2013/10/21

シーズン終了、そしてシーズンオフに突入

日曜日の宇都宮で行われたJAPAN CUPでは、Michael・Rogersが勝利。
最後のレースを最高の結果で終える事となりました。
まぁまぁ長い1日でした。

そして今日は、東京に移動しアフターパーティ。
ここでは多くのチーム、選手のファンの方々とお話しさせていただきました。
そしてなんとブエルタの時の写真を頂いてしまいました。
いい仲間とのレースの記憶が蘇ります。
ありがとうございました。

来期もまた、この仲間との仕事を楽しみにしながらもまずは……
ゆっくりします。

2013/10/20

ジャパンカップ

シーズン最終戦であるジャパンカップに参戦するため帰国しました。
すでに宇都宮にて数日過ごしていますが、選手、スタッフも大きな混乱もなく過ごしてます。
今シーズンを象徴するかのように、雨の予報……
余計な仕事が増えますが、気持ちよくシーズンを終えられる様にレースを味わいたいと思います。

最後のマッサージは、ロシア人のペトロフ。
ジロ、ヴエルタとも担当しましたが、最後に今シーズンありがとう!スパシーバ!と挨拶を交わしました。
日本の事が気に入ってますね。
うちのチームは、ジャパンカップに多く参戦してますし、宮澤選手もいますからね。

今回の選手達は、一番若くてマッティ。
つまり30歳以上の選手で構成された大人のチームです。
全ての選手達が経験豊富ですから、仕事もやりやすいのであります。
ま、中野マッサーとの2人体制で、レースは日本ですし…当然です。
チームはあくまでも日本への遠征。
当然、チームトラックもないですから、忘れ物の無いようにお互い注意を払ってます。

参った事に帰国3日目にして急に時差ボケ開始。
今朝はお腹が空いて3時半に起きてしまいもう寝れません。
長いシーズン最終戦の1日になります。

2013/10/13

明日はベゲッリ

今日はクリスが2位に入りました。
明日はベゲッリ、去年はニキが勝ち、ヨーロッパでの最終戦を最高の形で終えたのを覚えてます。

先程、シーズン最後のマッサージを終えました(ヨーロッパでの…まだジャパンカップが私には残っています)
最後の選手はマッテオ・トザット。
多くのレースで担当したベテラン選手。
今シーズンありがとうと挨拶を交わしました。

2013/10/11

最終戦へ…

今週末の土日はボローニャ近郊で行われる Giro dell'Emilia、 Gran Premio Bruno Beghelli の二連戦。
今シーズン、ヨーロッパでの最終戦です。
いつもレースの補給で使うタルトを作ってもらうパン屋のお姉ちゃんに挨拶、いつもガソリンを入れるスタンドのおっちゃんに挨拶…してきました。
「今シーズンはこれで終了ね。また来年!」と…

この数日は部屋の片付け、帰国のためのスーツケースの準備。
いつもこの時期にやる事です…

良いレースにしたいと思います。


2013/10/07

ロンバルディア

240kmの長い1日。
天気は最悪の状態はなんとか避ける事ができました。
我々は、4人がフィニッシュ。
マイカが今回もポディウムに上がる事が出来ました。
ジロ、ブエルタと走った若い彼もシーズン最終戦。
ゴール後、ロンバルディアのポディウムに上がれる事を素直に喜んでいました。
来年こそは勝利が欲しいとも…

アリーボ担当時のポディウムの裏側は着替えなどでドタバタしますが嬉しい仕事でもあります。
今年もいろんなレースで経験しました。

私のシーズンは来週末のボローニャ近郊の二連戦、そしてジャパンカップで終了です。

部屋の片付けとスーツケースの準備がまた始まります。

2013/10/06

明日はロンバルディア

シーズン最終戦となる選手も多いこのレース。
我々は、
アルベルト・コンタドール
ニコラス・ロッシュ
ラファエル・マイカ
マッティ・ブレッシェル
マイケル・ロジャース
クリスアンカー・ソレンセン
セルジオ・パウリーニョ
ローリー・ザーザーランド
の布陣。
240キロの長丁場。

去年、悪天候で多くの選手が第一補給地点でリタイアしたのを覚えてます。
今日は厚い雲に覆われましたが、雨は降ってません。
明日の天気の情報もいまいち。

2013/10/03

ミラノ−トリノ

昨年は、アルベルトの勝ったレース。
ラストに厳しい坂を2回上るレイアウト。
今年はマイカが2位となりました。
アルベルトは5位。

ポディウムに今年は多く上るマイカは、着替え中に…
もう2位、3位の表彰は十分経験した…
いつになったらテッペンに上れんだよ俺は!!
と嘆いていました。
ポディウムに上がることも簡単な事ではありませんが、いつかこの壁を破った時にはホントの彼のキャリアがスタートするのでしょう。

週末のロンバルディアに向けて、チームの雰囲気は悪くありません。
多くの選手はシーズン最終戦ともなります。
みんなに暴れて欲しいです。

今日のレースは夕方4時に終了しました。
レースが高速であったのもありますが、ブエルタとは大違いのタイムスケジュールに一緒にアリーボを担当したバレンティンと失笑してました。

2013/10/01

世界選手権終了

チームタイムトライアルを終えて、日本代表陣に合流し昨日までの1週間を共にしました。
残念ながらエリート男子、アンダー23の枠がとれず、ジュニアの男女、女子エリートのみ。
スタッフは、高橋監督、浅田コーチ、柿木コーチ、橋川コーチ、西メカとの協力体制。
それぞれのスタッフが各自動ける方々でしたので、仕事の連携がうまく機能したと感じています。

結果は選手達がしっかりと受け止めて、次に繋げて欲しいと思います。

今回の世界選は私の拠点であるトスカーナが舞台。
すでに街は片付けが始まって、祭りの後状態…となっています。

ブエルタから一気に世界選まで来ましたが、もう明日からシーズン終盤のレースに出発します。
ヨーロッパでのレースはあて4レースのみとなりました。
明日は10月。
数週間でシーズンも終わるんですねぇ。

2013/09/21

世界選手権

まず大会の初日にチームタイムトライアルが行われます。
世界選手権は国別のレースですが、タイムトライアルは所属チームで行われます。
我々は
ニキ、モロコフ、ニコラス、ボアロ、マッテオ、マッヅの構成。

レース後には、ニコラスはアイルランドのナショナルチームに合流、メカニックのファウスティーノはスペイン、私は日本代表へとバラバラになります。
こうなるのも世界選のみ。

トスカーナは快晴です。
暑いくらい。

2013/09/18

ヴエルタ終了

最終ステージはレース後マドリードに滞在する選手、スタッフの泊まるホテルの準備を終えてアリーボに向かいました。
このホテルは去年も使った場所でレース後歩いていける距離。
去年はチェックインの対応がうまくいかず大変な思いをした場所。

今年は去年の経験を活かして何とか無事に収まりました。

とはいえ、レセプションの対応には困りました。

レースはニコラス・ロッシュの総合5位。去年のアルベルトの優勝には届かずも、チーム全体としてこのレースは盛り上げられたと思います。

ステージ2勝、多くのポディウムに上がり嬉しい悲鳴もあげました。

スタッフ陣は素晴らしく、約1ヶ月の長期遠征ですが楽しく連携して動くことが出来ました。
大きなストレスなく過ごせたのもこの仲間のおかげです。

レース後は、バスク地方に住むメカニックの家に泊めてもらい休息。
肉、肉、肉のオンパレード。
マサ!食え!と…
私のエネルギーは炭水化物でなくタンパク質メインとなってます。

