2013/04/30

次のプログラムへ…


昨日無事にイタリアのアパートに戻りました。
ミラノに着いたら、大雨。
空港周辺の空気はかなり冷え込んでいて、半袖でうろちょろしてるのは私くらい…
スーツケースから直ちにジャケットを取り出しました。
電車で南下しトスカーナが近づくと空も明るくなり始め、今度は蒸し暑さでおでこに汗が吹き出てくる…
結局アパートにつく時は、ジャケットは着てませんでした…
一気に洗濯を済ませて、スーツケースのまた準備。
次のレースプログラムに突入です。


Giro d'Italia

我々のチーム構成は…

Rory Sutherland (Australia)
Mads Christensen (Denmark)
Matti Breschel (Denmark)
Karsten Kroon (Holland)
Daniele Bennati (Italy)
Manuele Boaro (Italy)
Rafal Majka (Poland)
Bruno Pires (Portugal)
Evgeny Petrov (Russia)

総合では若手のMajka、ベテランのSutherlandを中心とした構成です。
ステージを狙えるチャンスもそれぞれの選手にあるはず。
各選手、そしてチームとして良いパフォーマンスを発揮できるように3週間の長いレースを周りのスタッフと共に乗り切りたいと思います。

まずはナポリへ…
明日、トスカーナに住む選手をピックアップして向かいます。



2013/04/28

最終ステージ前夜

ツアーオブトルコも遂に最終ステージの舞台となるイスタンブールに飛行機移動で到着しました。
空港からのバスで今年からアスタナに移籍した元チームメイトのグアルディーニと隣。
お互いの環境も変わったけど、彼のベネト弁は相変わらず。
アスタナも我々と同様に多国籍軍団・・・。
イタリア人が多くなったとはいえ、英語、スペイン語、ロシア語も飛び交うとのこと。
我々は、英語、フランス語、スペイン語、英語、オランダ語、フラマン語、バスク語、日本語・・・。
こう考えると・・・よくまぁコンタクト取れるもんだなぁ。と感心したり・・・。
最後のバスク語と日本語はコアなスタッフでの会話ということです。


今回のトルコには、グリーンエッジも来ていますが、Team国籍はオーストラリアですが、なんと8人もバスク人がいるとの事。
私の変なバスク語の挨拶に気持ちよく、日本語で返事をしてくる。
驚いたけど、よく考えたら別府選手が所属してるから・・・。
レースの現場で特に仲良くしているチームの一つであります。

明日の最終ステージを終えたら、もう4月のプログラムも終了。
気持よくレースを終えたいです。

2013/04/23

ツアー・オブ・ターキー第2ステージ終了

シチリア島エトナ山でのキャンプを終えて、すでにトルコにてレースが始まっています。
ツアー・オブ・ターキーです。
今年で4年連続となるため、バスの運転手や地元のファンがお前の顔を覚えてると言われております。
トレーニングキャンプから、トルコ、そしてジロへと帯同が続くため体調管理に気をつけて、飛ばし過ぎないように働いています。
トルコには、多くの知り合いのジャーナリストが来ているので、それもまた楽しく感じています。

平坦ステージが続きましたが、明日は山岳となります。
トルコは私の感覚では、落車が多い気がします。
今日もゴール前での大落車が発生したようですが、我々の選手には大きな影響がなかったのは幸いです。

今回担当する選手は、Bruno Pires,Jay McCathy,Timothy Dugganの3選手。
Timmyはオーストラリアでの落車による怪我からの復帰戦。
アメリカナショナルジャージの姿も今シーズン初めて見ています。

イスタンブールまでのレース。
選手、スタッフにとって良いレースとなるように頑張ります。

2013/04/15

Mt.Etna 終盤

シチリア島エトナ山でのトレーニングキャンプも終盤を迎え、今日はペトロフ選手が帰宅しました。

ロシア人の彼のメンタリティーは、いわゆる欧米の選手とちょっと違う。
ソ連時代を経験している彼の話は、魅力的です。
厳しい時代を経験している選手は、いわゆる我慢の出来る選手。
ヴォルタ・カタルーニャから彼をマッサージしていますが、普段からの振る舞い、発言にも尊敬できる事が多くありました。
これからのレースでもいい働きを期待したいと思います。

そして・・・空港に送る前にホテルのロビーでアムステル・ゴールドレースを皆でTV観戦。
ラスト10㌔からは、コーチのピノがもう落ち着かず・・・。
クロイツゲル選手の勝利という素晴らしい結果を皆で喜びました。
チームにとって、選手、スタッフにとっても嬉しいニュースです。

