2008/07/01

前半戦を振り返ってみて…

チームに合流したのは、トレーニングキャンプから…
チーム全員が唯一集まる(イタリアに入っていない日本人選手もいましたが…)機会はこれが最初で最後…見慣れない選手に囲まれながら、毎日マッサージの順番やら練習に使う補給食の準備などいろいろ頭いっぱいだった事を思い出します。
今のチーム内での仕事から考えると大した事なかったんじゃねぇーの?とも思いますが…
各選手のキャラクターが分からないままでしたからやっぱり大変だったかな?
そのキャンプから数レースこなし、少しずつレースでの仕事、レース外でのチームスタッフとしての仕事を覚えていきました。
当初は、中島メカに頼りっきり…
イタリアでの仕事のシステムもまだ中途半端な状態で数レースこなしてしまった。
今考えると、経験豊富なマッサーの元で一緒に活動していればもっとスムーズだったのかな?とも思いますが、これはチームの都合上の事ですから今更言っても仕方が無い。
今でも、教えてもらえる本物のマッサーがいない状態で試行錯誤…失敗の繰り返しです。
数ヶ月前からは、マッサーとしてのチーム内での仕事は何とか任してもらってますが、きっとマネージャーのモーリ、監督のファブリからはまだまだ完全に頼られているというまでのレベルでは無いでしょう。
なぜなら、いつも気を使ってもらっているから…
大きなチームの監督だったファブリ(優秀なスタッフに囲まれた現場だったのでしょう)…
気を使ってもらえるだけ有難く、相手にされないとか仕事を与えられないって事はありません。
ホントによく我慢して頂いちゃってます。
有難いです。

言葉の壁には、痛いほどぶつかってます。
イタリア人スタッフであれば、一言で済む連絡も自分に対しては、二言どころか、それ以上…
今言った事を何度も繰り返して聞く自分にストレスも感じているのでは…
自分としては、もう一度聞いて確認しておくべきだった…というミスを犯したくないので、何度も同じ事を聞いてしまう。
たった一言の連絡で済むはずなのに…
悔しい…

ただ、言葉がしゃべれるからこっちの世界で通用するか?っていうとこれがまた難しい…
チーム内の空気を読みながらも、結局は人間相手の仕事ですからね。
あと、専門職ですから自分の武器を持たなくてはならないし…
自分の武器って?なんだろ?
世界に通用するマッサージテクニック持ってんのか?
おい!宮島

イタリアのレース、そしてクロアチア、セルビア、スロベニアそして日本と遠征に同行させていただいて、チームのスタッフである実感と責任は持って働いている事の自覚は間違いなく、イタリアに来た頃よりも高まっています。

これからのシーズン後半…
大きな失敗をしないように…
少しでも選手、スタッフ、チームにとって欠かせない人材になれるように毎レース集中したいと思っています。


ちょいと、レースが空くので一休み…


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