2013/06/26

お見送り。

イタリア選手権を終えて、ガルダ湖近郊に住むクロイツゲル選手の所に滞在中の中野マッサーをピックアップし、トスカーナのアパートで数日過ごしていました。
彼は、今朝ツール・ド・フランスのスタート地であるコルシカ島に出発。
フェリーの出発地であるリボルノは、Luccaのアパートから40分の所。


今朝、監督のファブリッツオ・グイディ、スタッフのリカルド、そしてダニエレ・ベンナーティ選手とともに出発して行きました。

つい先日、ジロが終わったばかりにも感じますが、ついにツールが週末から始まります。
我々のチームにとって、このツールは勝負しにいくレース。
素晴らしい仲間たちは、3週間後のパリに向けて、厳しい戦いに臨みます。
是非とも皆で喜びを味わいたい。

私は、今回のツールには、コルシカ島での3ステージを終えてニースに移動していくる一番タイムスケジュールの忙しい7月1日からの数日間のみチームのバックアップのために合流します。

その後は、一旦休養に入り、7月末のデンマーク、フランスのステージレース、そしてヴエルタ・エスパーニャの担当となっています。


2013/06/24

イタリア選手権 TT


ここはリンゴの名産地なんです。
今日はタイムトライアル。
マニュエレ・ボアロ選手が出走。
彼はタイムトライアルを得意とする選手。
昨年、今年のジロでもタイムトライアルのステージで良いパフォーマンスを発揮しました。
今日は5位…
満足行っていないでしょう。
一昨年の選手権では2位。
もう一歩の所にいるのは間違いないのですが、やはり勝って上のステージに行って欲しい。
そう思います。
そして……
このイタリア選手権にてシーズン前半のレースプログラムは一旦終了。
この前半は、カナリア諸島でのキャンプから始まり様々なレースに帯同しました。
あれだけ天気に悩まされたジロも、この夏を迎えたいい天気のイタリアにいるとそんな事もあったねぇ〜ってな感じで、遠い昔に感じるのです。

2013/06/22

イタリア選手権

北イタリアのトレント近くの街に来ています。
ここは、例年Trofeo Melinda というレースが行われている地域。
りんごのブランドでこのMelindaは知られています。
夏の終わりに開催されてたレース。
ニッポ時代に、イタリアのシーズン最終戦(ツール・ド・北海道のために帰国するので…)で来たのを思い出します。

このレース自体が、イタリア選手権となるのであります。
レースブックを見ても、イタリア選手権というよりもいつものレースブックといった感じ。

このレースは多くの選手がリタイヤし完走率の低いレースと覚えています。
レース強度は高く、厳しいレースになることは間違いありません。
レースに対するモティベーションの違いがはっきりするでしょう。
明日は、マッテオ・トザット選手のみの出走。

同じホテルには、Astana,BMCが泊まってます。

2013/06/21

週末に向けて

ツール・ド・スイスを終えて、ゆっくり・・・と思いきや、イタリア選手権に向けての最終調整の為にマニュエレ・ボアロ選手がルッカのアパートに来ています。
とはいえ、彼の練習に同行する訳でもなく、夕食前にマッサージをするだけ。

レース時、スタッフは選手よりも早く起きて、食事を済ませ仕事にとりかかります。
でもこの数日は、全く逆。
ボアロ選手は、勝手に起きて朝食を済ませ・・・練習に出かける時にちょうど私が起きて顔を合わすといった状況。

明日から現地に入ります。
仕事モードのスイッチ入れ直します。

いい天気が続いてくれますように・・・。


2013/06/18

ツールドスイス終わりました

9ステージで行われたツールドスイス。
レース前半は、チームバスが故障したり、悪天候の影響でステージが短縮されたりと仕事において良いスタートを切れませんでしたが、後半は素晴らしい天気の中でのレース。
我々の仕事もスムーズに動き、時間の経過が早く感じました。

中野マッサーとの仕事は、非常に連携しやすく、雑務が淡々と片付いて行きました。
うまく仕事が流れるとほんとにシンプルに片付いて行くのですね。
自分1人での時は、勝手に自分自身で複雑化してるのかもしれません…

今週末は、各国の選手権。
イタリア選手権に帯同しますが、ロードはマッテオ、TTはマニュエレ。
とってもシンプルな帯同となります。

やっとヨーロッパに夏到来です。
洗濯物の乾きが違う!

