2014/06/16

Dauphine 終了

最終ステージは、130キロの短いステージでありながらも厳しいステージ。
天候も連日の暑さとは全く別物。
一応、温かい紅茶の準備は済ませました。
前半47キロ地点のGPMにて補給を行いましたが、通常、130キロ程度の距離であれば補給は必要ないですが、レース強度、レースの状況からチーム首脳陣からの支持で我々は補給をすることになりました。

補給を終えた後、アリーボに向かいましたが、フランス警察は交通規制が非常に厳しく、かなり大変でレース残り5キロの地点でアリーボに到着、今回はフランス人マッサーのフィルマンが担当し、私はレース後の片付け、レース後各地へ散らばる選手スタッフのスーツケースの配分などを行いましたが、片付け中から雨がまた強く降り始めドタバタ…

レースの内容もほとんど見ることが出来ませんでしたが、レース展開が我々にとって困難なものとなり、残念ながらアルベルトは、総合2位となってしまいました。

あくまでも、標準はツール・ド・フランス。

私は、数日後に一旦帰国し休養をとります。

昨日は、深夜0時にアパートに到着、そのままベッドに倒れこんで寝てしまい。
連日早朝に起きていたので、今日は6時半に目が覚めてしまいました。

2014/06/15

アルベルト首位に…

今日のステージは重要ですが、私は1人で補給を行い、集団を抜いてアリーボに向かいました。
ラストはアリーボにある巨大なビジョンで見ることが出来ましたが、現場でもアルベルトのアタックに観客は興奮状態でした。
素晴らしい結果に今日レースの現場に到着したチームオーナーのオレッグも大喜びです。

明日の最終ステージがとても重要。
チームでツールドフランスに向けて良い形でレースを終える事が重要です。
明日は天気が不安定らしい…


2014/06/06

ジロ終了 そしてシーズン前半最終戦へ

ジロがおわり、いつもの様に完全休養をベットにて過ごしました。
先日、ジロでMassageを担当していたEvgeny Petrov選手から、「Masa! マッサージは何時から?」と携帯にメッセージが届きました。
彼は、私がレース後には完全休養を取ることを知っているので、冗談でのメッセージです。
一瞬、「あれ?マッサージの約束していたっけ??」と驚きましたがね。

ジロに入る前のトレーニングキャンプからほとんどこのグループで過ごしてきました。
約2ヶ月毎日同じメンバー…
若手とベテランがうまく交ざり面白いメンバーでした。

マイカの総合6位とマイケル・ロジャースの2ステージ勝利。
チームオーナーのオレッグ・ティンコフ氏も満足の結果となりました。
彼は、ほとんどのステージを短縮はしていますが、バイクで走りました。
あの雪の吹き荒れていた、ステルビオ峠にも登ってきたのです。


今年もジロの期間中は天気が不安定…
朝の天気は信用ならず、特に山頂ゴールのステージでは、完全な被害妄想から「どうせ雨が降るんでしょ~」と温かい紅茶の準備をしていました。
使わければ、お湯を捨てるだけ…
準備していなければ…ゴール後…カオス。
まぁこのジロは山頂ゴールの多いこと。

このジロでの仕事分担で私がボトル関連を担当していたのあり、他のスタッフ以上に天気に敏感になっていました。
毎朝、氷の準備とお湯の準備をしながら頭がこんがらがっていた次第です…
この数日間で、見た夢の中で何度も「あっ次のホテルの住所をカーナビに入れるの忘れた…」で起きた事に自分でもあ~疲れてんのね。と実感するのであります。

次のレースはCritérium du Dauphiné 。
チームにとってはツール・ド・フランスに向けた重要なレースとなります。

レースを終えたら、日本へ一旦帰国します。
前半戦最後のレース、しっかり仲間と連携して働きたいと思います。