2008/06/30

やっぱり凄かった選手権

イタリア選手権行ってまいりました。
今回は、うちのエースが欠場するという先日の驚きもありましたが…
8人出走中2人完走…
完走率は低く思われます。
当然、選手権ですからチーム内の役割もあるでしょうからね。

ちょうど、今回お会いしたかったリクイガスの中野マッサーとは、偶然にもホテルが一緒でした。
同じマッサーとはいえ、チームの規模、レベルからして彼は、大変な役割を担っていると思います。
補給地点でも、少し時間があり仕事の内容やら、いろいろイタリアに来てすぐの大変だった頃の話など聞けて…
うーん。
やっぱりしっかり働けるスタッフと一緒に仕事がしたいなぁ~。
と思ってしまった。

日本でのレースの場合、マッサー1人体制は当たり前でありますが、こちらの大きなレースですと2人3人体制が当たり前…
規模が違います。
いろいろ書いていますが、チーム内のスタッフ間の連携は非常に重要です!
特に同僚。

これで、チームも前半戦終了…
とはいえ、1月の合宿からプレゼンテーション、遠征などで結構選手も疲労が溜まっている様子。
少し、自転車の事忘れてバカンスするといっている選手もいました。
少し間が空いて秋までのシーズン…
自分も仕事内容もうちょっと磨きをかけて…
あと、マッサージのレベルも上げていかないといけないですね。
まだまだやるべき事は沢山ありますな。

今日は、長い一日でしたが、いろんなお話が出来てよかった…
暑い一日だったなぁ~。
湿気もあって、汗出まくりでした。
また、焼けた気がする…

2008/06/28

選手権前…

日曜に行われるイタリア選手権に向けて明日出発です。
今年は、ベルガモで行われるそうで、ここにはレースで何度か訪れています。
コース設定は、非常にタイトとか…
いつもよりもスタッフも多いみたい…ちゃんと連携して働かないといけませんね。
日本の選手権では、なかなか会えない他チームのマッサーと話ができたのは嬉しかったです。

今回も、会うのが楽しみなマッサーが…
補給地点でお会いしましょう!と、連絡は取り合っているけど自分のチームと彼のチームの補給地点が違ってたりしてぇ~…
そんな事の無いようにきっちりマークして、必死に追っかける事でしょう。
補給地点では、邪魔にならないようにしますのでお話したいと思ってます。


TOJの東京ステージ補給地点にて…
(ヘルメット着用は、危険防止の為に特例として)
チームは敵同士でも、こんな写真も撮ります。
結構珍しい写真よこれ。




2008/06/26

カンペルにやっとの事でカーステがつけられた。
やっぱり、運転中の眠気予防や気分転換に必要ですよね。
こっちは、暑かった。
19時30分で37℃…
そりゃおっちゃん達も上半身裸で仕事するわなぁ~。
結局、10時近くまで明るいから気分的には、いいのですが、午後の時間の経ち方は以上に早く感じますね。
だって日本の夕方の雰囲気無いんですから…
あれ、もう18時!とかね。


2008/06/24

お世話係り

今回の遠征は、大量のパスタも必要となるレースでした。
セルビアの食事事情も影響してますが…
やはり、イタリア人にとってパスタは重要です。
グツグツお湯が沸いてから、必ずパスタをぶち込むように!!と何度も皆に言われましたが、ホテルによってはキッチンに立ち入る事も許されない…
よく考えれば、当たり前ですよね。
衛生的にも(綺麗じゃなくても入れてくれないホテルも多かった…)

で、セルビア語は当然分からんし、英語を話せるスタッフを探しても、OK!OK!のみ…
イタリア人マッサーもイタリア語が通じずに、右往左往…
みんなドタバタ。

この写真のホテルは、キッチンも綺麗…
で、スタッフに協力的なコックさん達でしたから、こんな写真撮ってる余裕もありました。
他のホテルでは、直に火が出るものでなく、熱い鉄板のようなものに鍋を置くため、これまたお湯が沸くのがおっせー。
しかも、あるホテルでは、お湯を切って大皿に移してもらおうと思ったら、そばを作るように一旦水でしめようと蛇口を捻ったコックさんもいたのです。NO!NO!NO!と止めましたが…

パスタは、国によって作り方も考え方も違いますね。
こちらでは、冷たいしかもフニャフニャのパスタを出してるんです。
実際、お米もこちらでは炊くというより煮る様なものですしね…

