2013/08/31

第7ステージ

コースレイアウトと地図を照らし合わせると…
見事に南に一直線。
昨日と同じ様なステージです。
しかし、朝の仕事時外に出た時の冷え込み感は全く無く南に移動してきているのを肌で感じます。

今日の補給地点では、気温もさほど上がらず、26℃程度。
時刻は15時頃。
日差しは強くても苦しい程の暑さではありませんでした。
しかし、ゴール地点での待機中17時頃には、気温も上がり、36℃。
スニーカーの色が黒なんで、足の甲が暑くて参りました。

フランス人マッサーのFirminと車での移動中に話したのですが、もし気温が上がったら、車のボンネットで目玉焼きできるねぇ〜という話になりましたが、フランスでも同じ表現するらしいです。
言葉は違えど例え話は、おなじになるなんて…面白い。

明日は、山岳Finish。
スペインの南まで移動します。

今年のヴエルタは大きく回ってます。

2013/08/30

第6ステージ

マイケル・モロコフ選手の勝利!
第一週目で2勝目です。
スタッフの雰囲気も良く、チームにとって嬉しい勝利です。
ニコラス・ロッシュ選手も毎回ポディウムに上がり普通では味わないアリーボの忙しさです。

今日は、レース後の移動もバイクでHOTELに帰れる距離。
当然、マッサージに費やせる時間も長くゆっくり出来ました。
明日も同じ様な仕事の流れ…
周りのスタッフが経験豊富なので、連携がとれ気持ち良く仕事が出来ています。

2013/08/29

第5ステージ

超山岳ステージではありませんが、アップダウンの激しいコースでマッサージをした、トザット、ペトロフの両選手とも脚にダメージを受けたとの事でした。
2人共ベテランの選手。
35歳オーバーでこのグランツールに参戦していますが、自分のコンディションは十分に把握しており、受け身ではありますが、マッサージに積極的に身体を参加させています。
表現がおかしいですが、マッサージを受けるのがうまいというか…
リラックスの仕方がうまいと言った方がいいのかもしれません。

まだ始まったばかりですが、HOTEL移動が始まると淡々と1日が過ぎていきます。
予想どおり、マッサージを終えたのも遅く、スタッフは23時にテーブルに着いての食事です。
明日はゴールからホテルまで6キロと近いので、ゆっくり施術できそうです。

写真はゴール近くで見つけたやたらと大きな観客………

2013/08/28

第4ステージ

ゴールまで35キロに設置されたGPMは、非常に厳しい坂。
私はちょうどキャラバン隊の後ろに居たのですが、坂の勾配がキツすぎて、上れず立ち往生…
観客は大喜び、警察はカンカン、オーガナイザーはアタフタ…
カオスでした。

夕食後はまたまたみんなで散歩。
ここはサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂まで散歩。

明日のステージもラストの山岳でボトル渡しです。

2013/08/27

第3ステージ

朝から寒く感じるくらいの風が強く吹く一日。
コースも最後にのぼりがあるだけとはいえ、風が強いため集団はとてもナーバスだったようです。
昨日のステージの勝利のよって今日はチームの表彰とニコラスのジャージキープの表彰がありました。

ヴエルタ始まってますが、ついにホテル移動も開始。
回り始めます。

2013/08/26

第2ステージ 勝利!!

ニコラス・ロッシュ選手の美しい勝利。
グランツールの前半戦での勝利ゲットによってチームの雰囲気も一段と良くなっています。
マッテオ・トザット、エフジェニー・ペトロフを今回のヴエルタでは担当していますが、二人とも嬉しそうにしていました。
そして、チームに帯同している、チームのヘッドのビヤルネ・リース氏もとても喜んでいて、チームカーを飛び下り、ロッシュのために働いて、集団から遅れてきたチームメート全員を待ち、全員を褒めていたそうです。
われわれは、フィニッシュ後の駐車場が大変で、どうやってホテルにスムーズに戻るかを中野マッサーと話していましたが、勝利は嬉しい悲鳴。
フィニッシュ地点を出発するころは、山頂付近も大混雑‥‥
今日のマッサージも遅くなってしまいました。

いやぁ〜、勝利は気持ちいいですね。

まだまだ先は長いですが、今日は喜んで寝ます。
アルコールの全く飲めない、メカニック、ファウスティーノとミネラルウオーターでいつもの乾杯しました。

2013/08/25

開幕

19時28分スタートのチームタイムトライアル。
結果は6位。
スタッフ側の動きとしては、大きなトラブルもなく、スタートできました。
マッサージは、脚のみで夕食に選手を送り出し、スタッフの食事は、気がつくと23時すぎてましたが、明日のスタートもゆっくるなので全く問題なし。