昨日、1300km弱の移動を済ませイタリアの拠点に1ヶ月ぶりにもどりました。

今後のレースは、世界選手権チームタイムトライアル。
そして、日本代表のサポートとなります。
10月には、ミラノ—トリノ、ロンバルディア、エミリア、ベゲッリの4レースでヨーロッパのシーズンも終了です。
ジャパンカップがシーズン最終戦。

もうすぐです。

2013/09/15

第20ステージ

明日の最終ステージは周回コースとなるため実質今日のレースが最終決戦となる重用な日。
距離は短いですが、密度の濃い内容のコース。
ゴール後の混乱やら、ゴールに向かう道で観客をかきわけながらの運転、フィニッシュ後の濃霧の中のまた下山する観客をかきわける運転…
まぁ最後にまたいろんな経験積みました。

マドリードへの大移動は、この街に住むメカニックに運転してもらいました。

最終日を前にコックの2人とボデイセラピストが帰宅。
それに伴いのキッチントラックは用済みとなるため、マッサーのバレンティンが運転するので彼も帰宅。
最後にこのレースを共に過ごした4人の写真を出発前にパチリ。
フランス人のFirmin,バスク人のValentin,中野マッサー。
皆それぞれの連携がもとからとれてるので快適でした。
約1ヶ月の共同作業ですから、相性も重要。
このグループでまた仕事がしたい。
そう思います。

明日のマドリードを終えたら、バスクにサンセバスチャンに寄ってイタリアに戻ります。

2013/09/14

第19ステージ

週末のマドリードがすぐそこ。
私はラストのGPMでボトル渡し。
ラストのニコラスのチャレンジはうまくいきませんでしたが、チームとして最後まで挑戦する姿はスタッフとしても楽しいもの。
明日の厳しいステージを終えたら、レース後にはマドリードへの長距離移動です。
という事で今日が最後のマッサージ。
今回のレース、大きな落車や怪我のトラブルは最小限に収まっています。
3週間の長い戦いですので、とても重要。
明日は補給とアリーボ担当。
残りのステージも楽しもうと思います。

2013/09/12

第17ステージ

休息日明けのステージ。

ホテルでのスタート準備中、冷たい風がビュンビュン。
クーラーボックスに入れた氷が気になるくらい。
補給に行く車の中では、陽射しの温かさに眠たくなりますが、外に出るとジャケットが必要なくらいの体感。
今日は初めてゴールで待つバスの中でゆっくりとレースの観戦が出来ました。
終盤でのチームの働きにより、ニコラスの総合も上がり、5位に上昇しました。
牽引力の豊かな、ニキ、マッテオ、マイケルが積極的な働きを見せチームの攻撃が見れました。
正直、レースの現場にいてもどんなレース展開でゴールしたのか?分からないことの方が多く…
テレビ観戦が一番わかりやすいですね。
アリーボでは、一般客が立ち入ってきてしまいゴールが見れません。
このレースの2勝とも実は目の前で見えてないのです。

写真はジロの直前チームに加入したメカニコのイバァン。
マドリード在住。
典型的なラテンの精神の持ち主。
若いですが、スペインの連盟を中心に活動し、世界選やオリンピックも経験した優秀なメカニコ。

冗談のセンスが良く、楽しい奴です。

2013/09/11

第2休息日

普段の仕事の流れが出来ているので、ほとんどの作業はお昼までに終えて、昼寝をする時間も持てました。
マッサージに関しても、時間に追われる事なくゆったり。

レース始めの頃がすでに別のレースの様な気もします。

ゆったりした時間を過ごすと自分が少し疲れている様な気もしますが、最高の仲間とのレースを楽しみたいと思います。

2013/09/10

第16ステージ

今日も上りゴールのステージ。
補給を終えてからのアリーボは集団を追い抜くチャンスがないため私はスタートからアリーボへ直接向かいました。
午前中の天気もよく先日の雨の中のステージとは大違い。
結果はクリスアンカーの10位、ニコラスは総合成績をキープとなりました。
レース後は休息日のホテルへ向けての大移動。
スタッフが着いたのが21時。
選手を乗せたバスが着いたのは、それよりも大幅に遅れ22時前。
直ちに食事に入り、マッサージは無しでした。
明日は休息日、仕事のリズムが完全に出来上がっているので余計なストレスもありません。
残りのステージも数えられる程…

明日はゆっくり時間を過ごしたいです。

2013/09/09

第15ステージ

早朝からレースの準備、そして220キロの山岳ステージと選手にとってもスタッフにとっても長い一日になりました。
テーブルにデザートが運ばれ食べ終えたら12時を回ってました。
さすがに今日は疲れました。

明日も山岳ステージ。
レース後の移動は220キロ。
しかし明後日は休息日です。
ここまで来たら、マドリードまであっという間。

マドリードといえば、オリンピックの選考相手。
東京に決定したら、マドリード在住のメカニックのivanは、悲しそうでしたが、日本にとって良いニュース。
6年後の自分がどうなってるのか?
想像もつきませんが、決定の瞬間は、ブエルタの最中だったと思いだせるでしょう。

今日のステージでは、昨日の極寒の一日で遅れてしまったニコラスが3位に入る健闘。
まだ諦めていないファイティングスピリッツを見せてもらいました。
ザウグ、マイカのサポートも素晴らしく、残りのステージでもまだ暴れてもらいたいです。
レース後半はフランスに入国。
国境を越えた途端、青空が見え‥
アリーボも雨の下でなくて助かりました。
もう午前一時。
寝ます。

2013/09/07

第13ステージ

ホテル。
綺麗な立派なホテルですが、自転車チームがレースで使うには難しい。
駐車場が遠すぎる、部屋に着くのに歩く‥
プライベートでゆっくり過ごしたりするには良いのでしょうが、我々は、動き回りますので…
ホテルのコーディネート組のNaka,Valentinは、かなりフロントとの対応に苦労したと聞きました。
レース後ゆっくり来る選手は、部屋に着いたら準備できているから、大変さは知りません。
実はレース組よりホテル組の方が経験が必要だったりするんです。
グランツールでは、ゲストも来ますしね。

明日から山岳ステージ、総合に響く重要な三日間です。
天気が怪しい。

2013/09/06

第12ステージ

休息日明けのタイムトライアルを終えて、通常のステージレースのルーティンに戻りました。
朝の準備で中野マッサーと休息日で抜いたテンションをもう1回、入れ直さないとね〜。と……
レースも後半戦に入りましたが、どうやら天気が山のステージでは崩れる事になりそうとか…
選手、スタッフに大きく負担となる、雨の中の山岳ステージ…
ジロの様に雪は降らないで下さい。

テーブルでは、日本語が使われ始めてる…
最初のミーティングでの英語を使いましょの指示はどこかに消えてます。

明日は、ラストのGPMでボトル渡しです。
東スペイン、北スペインを回り始めてます。

2013/09/05

第11ステージ

休息日を終えて、今日から再開。
個人タイムトライアル。
前半は上りと風。
後半は下りっぱなし。
私は第1走者のペトロフの伴走。
その後4人の選手が終わるのを待ちホテルへ運び、マッサージを直ちに開始。
遅れてくるマッサーの担当してる選手もマッサージ。
夕食に送り出すためには、それぞれ協力が必要です。
あいも変わらずスタッフの雰囲気は良く、現場で連携しています。
夕飯後にうだうだ過ごすのも楽しいなぁ〜。
Naka,Vakentin, Ivan Faustino, Dr.Peter...
皆いい仲間です。