で、選手がパスタを食べる予定の時間になってもまだお湯すら沸いていない様な状況があったりで、朝っぱらからイライラストレスが溜まりまっくったりしたわけです。
他のチームのマッサーとも、補給地点でなく、このキッチンでよく顔を合わせるようになりました。
明日、お前のチームは何時にパスタ?とか…
違うチームとはいえ、仕事柄は仲間ですから、いろいろ顔も名前も覚えてもらいました。

今回は食事のお話…
こんな感じです。

お世話係りですね。
ベルギーでのマッサー時代、確か「マッサージャー」とか言わずに、ソワニュール(発音は良く分かりませんが…)と呼ばれていました。
これって、「お世話をする」「世話人」とか言う意味らしいです。
確か…10年前の事ですからねぇ。
また、勘違いでしたら失礼。
まぁ、呼び名はどうでも良い話ですが…

で、肝心のマッサージは??
今回のレースは非常にきつかったようで、強めの刺激を求める選手が多く、普段のオイルやクリームを使ったマッサージよりも指圧やあん摩のテクニックを多用しました。
もうちょっと、時間に余裕を持ってマッサージもしたいのですが、これまた時間に追われる毎日でしたからね。

今日は、レースの後片付け…
大量のタオルの洗濯、ボトル洗い…
天気も良かったので、気持ちよく乾いてくれました。
良い天気ですよ。
日陰に行けば、ひんやり涼しいし、太陽光線は刺激的ですよ。

ツールドセルビア第6ステージのアリーボにて…ダンス

2008/06/23

天国と地獄と雨と晴れ

久しぶりの更新です。
携帯からもチャレンジしましたが、パケット通信は行われていません…との事でしたからね。

日本からイタリアに戻り、すぐの遠征でしたが…
今回のスロベニア遠征とセルビア遠征ではいろんな事がありました。
マッサーとしての仕事に対しての考え方やチーム内での自分の立場、位置、役割などかなりのところで思い知らされました。
ホントに大変だったなぁ~。
まぁ、でも終わればそれも経験として納得のいくものです。

スロベニアでのレースは、初日以外ほとんど雨… レース後に選手が身体を拭くタオルなどの洗濯、乾燥も仕事に入るので、いつも以上に仕事が多く、選手も8人出走だし…
スタッフ間の仕事の分担がメチャクチャで…
んで、もって自分のイタリア語のレベルの低さに悔しさがこみ上げてきて…

細かい事は、もう終わったので…

で、セルビアは7日間のレース…
こんどは、マッサーもメカも1人体制…
これまた、大変だった。
しかし、スロベニアでの反省も含め、各スタッフが助け合い(ほとんど自分が助けてもらいました)スタッフ間の結束力も増したのを感じます。
レースのほとんどが快晴…(また焦げた…マックロクロスケですな)
セルビアからボスニアヘルツェゴビナに入るステージもあり…
そして、レースが終わって帰ってくる際には、セルビアからクロアチアに入り、スロベニアに入ってやっとイタリア!
母国でもないのに、帰ってきたぜぇ~っと少し思ってしまいました。

レースの方は、カダムーロ選手がやっとの事で第6ステージにて勝つことが出来ました。
このレース彼は、ことごとくスプリントに絡みますが優勝できませんでした…
でも、勝ったら次の最終ステージも勝っちゃった…
こんなものなんでしょうか?(2連勝!)
勝って、選手スタッフお互いにおめでとう、ありがとうの会話が飛び交いました。
良い形で苦しいレースを終える事ができました。


いやいや自分は、ほんと良い経験してると思います。
頑張ります。

ホテルは、スロベニアはヨーロッパレベル。
セルビアは、アジアのレースで見た事のあるようなホテル…(トイレ、シャワー、タオル、食事などからしてね)

2008/06/12

スロベニアより

偶然にもネットが繋がりました。
スロベニアは、思っていたよりもとても綺麗な国ですね。
レースのカテゴリーが高いせいか?ホテルもいい所に泊まっています。
ネットが繋がるとは思っていませんでした。
で、早速のレースですが、無事?にスタートしています。
自分もこちらに戻っての初レースですが、チームの皆に合流して何とかやってます。
でも、表面化しない自分に分かるミスなどがあります。
悔しいですが、まだまだ完璧にこなしていない自分に腹立たしくも思い、簡単な事ではないのを再度痛感しています。
立派に一人前に働くって、難しいですね。
頑張らなくてはいけませんね。

手を抜くって事でなく、余裕を持って物事に望みたい…
難しいなぁー。
ホント

まだ、遠征は続きます。
選手によるとセルビアは食事もホテルも気をつけろ…と言っています。
おやおやぁ~?