フィニッシュ地点が去年泊まったホテルの近く。
記憶が一瞬で蘇りました。

今回のヴエルタは中野マッサーと補給、アリーボの担当が多くなると思います。
現場では、名前の呼び間違えが多いので、とりあえず呼ばれたら振り返りる事にします。

2013/08/24

あす開幕

今日もコース試走の手伝い。
明日、いよいよブエルタが開幕します。
チームタイムトライアルですが、スタート時刻は19:28。
マッサージ開始と食事が遅くなるのは確定。
ただ幸いなのは、あと数日同じHOTELに連泊する事。
スーツケースの準備がないのは助かるなぁ〜。

グランツールの場合、レース開幕の3.4日前からホテルに入り、準備期間を過ごすのですが、いつもなら時間の経過が遅く感じるものなんですが、特に今回は何も感じず…
さぁ始まるか!って感じです。
マッサーのミーティングってものはなく…
普段の会話の中でふざけながらも、ちゃんと仕事の話も出来てるので快適です。

夕食後、マッサーとメカで軽く散歩。
みんな、お腹の調子が良い様で、歩きながらおなら連発。
みんなホントにガス抜きがうまいのです。

2013/08/23

ホテル‥‥‥

ホテルは良いのですが、駐車場には問題ありでして‥‥
チームのバスやトラック、チームカー、ワンボックスカーのほとんどは、ホテル周辺の道路に停めてます。
場所が無いため、ほとんどこんな感じぃ。
くっついてますね。
観光地の中心地は自転車チームの滞在には向いてないです。
ま、これを感じるのは、メカとマッサーだけでしょうがね。
車の管理してますから…

2013/08/22

ヴエルタ準備1日目

今日は、ホテルに続々とスタッフ、選手が到着。
私は空港へのピックアップを2回。
何だか運転手になった気分。

レースで使う補給食の準備も今日中に完了。
これはバスク出身のヴァレンティンがいつも買ってくるもの。
ピスタチオやアーモンド、ナッツなど様々な種類のタルトというか、ケーキというか…

それぞれ9個ずつ包んで、冷凍庫へ…
毎回、種類を変えて選手に提供します。
明日は、TTTのトレーニングと他のステージの下見予定。

夕食後外に出ると…
クーラーが効きすぎてる部屋の様なヒエヒエ感。
ここはジャケットが夜は必要ですが、南スペインは灼熱らしく、日が落ちても、なかなか冷え込まないらしいです。
まさしく、肌でスペイン一周を感じるでしょう。

2013/08/19

Vuelta a España に向けて…

フランスでのレースを終え、いつもの様に完全停止状態で休養しました。

24日から9月15日までの3週間のレースVuelta a Españaが始まります。

長い期間のグランツールは、様々な事が起こり得ます。
スタッフ全員とうまく連携して、乗り切りたいと思います。

まずはイタリアの拠点から南フランス、北スペインを横断し、2000キロのドライブ。
当然、スタート地点に移動しなければなりませんので‥
去年は北スペインを中心としたコースレイアウトでしたが、今年はまさしくスペインを回るレイアウト。
数回ステージ後の移動が長い日もありますが、それも楽しみたい。

最高のスタッフ達との仕事が待ち遠しく感じます。

去年のあのVueltaからもう1年が経ったなんて…
時間の経過がほんとに早く感じます。

2013/08/13

レース中ですが、夕食後、信じられないニュースを聞きました。

現場でいつもお世話になっついたプロコンチネンタルチーム、バルディアーニのイタリア人マッサージ師のドリアーノ氏が急に亡くなったと…

先日のデンマークでは、補給地点、アリーボ、ホテルで何度も顔をあわせていたのに。
いつも通りの元気な姿でした。

彼は私のイタリア1年目の2008年ニッポエンデカ時代から、レースの現場で優しく親しげに接してくれたマッサーでした。
2009年のアミカチップス時代には同僚として何レースか一緒にも活動しています。

私の現場での成長をいつも喜んでくれた身近な人。
突然のこと過ぎて、信じられません。

まだ、レースの現場で探してしまいそうです。

2013/08/11

昨日と違い、今日のフィニッシュはHotelから2キロ。
選手は、自走で戻ります。
マッサージの開始も早く、選手達を20時には夕食を送り出せました。

レースは、補給とアリーボ担当ですが、バレンティンとファウスティーノという強力なコンビと一緒でした。
2人の喧嘩のような会話が楽しい。
今回のスタッフは、全員ヴエルタ組なので先を見ながらの仕事ですが、連携が滑らかに機能してるので、3週間の長丁場も全く問題なしでしょう。
ヴエルタは、ここに中野マッサーとフィルマンというフランス人マッサーか加わります。
2人共経験豊富ですし、
この4人で一緒に働くのが楽しみです。

2013/08/10

第1ステージ タイムトライアル

ニキとセルジオが7秒差で、14/15位。
スタート時刻が毎ステージゆっくりなので、朝に全て準備できます。
今日も想像通り、マッサージの開始が遅くなり、最後の選手が終わったのも、23時過ぎ‥
明日の朝もゆっくりなので、問題はありません。
先輩マッサーのバレンティンから、「マサ!明日時間があるからってボトル作りすぎるなよ!」
「今から、ジロ・デ・ロンバルディアの準備は必要ないぜ!」
と冗談混じりに指導されてます。
ロンバルディアは、いわゆるシーズン最終戦の意味。
ホントは、北京やジャパンカップが最終戦ですが、こちらではそんな表現になります。
こちらもふざけて、「来年のティレーノ・アドリアティコの準備がしたい!」と返して、楽しんでます。
この雰囲気がたまらなく心地良いんです。