2013/06/15

何かが起きる

朝から中野マッサーとレースの準備。
何だか…おかしい位にシンプルに片付いている。
なんか大切な事抜けてないよね?と何度も確認しました。
ジロなどと比べるとコンパクトなスタッフ編成ですが、選手も大人が多く、いろいろスムーズ。
んでもって…
異常にスムーズな時は、やっぱり何か起きるわけでして…

スタート地点に着いてから、私のPocketから、HOTELの鍵が、出てきました…
しかも特殊な構造の鍵。
知らんぷり出来るわけもなく…
戻る事になりました。
幸いにも、補給地点に行く道から数キロの所にあるホテルだったので、セーフ。

あと2ステージとはいえ、最終日はタイムトライアル。
いい形でレースを締めくくりたいです。

2013/06/13

ついに快晴

連日のはっきりしない天気の中でのレースでしたが、今日は朝からいい天気。
補給地点では、レース先導のキャラバン隊からアイスをゲットし、ペロリ。
ヒリヒリと感じる陽射しの中でのレースでした。

レース後の洗濯物の量が半分で済む…。
これは、ありがたい。

いやぁ〜ジロみたいにレース後の移動が200kmではありませんが、結局、終わる時刻が遅ければ同じようなもの。
なんせ、レースが終わってホテルに着いて、マッサージを開始するのが、20時半過ぎ。
選手を食事に送り出すのが遅くなり、我々スタッフは23時過ぎても、テーブルにまだいる状態…

もうちょっと時間に余裕をもって施術したいもんです。

レースも後半に入ります。
週末まで、いい雰囲気で乗り切って行きたいと思います。

明日は、氷を少々使いそう。

2013/06/11

3ステージ終了。

今日も雨。
温かい紅茶の準備は毎度の事。
被害妄想の様に紅茶の準備をしてしまう…

スタート時、補給時の気温は寒いとまでは下がりませんでした…
しかし、最後の山岳では、気温も一気に落ち込み、選手の身体を冷やし切ってしまいました。
レース後戻ってくた選手は、ガクガクブルブル。
紅茶の準備をしておいて良かった…

チーム内の雰囲気も良く、余計な仕事が増えてしまう雨のステージでも何だか楽しんで仕事してます。

明日は、レース直前に壊れたチームバスも戻ってくるとの事、そして天気が良いかもしれないって事です。

2013/06/09

レース活動再開

ツールドスイスに来ています。
ホテルはまだ、イタリア語を使う地域なので困ることはありません。
中野マッサーと今シーズン初のレース。
選手達も若手選手がいないので、大人のチームといったところでしょうか?
いい雰囲気です。
担当は、トザット選手とペトロフ選手。
2人とも35歳オーバー。
それぞれ経験豊富な選手なので、マッサージもスムーズです。

スタッフ構成はジロの時とはまた違う構成。
いつもレースで相部屋になるバスク人のイニャーキとはミラノ〜サンレモ以来。

スタッフ間のコミュニケーションを楽しんでます。

次の日曜までいい雰囲気でレースを進めて行きたいと思います。

明日のステージは、最近の異常気象の影響でショートカットされます…

2013/06/07

冬眠終了

5月のジロも終わり随分と時間が経ってしまいました。
結局、ほとんど更新せず・・・。
全く、ブログを書く気分にならなかった・・・。

そして、ジロの後、トスカーナのアパートに戻りゆっくり休んでいましたが、まぁ天気が安定しない・・・。
そして、寒い・・・。
昼でも上着が必要なくらいでした。

私に関しては、春先からの遠征続きのリズムを完全に断ち切り、朝アラームもセットせずに好きな時間に起きて好きな時間に食べる・・・の生活をしてました。
好きなだけ寝てました。
まさしく冬眠生活。

ここ数日は、やっと空も晴れ渡り、気分よく過ごしました。

明日からまた、現場に出発です。
ツール・ド・スイスに帯同してきます。

この6月、7月は私は余裕を持ったプログラム。
ツール・ド・スイス
イタリア選手権
ツール・ド・フランス(コルシカ島〜ニースのステージ前後のサポートのみです)
ツール・ド・デンマーク
の予定です。


もうこの時期になると、シーズンの残りが見えてくるのも確か・・・
時間が経つのは早いので、現場を楽しみつつ、いい仕事を出来るように心がけたいと思います。