まだ続くアルデンヌクラシック。
チームのいい雰囲気を持続して、いい結果を残して欲しいですね。

我々シチリア組は、火曜日にキャンプを終えて、それぞれ家に帰ります。
来週からは、ツアーオブトルコ組、ツール・ド・ロマンディ組に分かれます。
今回の選手4人は、みんなロマンディ組・・・。
彼らの走りに期待します。
私は、ジロの最終ステージまでアパートで過ごすのがたった2日と判明。
思いっきり気を抜くことは、もう出来ませんが、このキャンプはリラックスして過ごせました。
あと2日、しっかりとキャンプを終えて皆をまた現場に送り出したい。
そう思います。


皆で良いシーズンにしたいと強く思います。

2013/04/07

今日も快晴。

今日は長距離。
朝の10時半に出発し、戻ったのが17時半。
疲労感いっぱいの選手をマッサージしましたが、普段は施術時に選手から疲労感を私自身が受け付けない様にしてるんですが・・・
今日は、2人やっただけでどんより・・・。
正直、お昼からマッサージ開始までゆっくりしてたので体力的な疲労はないのに・・・
ちょいと自分に驚きました。

キャンプも天気に恵まれ、トレーニングメニューをしっかりこなすこと出来ています。
選手全員が集まるような、大型のキャンプではないので選手一人一人とコーチが言葉を多く交わしながら、過ごしています。




マッサーの仕事としては、トレーニング後のマッサージ、ボトル、補給食の管理など・・・
 
 4人の選手ですので準備は楽ですし、マッサージは2人ずつ。
毎日、何かと買い出しに行く必要がでるので、いちいちエトナ山の麓の街まで運転が必要ですが、それはそれでいい気分転換になります。


2013/04/06

休息日

エトナに来てまだ数日ですが、身体のダメージを考慮し、休息日となりました。
(高度2000mでの生活ですから、普段とはストレスが変わってきますからね)
軽く1時間ほど乗りに行く選手、部屋で固定ローラーに乗る選手と過ごし方はそれぞれ。

コーチのpinoと普段使うコース以外の道を開拓するべく、山を下りてからぐるっと回り、この数日使っていない別の道を使って上り始めたら・・・
火山灰が道に広がっている。

麓の街では、細かい灰、上に行けば行くほどだんだんでかくなっていく・・・


わかりにくいかもしれませんが、これ全部火山灰。
一見、新しいアスファルトが綺麗に敷き詰められているかの様でした。


明日は長距離だそうです。
私は、ホテルでお留守番の予定。



2013/04/05

付き添い

今日は途中までコーチのPinoのお手伝い。
昨日と違い、強風が吹き荒れることはありませんでした。
今日は、トレーニングの前にテスト。
コーチ主導のトレーニングキャンプです。

トレーニングから帰って、遅めの昼食を済ませて皆でバスク一周のテレビ観戦。
今日は朝からずーっと雨だったようで、画面の色もどんより・・・。
去年は帯同していましたが、バスクの熱狂的なファンに圧倒されたのと、降り続く雨のイメージが強いですね。


しかし、この次期を過ぎて夏を迎えると山には強い緑が色づき、茶色の風景のイメージがあるスペインとは違った景色が見れます。
ヴェルタで同じホテルに泊まった時に、春先と夏の景色の違いを味わったものです。






キャンプ中のマッサージに関しては、4人を2組にわけ、1日2人ずつ。
皆から「マサも無理しないように!!ジロの最終ステージまで先は長いぜ!!」と・・・

キャンプでエネルギーを使い果たすと、トルコの後のジロで崩れ落ちるでしょうからね。



明日は、休息日。


2013/04/04

トレーニングキャンプin エトナ山

私にとっては、3度目のシチリア島。
ジロに向けた高地トレーニングを行うためにエトナ山のホテルに滞在しています。

毎回、エトナ山を見るたびに富士山を思い出します。
今回は、春先ということでまだ山頂には雪も残っているので、余計似ている感があります。
とはいえ、私にとっては富士山の方が美しく感じますけどねぇ。
 

 このホテルには、イタリアの有力選手たちも個人的なミニキャンプを行いに来ています。

今日は、1日目のトレーニング。
朝から風が吹き荒れ、山頂部に残る雪を強風が一気に運んでくるため、まるで吹雪の朝といった感じでした。
自転車に乗るのも大変な位ですので、選手達はチームカーで下山してトレーニング開始です。

Boaro,Majka,Benjamin,Evgenyの4人とのキャンプです。


夕方には、小さな噴火がありました。
観光客は、大喜び。
長期滞在予定の我々は、ちょいと焦りましたが、全く問題ないとのことで、数時間で綺麗に収まりました。

これから2週間以上ここに滞在します。




2013/04/01

トレーニングキャンプへ出発。

4月に入ってから、チームは、ベルギー、バスク、フランスに分かれてレース。
そして、我々はシチリア島のエトナ山にて、トレーニングキャンプに入ります。
ジロを前にして、長いチーム帯同となります。