2011/09/30

風車回ってません・・・

ベルギーのレースでは、雨と風を覚悟しなくてはなりませんが、今日の天気は最高。
風力発電の風車は、全然回ってません…
暑いくらいで、半袖、短パンで全く問題なし。
観客のおっちゃん達によると、数日はこの天気が続くらしい…


確かに、クーラーボックスには9月の終りなのにしっかり氷を入れたし、温かい紅茶の為に準備したお湯は全く今日は使わなかった…


自転車好きのおじさんが多いのですが、宮澤選手を見つけて「この前のケルメスで勝った選手だ!」と…
さすがベルギー。
そして、驚いたことに私を見て「あっ!君はアミカチップスに居たマッサーだべ??」と聞いてくる。
確かに2年前の春にベルギー遠征に来ましたが…まさかねぇ~。


今日のレースは、マッキュインが勝ちました。


明日もスタートは午後1時。
朝は、ゆっくり準備します。







2011/09/29

Circuit Franco-Belge 2011

世界選手権の行われたデンマークをレース翌日に出発し、昨日の夜ベルギーのホテルに無事、到着しました。
今回は、マッサー3人での交代しながらの1200㌔でしたので、全く問題なし。
しかし、私が担当したスイスは、渋滞とスピードのコントロールが厳しく、ダラダラ運転…
参った…

今日は、レースのオフィシャルホテルに移動し、選手も到着しました。
明日からCircuit Franco-Belge が始まります。

グラルディーニが来ていますので、スプリントの場合、彼の今期12勝目を期待したいと思います。
彼をマッサージしましたが、世界選手権の話になり…
2015年のアメリカのコースは、平坦基調らしいと…
当然、狙ってる。
あと4年後…
彼の素晴らしい人格と選手としての素質なら…
そんな事を考えられる選手であります。はい。


チームに合流し、いつも通りの仕事に戻りました。

世界選手権では、仕事のコーディネートに気を配りました。
仕方の無いことですが、いつもナショナルチームで年間一緒に活動しているわけではありませんので、自分の仕事でないことも気にしなくてはなりません。

選手たちもプロとしてレース活動をしているわけですから、スタッフもプロとして成長し、ナショナルチームとして一緒になった時に、それを発揮しなくてはいけません。
今回の世界選は、特に私の働きが重要と感じました。
私自身、これからも様々な事を学び経験し、ナショナルチームに還元できたらと思います。
それを期待されて呼ばれた訳ですから…

このレースは、午後1時からのスタート…
朝にゆっくり準備が出来る。

前回のベルギー遠征では、寒さを感じましたが、昨日今日は暖かい。
このままいい天気が続いて欲しいなぁ~。

アルバイテン。

2011/09/26

レースを終えて

今年の世界選手権は、夕方4時に終わる高速レース。
周回も多いので、補給地点とクラーボックスを置いてあるピットとの往復の連続でした。
知人の多い、イタリア代表チームやレースで良く一緒になるスタッフ達と…
私のやるべき事は、普段通りの事。
しかし、早く終わったからといって、楽だったわけでもなく、レース後、ホテルにて後片付けが終り、夕食を取ったら急に疲れがどぉーんと押し寄せてきました。

レースの現場では、小さなトラブルなどもありましたが、スタッフの皆さんとの連携できたと感じています。

ありがとうございました。

月曜日の今日、イタリアに戻りすぐにベルギー遠征の準備です。
そして、10月…
早いなぁ~


来期もヨーロッパで活動する事を決めました。
まだチャレンジ出来ることを嬉しく思います。


2011/09/25

明日

明日は、世界選手権エリートの部です。
レースに対する選手とスタッフによるミーティングもすでに終え、あとは明日を迎えるだけとなりました。
普段チームで行なっているレース活動とは、違いもあります。
しかし、ナショナルチームのスタッフの皆さんと何度も話し合い、いかにレースにおけるサポートをスムーズにするかを追求しています。
出来ることをしっかりする事。

そして、私がナショナルチームに求められていることは、私のヨーロッパでのレース活動を日本代表に還元することです。

レースは、生き物。
予想外の事があきるかもしれません。
しかし・・・
いろんな事を想定し、準備することにより問題も最小限に抑える事ができるはず…

日本代表の選手それぞれ、そしてスタッフにとっても良いレースにしたいと思います。

明日は、スタートに行かず、補給地点に待機します。
周回も多いですが、普段通りを心がけて補給をしたいと思います。


アルバイテン!!