2013/09/03

第10ステージ

明日の休息日を前に超級山岳でのフィニッシュと厳しいステージ。

レース後には、大会側の用意した飛行機で次の場所へ移動。
と言っても、これは各チーム、スタッフ数人と選手のみ。
当然ですが、レースで使う車両は陸送ですので、多くのスタッフは車の運転が必要となります。

どのチームも出来るだけ早く自転車を積み込み出発したいのですが、ホテルの駐車場が全チームに対応できないキャパで、ホテルに行く道が大渋滞。
私は結局、道を引き返したので混雑具合は見てませんが、担当した中野マッサーによるとまぁ大変だったらしい…‥
去年は、バルセロナオリンピックスタジアムで、シャワーを浴びましたが、当然駐車スペースでの大混乱はありませんでした。

やはり、超級山岳フィニッシュからの大移動は勘弁してほしい……

私はマドリード在住のメカニックの家に泊めてもらい、明日の早朝現地に入ります。
近所の海鮮レストランに連れて行ってもらいましたが、話題がオリンピックになり‥…
東京とのライバルだった事をすっかり忘れてました。

明日は休息日ですが、スタッフにとっては関係ないですね。
特に明後日はタイムトライアル。
メカニック達は大変。
写真は、海老の盛り合わせ…
5種類の味を満喫しました。

2013/09/02

第9ステージ

今日はラスト15キロの2級山岳頂上手前にてボトル渡し。
結果は、残念ながらリーダージャージを1秒差で奪われてしまいました。
明日で前半戦終了。
明後日は、第一休息日となります。
グランステージは、始まる前からかなり早めに現地入りするので今までの経験上、時間の経つのが遅く感じるものですが、我々にとって素晴らしい結果が出ているのと、現場スタッフのみんなが連携出来ているので私はあっという間に感じてます。

写真はスタート前のニコラス。
リーダージャージを見ると去年の記憶が一気に蘇ります。

明日はレース後大移動。
選手、監督、ドクター、ビャルネが飛行機移動。
朝には、2台のトラックは夜に着く選手達の為にすぐに出発し、チームバスはないスタートのみケアして、出発。
長い1日になります。

2013/09/01

第8ステージ

今日はさすがに暑く。
レース中のボトルの消費も激しく、補給地点でチームカーへのボトルの補充も必要なくらいでした。

ニコラス・ロッシュ選手がリーダージャージをゲット。
山岳ジャージ、複合ジャージ、そして失ってはいますが、ポイントジャージとすべてのジャージのポディウムをげっとした事になりました。
レースは中盤を迎えていますが、相変わらず、我々マッサーとメカニックの連携がとれているので、気持ちよく働いています。淡々とステージが消化されていく感覚です。

レースはまだまだいくつも山場はありますが、チームにとっていいレースになっているのは間違いありません。

2013/08/31

第7ステージ

コースレイアウトと地図を照らし合わせると…
見事に南に一直線。
昨日と同じ様なステージです。
しかし、朝の仕事時外に出た時の冷え込み感は全く無く南に移動してきているのを肌で感じます。

今日の補給地点では、気温もさほど上がらず、26℃程度。
時刻は15時頃。
日差しは強くても苦しい程の暑さではありませんでした。
しかし、ゴール地点での待機中17時頃には、気温も上がり、36℃。
スニーカーの色が黒なんで、足の甲が暑くて参りました。

フランス人マッサーのFirminと車での移動中に話したのですが、もし気温が上がったら、車のボンネットで目玉焼きできるねぇ〜という話になりましたが、フランスでも同じ表現するらしいです。
言葉は違えど例え話は、おなじになるなんて…面白い。

明日は、山岳Finish。
スペインの南まで移動します。

今年のヴエルタは大きく回ってます。

2013/08/30

第6ステージ

マイケル・モロコフ選手の勝利!
第一週目で2勝目です。
スタッフの雰囲気も良く、チームにとって嬉しい勝利です。
ニコラス・ロッシュ選手も毎回ポディウムに上がり普通では味わないアリーボの忙しさです。

今日は、レース後の移動もバイクでHOTELに帰れる距離。
当然、マッサージに費やせる時間も長くゆっくり出来ました。
明日も同じ様な仕事の流れ…
周りのスタッフが経験豊富なので、連携がとれ気持ち良く仕事が出来ています。

2013/08/29

第5ステージ

超山岳ステージではありませんが、アップダウンの激しいコースでマッサージをした、トザット、ペトロフの両選手とも脚にダメージを受けたとの事でした。
2人共ベテランの選手。
35歳オーバーでこのグランツールに参戦していますが、自分のコンディションは十分に把握しており、受け身ではありますが、マッサージに積極的に身体を参加させています。
表現がおかしいですが、マッサージを受けるのがうまいというか…
リラックスの仕方がうまいと言った方がいいのかもしれません。

まだ始まったばかりですが、HOTEL移動が始まると淡々と1日が過ぎていきます。
予想どおり、マッサージを終えたのも遅く、スタッフは23時にテーブルに着いての食事です。
明日はゴールからホテルまで6キロと近いので、ゆっくり施術できそうです。

写真はゴール近くで見つけたやたらと大きな観客………

2013/08/28

第4ステージ

ゴールまで35キロに設置されたGPMは、非常に厳しい坂。
私はちょうどキャラバン隊の後ろに居たのですが、坂の勾配がキツすぎて、上れず立ち往生…
観客は大喜び、警察はカンカン、オーガナイザーはアタフタ…
カオスでした。

夕食後はまたまたみんなで散歩。
ここはサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂まで散歩。

明日のステージもラストの山岳でボトル渡しです。

2013/08/27

第3ステージ

朝から寒く感じるくらいの風が強く吹く一日。
コースも最後にのぼりがあるだけとはいえ、風が強いため集団はとてもナーバスだったようです。
昨日のステージの勝利のよって今日はチームの表彰とニコラスのジャージキープの表彰がありました。

ヴエルタ始まってますが、ついにホテル移動も開始。
回り始めます。

2013/08/26

第2ステージ 勝利!!

ニコラス・ロッシュ選手の美しい勝利。
グランツールの前半戦での勝利ゲットによってチームの雰囲気も一段と良くなっています。
マッテオ・トザット、エフジェニー・ペトロフを今回のヴエルタでは担当していますが、二人とも嬉しそうにしていました。
そして、チームに帯同している、チームのヘッドのビヤルネ・リース氏もとても喜んでいて、チームカーを飛び下り、ロッシュのために働いて、集団から遅れてきたチームメート全員を待ち、全員を褒めていたそうです。
われわれは、フィニッシュ後の駐車場が大変で、どうやってホテルにスムーズに戻るかを中野マッサーと話していましたが、勝利は嬉しい悲鳴。
フィニッシュ地点を出発するころは、山頂付近も大混雑‥‥
今日のマッサージも遅くなってしまいました。

いやぁ〜、勝利は気持ちいいですね。

まだまだ先は長いですが、今日は喜んで寝ます。
アルコールの全く飲めない、メカニック、ファウスティーノとミネラルウオーターでいつもの乾杯しました。

2013/08/25

開幕

19時28分スタートのチームタイムトライアル。
結果は6位。
スタッフ側の動きとしては、大きなトラブルもなく、スタートできました。
マッサージは、脚のみで夕食に選手を送り出し、スタッフの食事は、気がつくと23時すぎてましたが、明日のスタートもゆっくるなので全く問題なし。

