステージを消化して貰いたいと思います。


これで、私の前半戦のプログラムは、全て終了。
次は、月末までレースは無し。
中旬には、10人規模のトレーニングキャンプがありますが、私は参加せずに休暇をもらい一時帰国します。
部屋の掃除と日本へのスーツケースの準備にとりかかります。