2011/09/22

世界選手権 調整中

昨日、遅れて日本から合流するスタッフの皆さんと選手たちがコペンハーゲンに到着しました。
日本代表チームが全員揃いました。
ホテルには、日本代表以外にポルトガル、イラン、カザフスタン、ポーランド、エストニア代表陣が宿泊しています。
ヨーロッパ大陸にある国は、それぞれチームバスやカミオンを準備しています。
当然、他大陸から着ているチームは、チームカー以外にはレンタカーでの活動。
普段の仕事とは大きく違う働きに頭痛が始まっていましたが、他のスタッフの皆さんと連携して何とかギリギリ最低限ではありますが、機能し始めていると思います。
(ホテルにあるはずの洗濯機がなく、ジュニアの柿木コーチと共に夕食後に街を徘徊し…何とかコインランドリーを見つけたり…)

食事に関しては、3日間連続でサーモン。
これに関しては、各国のスタッフがぞれぞれ、フロントにて抗議、抗議…
パスタも今日にしてやっと、パスタビアンコがテーブルに並ぶ。
フロントに行っても、コック長に相談すると…
「そんなら、キッチン貸してくれたら私がやります」と言っても、当然、キッチンに入る事は許されません。
家族経営の様な小さなホテルなら、簡単に貸してくれる事もありますがね。
チームバスがあれば、お湯を沸かしてパスタを茹でるなんて簡単なこと…
まぁ、仕方がない。
何とか対応してもらえるように、毎日のように柿木コーチと共にレセプションでの交渉の毎日です。

ナショナルチームの選手の皆も、良い雰囲気で日々を過しています。
毎日、細かい雨や強い風がありますが、体調を崩さないようにレースを迎えてもらいたいと思います。
当日、太陽が顔を出してくれますように…


今日の夕食後、イタリアナショナルチームに帯同している我々のメカニックに運んできてもらった宮澤選手のスペアバイクを取りに彼らのホテルに行ってきました。
イタリアは当然強豪国の一つ。
各カテゴリーにそれぞれ、制限いっぱいの選手とスタッフが存在しているので、プロ組、女子プロ組、男子U23組、女子組、ジュニア男子、女子とそれぞれに別々のスタッフ達が帯同しているそうです。
Farnesevini-neriの中心選手である、ジョバンニ・ヴィスコンティとオスカル・ガットにも挨拶をしてきました。
ガットにイタリアから持ってきたコーヒーをご馳走してもらいましたが、久しぶりに飲むエスプレッソがやっぱり美味しいなぁ。
彼らには、「じゃぁ~補給地点で!!」とサヨナラをしてきました。

2011/09/17

ロングラストスパート・・・

9月も中旬になり、シーズン最後のレースまであと1ヶ月となりました。

明日から、世界選手権の行われるデンマークのコペンハーゲンに日本ナショナルチームのサポートスタッフとして帯同してきます。
日本代表としても最も重要なレースに連盟から声をかけていただき感謝しております。
いつもと違うことは、チームのカミオンもフルゴーネも持って来ていない事。
ホテルといかにうまく付き合いながら、仕事を進めるか?が重要。
ホテル側の対応が優しい事を願っております。
これ重要。

デンマークの世界戦を終えたら、イタリアに戻りますが、すぐに1週間のベルギー遠征が始まります。
10月をベルギーで迎えその後、イタリアでの最終戦、Giro di Lombardia (HIS)まで一気にイタリア国内のレースが続いて行きます。


そう考えると、ここサンバロントの寮にも少ししか居ない事になります。
そんでもって、大掃除ではありませんが、小掃除を始めました。


今年の荷物をまとめ、日本に帰る準備を始めました。
掃除、荷物のまとめをしながらいろんな事を考える。


全て自分で決めたこと。
後悔だけはしたくないし、しないつもり。
まだ頑張ろう。


アルバイテン!!