フィニッシュ地点が去年泊まったホテルの近く。
記憶が一瞬で蘇りました。

今回のヴエルタは中野マッサーと補給、アリーボの担当が多くなると思います。
現場では、名前の呼び間違えが多いので、とりあえず呼ばれたら振り返りる事にします。

2013/08/24

あす開幕

今日もコース試走の手伝い。
明日、いよいよブエルタが開幕します。
チームタイムトライアルですが、スタート時刻は19:28。
マッサージ開始と食事が遅くなるのは確定。
ただ幸いなのは、あと数日同じHOTELに連泊する事。
スーツケースの準備がないのは助かるなぁ〜。

グランツールの場合、レース開幕の3.4日前からホテルに入り、準備期間を過ごすのですが、いつもなら時間の経過が遅く感じるものなんですが、特に今回は何も感じず…
さぁ始まるか!って感じです。
マッサーのミーティングってものはなく…
普段の会話の中でふざけながらも、ちゃんと仕事の話も出来てるので快適です。

夕食後、マッサーとメカで軽く散歩。
みんな、お腹の調子が良い様で、歩きながらおなら連発。
みんなホントにガス抜きがうまいのです。

2013/08/23

ホテル‥‥‥

ホテルは良いのですが、駐車場には問題ありでして‥‥
チームのバスやトラック、チームカー、ワンボックスカーのほとんどは、ホテル周辺の道路に停めてます。
場所が無いため、ほとんどこんな感じぃ。
くっついてますね。
観光地の中心地は自転車チームの滞在には向いてないです。
ま、これを感じるのは、メカとマッサーだけでしょうがね。
車の管理してますから…

2013/08/22

ヴエルタ準備1日目

今日は、ホテルに続々とスタッフ、選手が到着。
私は空港へのピックアップを2回。
何だか運転手になった気分。

レースで使う補給食の準備も今日中に完了。
これはバスク出身のヴァレンティンがいつも買ってくるもの。
ピスタチオやアーモンド、ナッツなど様々な種類のタルトというか、ケーキというか…

それぞれ9個ずつ包んで、冷凍庫へ…
毎回、種類を変えて選手に提供します。
明日は、TTTのトレーニングと他のステージの下見予定。

夕食後外に出ると…
クーラーが効きすぎてる部屋の様なヒエヒエ感。
ここはジャケットが夜は必要ですが、南スペインは灼熱らしく、日が落ちても、なかなか冷え込まないらしいです。
まさしく、肌でスペイン一周を感じるでしょう。

2013/08/19

Vuelta a España に向けて…

フランスでのレースを終え、いつもの様に完全停止状態で休養しました。

24日から9月15日までの3週間のレースVuelta a Españaが始まります。

長い期間のグランツールは、様々な事が起こり得ます。
スタッフ全員とうまく連携して、乗り切りたいと思います。

まずはイタリアの拠点から南フランス、北スペインを横断し、2000キロのドライブ。
当然、スタート地点に移動しなければなりませんので‥
去年は北スペインを中心としたコースレイアウトでしたが、今年はまさしくスペインを回るレイアウト。
数回ステージ後の移動が長い日もありますが、それも楽しみたい。

最高のスタッフ達との仕事が待ち遠しく感じます。

去年のあのVueltaからもう1年が経ったなんて…
時間の経過がほんとに早く感じます。

2013/08/13

レース中ですが、夕食後、信じられないニュースを聞きました。

現場でいつもお世話になっついたプロコンチネンタルチーム、バルディアーニのイタリア人マッサージ師のドリアーノ氏が急に亡くなったと…

先日のデンマークでは、補給地点、アリーボ、ホテルで何度も顔をあわせていたのに。
いつも通りの元気な姿でした。

彼は私のイタリア1年目の2008年ニッポエンデカ時代から、レースの現場で優しく親しげに接してくれたマッサーでした。
2009年のアミカチップス時代には同僚として何レースか一緒にも活動しています。

私の現場での成長をいつも喜んでくれた身近な人。
突然のこと過ぎて、信じられません。

まだ、レースの現場で探してしまいそうです。

2013/08/11

昨日と違い、今日のフィニッシュはHotelから2キロ。
選手は、自走で戻ります。
マッサージの開始も早く、選手達を20時には夕食を送り出せました。

レースは、補給とアリーボ担当ですが、バレンティンとファウスティーノという強力なコンビと一緒でした。
2人の喧嘩のような会話が楽しい。
今回のスタッフは、全員ヴエルタ組なので先を見ながらの仕事ですが、連携が滑らかに機能してるので、3週間の長丁場も全く問題なしでしょう。
ヴエルタは、ここに中野マッサーとフィルマンというフランス人マッサーか加わります。
2人共経験豊富ですし、
この4人で一緒に働くのが楽しみです。

2013/08/10

第1ステージ タイムトライアル

ニキとセルジオが7秒差で、14/15位。
スタート時刻が毎ステージゆっくりなので、朝に全て準備できます。
今日も想像通り、マッサージの開始が遅くなり、最後の選手が終わったのも、23時過ぎ‥
明日の朝もゆっくりなので、問題はありません。
先輩マッサーのバレンティンから、「マサ!明日時間があるからってボトル作りすぎるなよ!」
「今から、ジロ・デ・ロンバルディアの準備は必要ないぜ!」
と冗談混じりに指導されてます。
ロンバルディアは、いわゆるシーズン最終戦の意味。
ホントは、北京やジャパンカップが最終戦ですが、こちらではそんな表現になります。
こちらもふざけて、「来年のティレーノ・アドリアティコの準備がしたい!」と返して、楽しんでます。
この雰囲気がたまらなく心地良いんです。

2013/08/09

フランス遠征

フランスのLyon近郊で行われるtour de l'Ain に帯同します。
朝の6時前には出発し、モンブランのトンネルを抜け約650キロのドライブ。
昼食にちょうど間に合う位に着きましたが、トンネルを抜けて、フランスに入国してからは、ずっと雨。
気温も15℃。
ホテルに着いてからの準備もジャケットが必要な位の冷え込みでした。
19時にリヨンに着く選手のピックアップに向かう頃には、太陽が顔を見せてくれましたが、40℃のイタリアから飛んできた選手達は皆、空気の違いに驚いていました。
明日は夕方18時から個人タイムトライアル。
明日の朝もゆっくり準備しよう。
って事になりました。
久しぶりに先輩マッサーのバレンティン氏との仕事。
楽しみます。
写真はモンテビアンコのトンネル入り口です。
イタリアのエスプレッソは、1週間がまん。

2013/08/05

ツールドデンマーク最終ステージ

ここ数日は、デンマークの短い夏を満喫するかの様に暑く汗かきまくりでした。
最終ステージは、次のレースの準備ともいえ、カミオンのキッチンの整理、バーやジェルの在庫確認など様々なチェックを行います。
次のレースで使うスタッフのためにも重要な事であります。
まぁ次に使うのも私なんですけどね。
自分が使うからではなく、仲間たちの為に必要な事ですね。

レースはフリーランスのマッサーに任せて、トラックの作業をずっとしてましたが、レースは、マッティが総合3位の成績で終了です。

ポーランドでは、マイカとクリスが健闘し、ヴエルタに向けてチームの状態も悪くありません。

次はフランスでのレースに帯同します。

明日の早朝出発のため、コペンハーゲン空港目の前のHiltonに泊まってます。
贅沢…
景色はさすがに素晴らしい!