2013/08/09

フランス遠征

フランスのLyon近郊で行われるtour de l'Ain に帯同します。
朝の6時前には出発し、モンブランのトンネルを抜け約650キロのドライブ。
昼食にちょうど間に合う位に着きましたが、トンネルを抜けて、フランスに入国してからは、ずっと雨。
気温も15℃。
ホテルに着いてからの準備もジャケットが必要な位の冷え込みでした。
19時にリヨンに着く選手のピックアップに向かう頃には、太陽が顔を見せてくれましたが、40℃のイタリアから飛んできた選手達は皆、空気の違いに驚いていました。
明日は夕方18時から個人タイムトライアル。
明日の朝もゆっくり準備しよう。
って事になりました。
久しぶりに先輩マッサーのバレンティン氏との仕事。
楽しみます。
写真はモンテビアンコのトンネル入り口です。
イタリアのエスプレッソは、1週間がまん。

2013/08/05

ツールドデンマーク最終ステージ

ここ数日は、デンマークの短い夏を満喫するかの様に暑く汗かきまくりでした。
最終ステージは、次のレースの準備ともいえ、カミオンのキッチンの整理、バーやジェルの在庫確認など様々なチェックを行います。
次のレースで使うスタッフのためにも重要な事であります。
まぁ次に使うのも私なんですけどね。
自分が使うからではなく、仲間たちの為に必要な事ですね。

レースはフリーランスのマッサーに任せて、トラックの作業をずっとしてましたが、レースは、マッティが総合3位の成績で終了です。

ポーランドでは、マイカとクリスが健闘し、ヴエルタに向けてチームの状態も悪くありません。

次はフランスでのレースに帯同します。

明日の早朝出発のため、コペンハーゲン空港目の前のHiltonに泊まってます。
贅沢…
景色はさすがに素晴らしい!

2013/08/04

第4.5ステージ

午前中に105キロのステージを消化し、夕方18時より個人タイムトライアルというステージ。
最終走者のマッティは、20時15分スタート…
長い一日でした。
マッサージの配分は、タイムトライアルの前に行い、ホテルに戻ってからは、食事して寝るのみ。

スタッフは明日の最終ステージの準備や洗濯やらで遅くまでの作業となってしまいました。

結果としては、総合3位に落ちてしまいましたが、監督からは十分健闘したと言われてましたね。

地元デンマーク。
多くのファンから声援を受ける我々ですが、ステージ2勝は決して悪くない成績だと思います。

明日も最後にみんなでかまして欲しい。

2013/08/03

ステージ連勝

今日のステージもマッティが勝ちました。
れんしょうでしかも、リーダージャージまでゲット。
チームの雰囲気もよく、気持ちよく仕事ができています。
彼はあくまでも、ステージを狙って、レースに望んでいます。
リーダージャージにこだわることなく、各ステージに集中するでしょう。

今日は連日の涼しさが消え、暑い一日でした。
北欧系のスタッフはみんな顔と首が真っ赤っ赤で帰ってきています。
明日もホテル先回りします。
100キロの短いステージ後、夕方にタイムトライアルです。
明日は、ボアロ選手に期待です。

2013/08/02

ステージ勝利

第2ステージは、素晴しいフィニッシュ。
マッティ・ブレッシェル選手が勝利!
そして、2位にはマルコ・クンプ選手が入りワンツーフィニッシュ。
予想以上の結果。
このレースは、毎ステージの1,2,3位のポディウムがあるため、2人を相手。
ドタバタになりましたが、やっぱり勝つと気分が良いなぁ〜。
スタート直前まで降っていた雨も結局レースが始まるとやみ、雨の中でのレースは避けられました。

後半戦に突入し、各グループポディウムの頻度が上がって来ています。
残り3ヶ月のシーズン頑張ります。

実は…
フィニッシュラインの後がカーブしてるので、我々は直接見れなかったんですよね。
左利きのマッティのガッツポーズを見て、勝ったのを理解しました。
マルコの2位はかなり後で知ったのでした……

2013/08/01

第1ステージ終了。

先日までの南ヨーロッパとは明らかに違う天候のなかスタートしていきました。
気温は25℃よりも下。
私にとっては快適ですが、選手にとっては厄介な風が吹く環境です。
デンマークは、山がないのでコースプロファイル的には、強度は高くないものの風邪が吹くので全く楽なステージにはなりません。                        

私はホテル先回りでしたので、レースは全く見てません。
生中継もなし。

明日はレース担当です。

移動中に感じましたが、山がないだけに空が広く感じます。

日も長く、22時すぎでもまだ真っ暗ではありません…