2011/09/15

フルゴーネ・・・

今日は、午前中にチームオフィスに行き、ベルギー遠征の後処理。
チームからクレジットカードを渡されているので、遠征でカードを使った際の領収書などを整理し、ご報告するわけです。


今年は、中期間(10日前後)の遠征が多くプログラムされ、さっと思い出すだけでも、マレーシア、トルコ、スロベニア、オーストリア、ポルトガル、ベルギーと…
イタリア国内のレースは、何だか少なかった気がする…


遠征の時にお金を使うケースのほとんどは、食料の買い出し…
特にチームのカミオン(大型トラック)を持ち出さない場合は、フルゴーネが登場します(日本でいうワンボックスカーのデカい奴)
このフルゴーネには、最低限の設備として、冷蔵庫、洗濯機、乾燥機が備え付けられています。
しかし、物を保管するスペースは多くありません。
いわゆる移動型倉庫として、業務に使う我々マッサーとしては、このフルゴーネとうまく付き合わなければなりません。
マッサー陣は、選手の食事に関する物の管理が必要となるので、保存の効かないチーズ類、ハム類、フルーツ、野菜等は毎時買い出しに繰り出さなければならないのであります。
(冷蔵庫がありますが、当然ホテル移動時には、電源が落とされていますし、猛暑ですと車内は一気に暑くなります。凍らしたペットボトルを入れる工夫うとかしてますがね)
まぁ、いろんな国のスーパーを回るのは、楽しい事でもありますが、いつものんびりブラブラ買い出し出来るわけでもなく、次のホテルへの移動時にサッと寄って、ババッァと買う事もあるのであります。
良くホテル担当のマッサーと「今日、買わなきゃいけない物何だべか??」と話し合っています。
遠征時にイタリアから忘れてはいけない買い出し品は、チーズと生ハム。
生ハムは、レース時のスタッフ用のサンドイッチに使うのですが、海外だとイタリア産は一気に高くなる。チーズも同じ…大量のチーズが選手、スタッフに消化されちゃう…




カミオンは、最高速度制限が100㌔以下ですから、例えば1000㌔移動なら単純計算で10時間かかりますね。
しかし、このフルゴーネは、普通の乗用車と同じ130㌔…
早く移動が可能という事もあるので、ちょっとした海外遠征には、こっちが出動するわけです。






右中段の写真は、カミオンの内部(働くスペース、物の保管にも余裕があります)
左のジョバンニの写っている写真は、フルゴーネ…
二人並ぶだけで肘が当たる位。
これは、3月のMonte Paschi Strade Biancheのレース前にカメラマンからパニーニを作るジョバンニをリクエストされ撮影してる風景です。


右の写真は、カミオンに貼られてるガットのファンクラブのポスター。いい写真だ・・・




お金の話が、チームの車両の話に見事に逸れていきました。
はい。

2011/09/09

IZEGEM

今日のレースで、宮澤選手が勝ちました。
アリーボ担当でしたが、彼をポディウム裏でコーディネートするのも初めて。
ベルギーは、自転車に対して熱狂的な国。
勝った彼に対して温かい声がたくさんかけられてました。
レースコンディションは、ベルギーですから厳しいですが、最終回に入ってからは、我々スタッフでは、あいつ行けるぞ!と話してました。


1998年のシーズンを共にした橋川とも連絡を取り合い、フィニッシュで会うことも出来ました。
当時お世話になったマッサーを交えて話していると、あの当時が少し甦る…
あの当時は何にも分からないまま、ベルギーに来て大変な思いをしたけど、懸命にやってたな…
明日はフランスに移動します。
明後日はパリ〜ブリュッセル。
この遠征もあと2レース。
そして世界選手権に向かいます。

2011/09/06

危ないじゃん

夕食時のテーブルで「ナイフを取ってちょうだい」と頼まれ、刃先を自分に向けて(テレビで見たのですが、看護婦さんがドクターにメスを渡すように…)「「はいよぉ」と渡してあげたら…

「マサ、この渡し方だと刺されるぞ!」と…
「刃先を相手に向けたら、傷つける可能性があるからアブねぇ~じゃんよ」と…私。
「お前は、相手に対しての配慮って事をしねぇ~のか?」と…私。
「俺たちは、そうしない…自分がアブねぇ~じゃん」と…
お互いナイフが危ないという意見は、一致してますが…

確かにそれぞれの意見も分かる気がするけど…
ナイフを取ってくれと頼んで、そして刺してくる様な奴なら、ナイフを渡さないのが良いのかもしれない。
もしくは、「自分で取りやがれ」と言うべきなのか??