2013/08/04

第4.5ステージ

午前中に105キロのステージを消化し、夕方18時より個人タイムトライアルというステージ。
最終走者のマッティは、20時15分スタート…
長い一日でした。
マッサージの配分は、タイムトライアルの前に行い、ホテルに戻ってからは、食事して寝るのみ。

スタッフは明日の最終ステージの準備や洗濯やらで遅くまでの作業となってしまいました。

結果としては、総合3位に落ちてしまいましたが、監督からは十分健闘したと言われてましたね。

地元デンマーク。
多くのファンから声援を受ける我々ですが、ステージ2勝は決して悪くない成績だと思います。

明日も最後にみんなでかまして欲しい。

2013/08/03

ステージ連勝

今日のステージもマッティが勝ちました。
れんしょうでしかも、リーダージャージまでゲット。
チームの雰囲気もよく、気持ちよく仕事ができています。
彼はあくまでも、ステージを狙って、レースに望んでいます。
リーダージャージにこだわることなく、各ステージに集中するでしょう。

今日は連日の涼しさが消え、暑い一日でした。
北欧系のスタッフはみんな顔と首が真っ赤っ赤で帰ってきています。
明日もホテル先回りします。
100キロの短いステージ後、夕方にタイムトライアルです。
明日は、ボアロ選手に期待です。

2013/08/02

ステージ勝利

第2ステージは、素晴しいフィニッシュ。
マッティ・ブレッシェル選手が勝利!
そして、2位にはマルコ・クンプ選手が入りワンツーフィニッシュ。
予想以上の結果。
このレースは、毎ステージの1,2,3位のポディウムがあるため、2人を相手。
ドタバタになりましたが、やっぱり勝つと気分が良いなぁ〜。
スタート直前まで降っていた雨も結局レースが始まるとやみ、雨の中でのレースは避けられました。

後半戦に突入し、各グループポディウムの頻度が上がって来ています。
残り3ヶ月のシーズン頑張ります。

実は…
フィニッシュラインの後がカーブしてるので、我々は直接見れなかったんですよね。
左利きのマッティのガッツポーズを見て、勝ったのを理解しました。
マルコの2位はかなり後で知ったのでした……

2013/08/01

第1ステージ終了。

先日までの南ヨーロッパとは明らかに違う天候のなかスタートしていきました。
気温は25℃よりも下。
私にとっては快適ですが、選手にとっては厄介な風が吹く環境です。
デンマークは、山がないのでコースプロファイル的には、強度は高くないものの風邪が吹くので全く楽なステージにはなりません。                        

私はホテル先回りでしたので、レースは全く見てません。
生中継もなし。

明日はレース担当です。

移動中に感じましたが、山がないだけに空が広く感じます。

日も長く、22時すぎでもまだ真っ暗ではありません…

2013/07/31

明日、スタートします。

今日は準備の1日。
午前中にボトルの準備、買い出しを済ませて午後は選手のピックアップをしに空港までDrive。

今日も涼しかった。
しかし、選手にとってここは、風が強くレースはコースプロファイル違った負荷がかかるとのこと。
道端のデンマーク国旗もパタパタなびいております。

夕方に綺麗な虹が見れました。
少し感激。
自然のパワーは素晴らしい。

2013/07/30

デンマーク上陸

明後日から始まるツール・ド・デンマーク。
イタリアのピサ空港早朝に出発し、コペンハーゲンへ到着。
我々のチームはデンマーク国籍。
コペンハーゲンから、車で15分程の所にあるRiis Cyclingへ…。
チームオフィスには、普段メールや電話でしかコンタクトを取らないいわゆるオフィスのスタッフが常時勤務しています。
チームのスタッフは、レースの現場だけでなくオフィスのスタッフの働きも重要なのであります。
ほとんどのスタッフとは、去年のチームビルディングキャンプ以来の再会。
オフィスでの用事を済ませて、第1ステージのHOTELへ出発です。
オフィスで飲んでるミネラルウォーターもらいました。

昨日の北イタリアでは40℃中の運転をしましたが、今日のデンマーク、同じ時間だと15℃も違う…
窓全開で気持ち良く運転しました。
クーラー必要なし…

でも、オフィスのスタッフは、今日は暑いわぁ〜って嘆いてたんですよね。
ラテンの国と北欧はこんなに違うのですね。
明日は選手達が集合してきます。

2013/07/29

ツール・ド・ポーランド 第2ステージ

今日のステージも山岳。
スタート地点は、先日、参戦したイタリア選手権タイムトライアルのゴール地点。
トレント周辺は山に込まれた綺麗なところ。
今日は日曜ということもありたくさんのツーリングするオートバイ軍団と出くわしました。
今日のステージ後には、ポーランドに乗り込むため、チームトラックは朝には出発。
チームバスもスタートだけフォローして、出発。
レースを行うマッサー達はレース後に移動開始…
選手とドクター、監督は飛行機移動。
まぁいつものパターンですね。

私は補給地点後の山を超えて、次の上り手間で、補給を行いおさらばして来ました。
とはいえ…。
バカンスシーズンですので、高速は渋滞。
450キロの移動に5時間半。
明日の早朝には、デンマーク入りし、明後日からはツール・ド・デンマークがスタートします。

帰り道…
クーラーの効きが良くないかな?と思ったら、外が異常に暑かったのです。
イタリアはコンガリ日焼けした人がゾロゾロいます。
夏真っ盛りですね。

2013/07/28

ツール・ド・ポーランド 第1ステージ

初っ端から、山頂ゴールの厳しいレイアウト。
総合系の選手は、初日から気の抜けないステージです。
私は、ホテル先乗り隊でした。
今日のホテルはゴール後2キロに位置しています。
ここは、山の中。
当然、天気もコロコロ変わり激しい雨が降った思ったら、太陽が顔を出すの繰り返し……
仕事は順調に動いたので、雨の影響はほとんど受けませんでしたが、スタート前の天気とは大違い。
真夏のレースですので、さすがにジロのような雪の心配はありませんでした。
明日は、補給を担当しサケットを渡したらレースは追わずに帰宅です。
明後日の朝には、コペンハーゲンに飛ばなくてはならないので…

今年はジロでここを来ましたが、イタリア選手権もここトレンティーノ。
そして、ツール・ド・ポーランドまでも…
ここは自転車レース開催に力を入れてるのを強く感じます。
ホテルの対応もとても紳士的で動きやすいです。

明日のステージ後選手は、飛行機移動。
他のスタッフは、陸路でポーランドへ向かいます。1050キロの移動らしい。
まぁ、明後日は休息日なんで、選手は問題はなさそうです。

2013/07/27

後半戦突入

シーズン前半戦は、スペインでの合宿から始まり、カタール・オマーン、ティレーノ・アドリアティコ、ミラノ・サンレモ、カタルーニャ、シチリア島での合宿、トルコ、ジロ・デ・イタリア、スイス、イタリア選手権と立て続けにレースをこなし遠征の日々が続いてました。
ツール・ド・フランス期間中に休養をもらい、日本への一時帰国でゆっくり。
そして後半戦に突入です。

急遽予定の変更があり、ツール・ド・ポーランドのイタリアステージのみHELPする事になりました。
明後日からは、コペンハーゲンに飛び、ツール・ド・デンマークです。
頭を一旦停止していたので、レース活動におけるマッサーの役割を再確認。
気を引き締めてレースします。
私がこのレースを手伝いに来ると知らなかったスタッフは、驚いて、喜んでくれてます。
チームスタッフ間の連携はとても重要。
それぞれの仕事を尊重して皆で同じ方向を見てうまく機能していけたらチームの雰囲気も上がります。
第1ステージから、山岳ですが良いスタートを切りたいと思います。

シーズン終了まで3ヶ月。
きっちりとじぶんの役割を果たしたい。
そう思います。

2013/07/03

初ツール・ド・フランス チームタイムトライアル

昨日、夕方にニースのホテルに先乗りし、遅れてくるチームの受け入れの準備を行いました。
私にとって、初めてのツール・ド・フランスへの帯同となります。(1日だけですけど・・・)

まず、私がするべきことは・・・
ホテルとの部屋割りの交渉。
遅れて到着するチームトラックからのスーツケース、マッサージテーブルなどの搬送。
そして、ホテルに到着できないマッサーの担当する選手へのマッサージ。

まず、ホテルとの交渉なのですが、大将がまぁまぁ頭が硬い。
頑固、融通を利かせてくれない・・・
自転車チームの宿泊する場合、部屋割りにはいろいろこちら側からの要求もあります。
できるだけ、各部屋同じフロアにしてもらいたい。
マッサージに使う、タオル、シーツなどを用意して貰いたい。
食事のテーブルのセッティングの要求。
いろいろあるわけですが、まぁ話が全く進まない・・・。
私のフランス語のレベルなんて、無いに等しいですし、フロントにいたイタリア語の話せるスタッフに大将の説得をお願いしても、頑固に「俺がやるから横槍入れるんじゃねぇ!俺が決める!」ってな感じで・・・。

しかもグランツールの場合、チームに多くのゲストが同じホテルに泊まるわけで・・・
昨日も今まで見たこともないゲストが我々よりも早く着いていて、早く部屋に入りたいとせがまれたり・・・

まぁ、マッサージが始まる前からいろいろスムーズに事が進まずストレスが溜まっていました。
19時ごろにやっと、トラックが到着し経験豊富なフランス人マッサーとホテルとの交渉をチェンジしてもらったのですが・・・
百戦錬磨の彼でも、ここの大将は、全く話を聞いてくれないと嘆いていました。
「マサ・・・お前の問題じゃないよ・・・この状況は」と一言。

その後、思っていたよりも早く選手たちが到着し、全選手と挨拶を交わし部屋への誘導。
私は、マイケル・ロジャース、マッテオ・トザットの二人を担当。
コルシカ島でのステージの出来事や、チームの雰囲気などを話ながらマッサージしましたが、私の合流を喜んでくれ・・・

遅い夕食後には、キッチントラックの発電機が壊れてしまっていて、修理が間に合わず、翌日の朝に修理工場に運ぶためにレースの会場から離れたの空港のパーキングまで運ぶ事になりました。
レース当日は、交通規制が厳しくなるのと、そして朝から大きなトラックを運ぶのば渋滞も考えると大きな時間のロスになる、そんなら夜のうちに運んでおこう・・・って事です。
それで、最終的にホテルに戻って落ち着いたのが夜の1時。

レースの当日。
チームタイムトライアルのスタートは、夕方の16時11分。
遅れて早朝に到着した他のスタッフと挨拶を交わして、車の整理、トラックの整理などなど、レース後同じホテルに戻るのでそれだけは助かりました。
しかし、レース会場に着くなり、多くの観客、閉鎖された道でチームバスの場所に着くのに一苦労。
タイムトライアルの場合は、スタート前にバイクのコントロールが行われます。
我々のチームは、TTバイクをスタッフが、スタート地点のコントロールまで持ってきていおいて、チェックを済ませ、ノーバルバイクで到着した選手にスタート直前にバイクを渡すシステム。
私は、中途半端に離れているバスとスタート地点を何度も往復しましたが、人が入り乱れ、そして多くの車両の隙間をすり抜ける必要が有るため、まぁ汗だくで動きまわってました。

このステージは、やっとフランス本土に乗り込んできたツール・ド・フランスという事とチームタイムトライアルという事そしてニースという大都市とう事も重なり、非常に多くの人で混雑。
「いやぁ〜こりゃ大変だ」と思いましたが・・・。
だから私が呼ばれたのだと途中になって気づき、勝手に納得してました。

チームとしては、全体の4位の好成績。
大きく遅れることもなく、各選手いいポジションに位置しています。

まだ始まったばかりのツールですが、チーム全体でいい雰囲気の中ステージを消化して貰いたいと思います。


これで、私の前半戦のプログラムは、全て終了。
次は、月末までレースは無し。
中旬には、10人規模のトレーニングキャンプがありますが、私は参加せずに休暇をもらい一時帰国します。
部屋の掃除と日本へのスーツケースの準備にとりかかります。

2013/06/26

お見送り。

イタリア選手権を終えて、ガルダ湖近郊に住むクロイツゲル選手の所に滞在中の中野マッサーをピックアップし、トスカーナのアパートで数日過ごしていました。
彼は、今朝ツール・ド・フランスのスタート地であるコルシカ島に出発。
フェリーの出発地であるリボルノは、Luccaのアパートから40分の所。


今朝、監督のファブリッツオ・グイディ、スタッフのリカルド、そしてダニエレ・ベンナーティ選手とともに出発して行きました。

つい先日、ジロが終わったばかりにも感じますが、ついにツールが週末から始まります。
我々のチームにとって、このツールは勝負しにいくレース。
素晴らしい仲間たちは、3週間後のパリに向けて、厳しい戦いに臨みます。
是非とも皆で喜びを味わいたい。

私は、今回のツールには、コルシカ島での3ステージを終えてニースに移動していくる一番タイムスケジュールの忙しい7月1日からの数日間のみチームのバックアップのために合流します。

その後は、一旦休養に入り、7月末のデンマーク、フランスのステージレース、そしてヴエルタ・エスパーニャの担当となっています。


2013/06/24

イタリア選手権 TT


ここはリンゴの名産地なんです。
今日はタイムトライアル。
マニュエレ・ボアロ選手が出走。
彼はタイムトライアルを得意とする選手。
昨年、今年のジロでもタイムトライアルのステージで良いパフォーマンスを発揮しました。
今日は5位…
満足行っていないでしょう。
一昨年の選手権では2位。
もう一歩の所にいるのは間違いないのですが、やはり勝って上のステージに行って欲しい。
そう思います。
そして……
このイタリア選手権にてシーズン前半のレースプログラムは一旦終了。
この前半は、カナリア諸島でのキャンプから始まり様々なレースに帯同しました。
あれだけ天気に悩まされたジロも、この夏を迎えたいい天気のイタリアにいるとそんな事もあったねぇ〜ってな感じで、遠い昔に感じるのです。

2013/06/22

イタリア選手権

北イタリアのトレント近くの街に来ています。
ここは、例年Trofeo Melinda というレースが行われている地域。
りんごのブランドでこのMelindaは知られています。
夏の終わりに開催されてたレース。
ニッポ時代に、イタリアのシーズン最終戦(ツール・ド・北海道のために帰国するので…)で来たのを思い出します。

このレース自体が、イタリア選手権となるのであります。
レースブックを見ても、イタリア選手権というよりもいつものレースブックといった感じ。

このレースは多くの選手がリタイヤし完走率の低いレースと覚えています。
レース強度は高く、厳しいレースになることは間違いありません。
レースに対するモティベーションの違いがはっきりするでしょう。
明日は、マッテオ・トザット選手のみの出走。

同じホテルには、Astana,BMCが泊まってます。

2013/06/21

週末に向けて

ツール・ド・スイスを終えて、ゆっくり・・・と思いきや、イタリア選手権に向けての最終調整の為にマニュエレ・ボアロ選手がルッカのアパートに来ています。
とはいえ、彼の練習に同行する訳でもなく、夕食前にマッサージをするだけ。