で、結論としては、「ナイフを横に向けて渡しましょう」という着地点を見つけました。

お国柄なんでしょうか??
イタリア人皆がそうではないと思うけど…

レストランのテーブルでこんな事で、口論になりました。

今日、明日とレースがないのでゆっくりしています。

今日も全く自転車と関係ない話。

2011/09/05

チームカー‥‥

ベルギーのレース。補給には、ベルギーに滞在しているイタリア人の車を使ってます。
他のチームは、コースに入れるのに、我々はコースをコントロールしてる警官の近くを通り過ぎる度に、止めらる。
あのぉ〜我々はチームのスタッフで、補給に行くのです!と何度も説明しましたが‥‥
一般の車と間違えられる。
チームカーを一台しか持って来ていないのが問題。

血圧が上がりまくり。
同乗してたマッサーは、まだ新人。
何にも分かってない。

警察なんて無視して行っちゃおうとか言ってるし‥
イタリアなら入れるのに‥
と言ってる。
おい!ここは何処だよ!
イタリアじゃね〜んだよ。
と、何度も説明。
イライラしながら、何とか補給地点にたどり着きました。バスの置いてある場所から数キロしか離れてない所に一時間半かかりましたわ。

イタリアでも、レースがあり。
2グループに別れているから‥‥
聞いた話ですが、ラボバンクは22台のチームがあるそうですわ。
ちょっと想像出来ません。
管理が大変だろうな。

イタリア組は、昨日のセッティマーナ ロンバルダの最終ステージでは、ジョバンニが勝ち。
今日のロマーニャでは、ガットが勝ちました。

いい感じ。

天気は、レースの準備をしてる朝からスタート地点に着くまでは、雨。
幸いレース中は、降らなかった‥‥。

2011/09/04

天気‥

昨日、スイスの大渋滞にハマりながらも予定よりかなり遅れましたが、無事にHotelに着きました。
今日は、一日中良い天気に恵まれ、暑い一日でした。
明日のレースの為にこりゃ大量の氷が必要だなと感じる位。

しかし、夜遅くにベルギーに到着する選手達を空港に迎えに行く途中から、雷が落ち始め‥
選手達をピックアップし、Hotelに出発した途端に豪雨。
ワイパーがまったく効かない位。
20分で着くはずのHotelが遠く感じました。
絶対に事故は起こしたくないので、安全第一運転モード‼

Hotelに着いても止まない空を見て‥
明日は、温かい紅茶が必要かも‥‥と感じたのであります。

北に来たのを忘れてはいけない。

2011/09/02

ラストスパート

明日からベルギー、フランス遠征です。
1200㌔位。
今回は、2人でチームカーを運ぶので運転は交代しながらになります。
体力的に楽です。

5つのレースに参加します。

9月4日 GP Jef Scherens Leuven (1.1)
8日 Memorial Rik Van Steenbergen (1.1)
      9日  IZEGEM KOERSE (1.1)
10日 Paris - Bruxelles (1.HC)
11日 GP de Fourmies / La Voix du Nord (1.HC)


そして、このレースを終えて一旦イタリアに戻りますが、数日後にはデンマーク・コペンハーゲンに出発です。
ヨーロッパ側からのサポートスタッフとして、今年の世界選手権、ナショナルチームに帯同することになりました。
代表の選手達、そして一緒に活動するスタッフの方々も良く知った仲なので、連携に問題はないはず。
うまく機能して皆でいい仕事をしたいと思います。


その後すぐに
月末ベルギーで行われるCircuit Franco-Belge (2.1)がある・・・
あれ?もう一回、北に行く事になってた…


働くぞ。
アルバイテン。