レース時、スタッフは選手よりも早く起きて、食事を済ませ仕事にとりかかります。
でもこの数日は、全く逆。
ボアロ選手は、勝手に起きて朝食を済ませ・・・練習に出かける時にちょうど私が起きて顔を合わすといった状況。

明日から現地に入ります。
仕事モードのスイッチ入れ直します。

いい天気が続いてくれますように・・・。


2013/06/18

ツールドスイス終わりました

9ステージで行われたツールドスイス。
レース前半は、チームバスが故障したり、悪天候の影響でステージが短縮されたりと仕事において良いスタートを切れませんでしたが、後半は素晴らしい天気の中でのレース。
我々の仕事もスムーズに動き、時間の経過が早く感じました。

中野マッサーとの仕事は、非常に連携しやすく、雑務が淡々と片付いて行きました。
うまく仕事が流れるとほんとにシンプルに片付いて行くのですね。
自分1人での時は、勝手に自分自身で複雑化してるのかもしれません…

今週末は、各国の選手権。
イタリア選手権に帯同しますが、ロードはマッテオ、TTはマニュエレ。
とってもシンプルな帯同となります。

やっとヨーロッパに夏到来です。
洗濯物の乾きが違う!

2013/06/15

何かが起きる

朝から中野マッサーとレースの準備。
何だか…おかしい位にシンプルに片付いている。
なんか大切な事抜けてないよね?と何度も確認しました。
ジロなどと比べるとコンパクトなスタッフ編成ですが、選手も大人が多く、いろいろスムーズ。
んでもって…
異常にスムーズな時は、やっぱり何か起きるわけでして…

スタート地点に着いてから、私のPocketから、HOTELの鍵が、出てきました…
しかも特殊な構造の鍵。
知らんぷり出来るわけもなく…
戻る事になりました。
幸いにも、補給地点に行く道から数キロの所にあるホテルだったので、セーフ。

あと2ステージとはいえ、最終日はタイムトライアル。
いい形でレースを締めくくりたいです。

2013/06/13

ついに快晴

連日のはっきりしない天気の中でのレースでしたが、今日は朝からいい天気。
補給地点では、レース先導のキャラバン隊からアイスをゲットし、ペロリ。
ヒリヒリと感じる陽射しの中でのレースでした。

レース後の洗濯物の量が半分で済む…。
これは、ありがたい。

いやぁ〜ジロみたいにレース後の移動が200kmではありませんが、結局、終わる時刻が遅ければ同じようなもの。
なんせ、レースが終わってホテルに着いて、マッサージを開始するのが、20時半過ぎ。
選手を食事に送り出すのが遅くなり、我々スタッフは23時過ぎても、テーブルにまだいる状態…

もうちょっと時間に余裕をもって施術したいもんです。

レースも後半に入ります。
週末まで、いい雰囲気で乗り切って行きたいと思います。

明日は、氷を少々使いそう。

2013/06/11

3ステージ終了。

今日も雨。
温かい紅茶の準備は毎度の事。
被害妄想の様に紅茶の準備をしてしまう…

スタート時、補給時の気温は寒いとまでは下がりませんでした…
しかし、最後の山岳では、気温も一気に落ち込み、選手の身体を冷やし切ってしまいました。
レース後戻ってくた選手は、ガクガクブルブル。
紅茶の準備をしておいて良かった…

チーム内の雰囲気も良く、余計な仕事が増えてしまう雨のステージでも何だか楽しんで仕事してます。

明日は、レース直前に壊れたチームバスも戻ってくるとの事、そして天気が良いかもしれないって事です。

2013/06/09

レース活動再開

ツールドスイスに来ています。
ホテルはまだ、イタリア語を使う地域なので困ることはありません。
中野マッサーと今シーズン初のレース。
選手達も若手選手がいないので、大人のチームといったところでしょうか?
いい雰囲気です。
担当は、トザット選手とペトロフ選手。
2人とも35歳オーバー。
それぞれ経験豊富な選手なので、マッサージもスムーズです。

スタッフ構成はジロの時とはまた違う構成。
いつもレースで相部屋になるバスク人のイニャーキとはミラノ〜サンレモ以来。

スタッフ間のコミュニケーションを楽しんでます。

次の日曜までいい雰囲気でレースを進めて行きたいと思います。

明日のステージは、最近の異常気象の影響でショートカットされます…

2013/06/07

冬眠終了

5月のジロも終わり随分と時間が経ってしまいました。
結局、ほとんど更新せず・・・。
全く、ブログを書く気分にならなかった・・・。

そして、ジロの後、トスカーナのアパートに戻りゆっくり休んでいましたが、まぁ天気が安定しない・・・。
そして、寒い・・・。
昼でも上着が必要なくらいでした。

私に関しては、春先からの遠征続きのリズムを完全に断ち切り、朝アラームもセットせずに好きな時間に起きて好きな時間に食べる・・・の生活をしてました。
好きなだけ寝てました。
まさしく冬眠生活。

ここ数日は、やっと空も晴れ渡り、気分よく過ごしました。

明日からまた、現場に出発です。
ツール・ド・スイスに帯同してきます。

この6月、7月は私は余裕を持ったプログラム。
ツール・ド・スイス
イタリア選手権
ツール・ド・フランス(コルシカ島〜ニースのステージ前後のサポートのみです)
ツール・ド・デンマーク
の予定です。


もうこの時期になると、シーズンの残りが見えてくるのも確か・・・
時間が経つのは早いので、現場を楽しみつつ、いい仕事を出来るように心がけたいと思います。


2013/05/13

休息日

ジロが始まって、全くブログの更新が滞ってました。
今日は、休息日。
時間に余裕があるので、カミオンのマッサーが担当する部分の整理整頓を行い、買い出しも済ませました。
昼食後は、夕食に間に合うようにマッサージを終わらせれば良いので、少しゆっくり自分のための時間が作れます。
ジロが始まってから、チーム内での仕事分担等で様々なストレスもありましたが、休息日を迎え気持ちをリフレッシュして後半戦に臨みたいと思います。

今回のジロでは、Team内での自分の立場、責任感が増し、今まで経験したジロとは全く違うレースに感じます。
これを乗り切れば・・・。
頑張るのみです。

後半戦、これからレースももっと厳しくなります。
チームとして良い結果を残したい。
そう思います。

2013/05/05

第1ステージ Napoli-Napoli

昨日のプレゼンテーションの会場をスタートし、周回のレースとなりました。
午後の2時過ぎのスタートですので、気温も上がり、真夏のレースと同じ感覚でのレースとなりました。
私は本来、ホテル組なのでホテルに待機していても良かったのですが、レースの現場に顔を出して補給の手伝いを行いました。
トルコで一緒だった各チームのスタッフ達と「おぅ久しぶり」なんて挨拶したリして、ふざけ合うのも現場の楽しみの一つです。

明日は、チームタイムトライアル。
昨年は、予想以上の好成績。
今年のチームも良いパフォーマンスを発揮して欲しいです。
チームの雰囲気も良いですし、チームとしていい流れを作れたらと思います。

問題は・・・
レース後。
ホテルに移動するためには、当然の事ですが車両を運ばなくてはなりません。
選手、監督、メカニック、マッサー、ドクターは早めの便の出発予定ですが、監督によりとあくまでも予定であってレース後の状況次第とのこと。
つまり、誰もどうなるか分からないとの事であります。

たしかに今日は、昨日の渋滞を考慮して、20キロの移動に1時間半弱の計算で(東京での移動みたいなイメージです。渋滞はあるものとしての考え)ホテルを出発しましたが、非常に道が空いていて、結局スタート時刻の2時間前に指定の駐車場に着いてしまいました。
明日は、その逆となるでしょうね。

2013/05/04

ジロ チームプレゼンテーション

いよいよジロが始まります。
今日は、チームプレゼンテーション。
午後に行われましたが、その後我々のスポンサーであるTinkoffを交えてのイベントが有り、我々はプレゼンの後ホテルには戻らずに会場近くのヨットクラブに残りました。
マッサーは、マッサージテーブルを持ち込み、開放感のあるテラスにてマッサージを行いました。
ホテルに戻ったのは、9時前・・・
ついて直ぐに食事を済ませ、長い1日の終了です。
明日の第1ステージは、130キロと短いですが、明後日のチームタイムトライアルは、フェリーを使っての移動です。
これまた、大変な1日になるのは確定です。
私は、レースの前半戦はホテルの先回りの担当のため、ジロの雰囲気を少しだけ味わってとりあえず、雑務に回ります。
大変だけど、ジロの雰囲気は好きだなぁ〜。

2013/04/30

次のプログラムへ…


昨日無事にイタリアのアパートに戻りました。
ミラノに着いたら、大雨。
空港周辺の空気はかなり冷え込んでいて、半袖でうろちょろしてるのは私くらい…
スーツケースから直ちにジャケットを取り出しました。
電車で南下しトスカーナが近づくと空も明るくなり始め、今度は蒸し暑さでおでこに汗が吹き出てくる…
結局アパートにつく時は、ジャケットは着てませんでした…
一気に洗濯を済ませて、スーツケースのまた準備。
次のレースプログラムに突入です。


Giro d'Italia

我々のチーム構成は…

Rory Sutherland (Australia)
Mads Christensen (Denmark)
Matti Breschel (Denmark)
Karsten Kroon (Holland)
Daniele Bennati (Italy)
Manuele Boaro (Italy)
Rafal Majka (Poland)
Bruno Pires (Portugal)
Evgeny Petrov (Russia)

総合では若手のMajka、ベテランのSutherlandを中心とした構成です。
ステージを狙えるチャンスもそれぞれの選手にあるはず。
各選手、そしてチームとして良いパフォーマンスを発揮できるように3週間の長いレースを周りのスタッフと共に乗り切りたいと思います。

まずはナポリへ…
明日、トスカーナに住む選手をピックアップして向かいます。



2013/04/28

最終ステージ前夜

ツアーオブトルコも遂に最終ステージの舞台となるイスタンブールに飛行機移動で到着しました。
空港からのバスで今年からアスタナに移籍した元チームメイトのグアルディーニと隣。
お互いの環境も変わったけど、彼のベネト弁は相変わらず。
アスタナも我々と同様に多国籍軍団・・・。
イタリア人が多くなったとはいえ、英語、スペイン語、ロシア語も飛び交うとのこと。
我々は、英語、フランス語、スペイン語、英語、オランダ語、フラマン語、バスク語、日本語・・・。
こう考えると・・・よくまぁコンタクト取れるもんだなぁ。と感心したり・・・。
最後のバスク語と日本語はコアなスタッフでの会話ということです。


今回のトルコには、グリーンエッジも来ていますが、Team国籍はオーストラリアですが、なんと8人もバスク人がいるとの事。
私の変なバスク語の挨拶に気持ちよく、日本語で返事をしてくる。
驚いたけど、よく考えたら別府選手が所属してるから・・・。
レースの現場で特に仲良くしているチームの一つであります。

明日の最終ステージを終えたら、もう4月のプログラムも終了。
気持よくレースを終えたいです。

2013/04/23

ツアー・オブ・ターキー第2ステージ終了

シチリア島エトナ山でのキャンプを終えて、すでにトルコにてレースが始まっています。
ツアー・オブ・ターキーです。
今年で4年連続となるため、バスの運転手や地元のファンがお前の顔を覚えてると言われております。
トレーニングキャンプから、トルコ、そしてジロへと帯同が続くため体調管理に気をつけて、飛ばし過ぎないように働いています。
トルコには、多くの知り合いのジャーナリストが来ているので、それもまた楽しく感じています。

平坦ステージが続きましたが、明日は山岳となります。
トルコは私の感覚では、落車が多い気がします。
今日もゴール前での大落車が発生したようですが、我々の選手には大きな影響がなかったのは幸いです。

今回担当する選手は、Bruno Pires,Jay McCathy,Timothy Dugganの3選手。
Timmyはオーストラリアでの落車による怪我からの復帰戦。
アメリカナショナルジャージの姿も今シーズン初めて見ています。

イスタンブールまでのレース。
選手、スタッフにとって良いレースとなるように頑張ります。

2013/04/15

Mt.Etna 終盤

シチリア島エトナ山でのトレーニングキャンプも終盤を迎え、今日はペトロフ選手が帰宅しました。

ロシア人の彼のメンタリティーは、いわゆる欧米の選手とちょっと違う。
ソ連時代を経験している彼の話は、魅力的です。
厳しい時代を経験している選手は、いわゆる我慢の出来る選手。
ヴォルタ・カタルーニャから彼をマッサージしていますが、普段からの振る舞い、発言にも尊敬できる事が多くありました。
これからのレースでもいい働きを期待したいと思います。

そして・・・空港に送る前にホテルのロビーでアムステル・ゴールドレースを皆でTV観戦。
ラスト10㌔からは、コーチのピノがもう落ち着かず・・・。
クロイツゲル選手の勝利という素晴らしい結果を皆で喜びました。
チームにとって、選手、スタッフにとっても嬉しいニュースです。

まだ続くアルデンヌクラシック。
チームのいい雰囲気を持続して、いい結果を残して欲しいですね。

我々シチリア組は、火曜日にキャンプを終えて、それぞれ家に帰ります。
来週からは、ツアーオブトルコ組、ツール・ド・ロマンディ組に分かれます。
今回の選手4人は、みんなロマンディ組・・・。
彼らの走りに期待します。
私は、ジロの最終ステージまでアパートで過ごすのがたった2日と判明。
思いっきり気を抜くことは、もう出来ませんが、このキャンプはリラックスして過ごせました。
あと2日、しっかりとキャンプを終えて皆をまた現場に送り出したい。
そう思います。


皆で良いシーズンにしたいと強く思います。

2013/04/07

今日も快晴。

今日は長距離。
朝の10時半に出発し、戻ったのが17時半。
疲労感いっぱいの選手をマッサージしましたが、普段は施術時に選手から疲労感を私自身が受け付けない様にしてるんですが・・・
今日は、2人やっただけでどんより・・・。
正直、お昼からマッサージ開始までゆっくりしてたので体力的な疲労はないのに・・・
ちょいと自分に驚きました。

キャンプも天気に恵まれ、トレーニングメニューをしっかりこなすこと出来ています。
選手全員が集まるような、大型のキャンプではないので選手一人一人とコーチが言葉を多く交わしながら、過ごしています。




マッサーの仕事としては、トレーニング後のマッサージ、ボトル、補給食の管理など・・・
 
 4人の選手ですので準備は楽ですし、マッサージは2人ずつ。
毎日、何かと買い出しに行く必要がでるので、いちいちエトナ山の麓の街まで運転が必要ですが、それはそれでいい気分転換になります。