次の更新がいつになるかは?分かりませんが、生き延びます。
さぁ、明日もがんばんべぇ~

2008/06/10

準備の一日

今日は、早速明日からスロベニア、セルビア遠征に向けての準備の一日でした。
昨日、チームスタッフと午後からオフィスに行って準備しようという事で午前はのんびり構えていたら、9時に迎えに来た…。
確かに午後と言ってたはずなんだけど…
まぁ、これも時差のせいで早く起きていたから何の問題もありませんでした。

今回は、ステージレースを2連戦の為(4日間と6日間のステージレース…計10ステージ)とイタリアではなく外国という事もあって、いつも以上にボトル類やらスポーツドリンク類、補食で使うパンやゼリー、バーなどの数はかなり多く準備します。
それでも足りなくならないか?の不安があります。
こんな事は、何回もこなさないと、これだけ必要という自分の中の基準は見つからないでしょうね。


準備をしていて、こちらに戻ってきたなという実感が出てきました。
あちらで更新できるか?わかりませんが、またご報告致します。

2008/06/09

イタリア上陸してます

何とか無事にイタリアでの拠点に到着しました。
まぁ、いろいろありましたが…
想定の範囲内の事でしたから…

飛行機の機内持ち込みの重量チェックが急に行われました。

今回はシーズン前半の反省も込めて、イタリア語の参考書や世界の歴史の本など結構持ち込んでイタリアで読み込もうと思っていたので結構重かったりしまして…

あと、こちらで急に食べたくなるカレーライスのルゥとか日本の食材を少々…

今回のフライトは、中国系の航空会社を利用したため、上海空港でのトランジットでした。

チェックインカウンターで一度済ませた預ける荷物にもう一つバッグを追加したい事を伝えたり、空港で購入した安物バッグがチャックがぶっ壊れてるやつで交換してくれ!との交渉したり…

まぁ、こんな事は有り得る話ですからねぇ。
いつもはロシア系の航空会社…結局同じで、トランジットの時は日本語通じません…
英語で乗り切りました。

で、イタリアに着いて、自分をピックアップしてくれる予定の監督に電話すると…
「あれ?お前今何処だ?」
「マルペンサだけど…8時半で良いんだよね?」
「明日じゃなかったっけ??」
「ノォー!今日だよぉー」
「うーん……パルマまで自分で来れるか?そしたら何とかする」
「分かった!パルマにつく時間が分かったら連絡入れるよ」

ってな感じで、空港からのリムジンバスを見つけて、ミラノセントラル駅に行き、そこからパルマ行きの電車を探し、パルマにチームのスタッフに迎えに来てもらう事となりましたのです。

まぁ、これも頭の片隅に「もしかして、来てなかったりしてぇ~」ってな感じで想定してましたから、これも想定の範囲内…っつう事にしておきます。

先日、ピサに一人でぶらり行ってよかった。
電車の乗り方分からなかったら、もっと今日の出来事は大変な事になってたと思う。

まぁ、日本を出発する前に日本の監督とは連絡取り合ったのですが、こちらのピックアップする本人と連絡とって、勘違いをしないようにしておく事をしていなかった自分にも責任はありますから…


おかげで、綺麗な屋根のミラノ駅を満喫しました。

空港とは違った国際色豊かな雰囲気でした。

ヨーロッパ系の人たち、アフリカ系、アジア系…入り乱れてました。
写真は、1枚目は殆ど人影のない深夜の上海空港
2枚目は、ミラノ駅
イタリアについて、感じる事は明らかに春先に来た時と気持ちが違う事。
こちらでの生活の心配は、周りの人々に助けてもらいながらやっていけているし、自分の部屋もあるし…
シーズン後半もあっという間にすぎて、秋にはまた日本に帰りましたの書き込みをしていると思います。
秋は、また食べ物が美味しいんでしょうね。
イタリアも山々の緑がしっかり強くなって、景色も一段と色味が増してきた気がします。
スロベニア、セルビア遠征と出っ放しですので、更新できるかはまだ分かりません…
では、働いてきます。

2008/06/06

1ヶ月の日本滞在…

5月の始めに帰国してからレースを転戦し、実家での充電も終えました。
日本に帰ってからの会いたかった方々とは、ことごとく一人時間差攻撃をかましてしまい全滅でした。
こりゃ参った…

日本での食生活は、いろんなもの頂きました。
イタリアでの食生活にも全く持って不満はありません。
なんせ、美味しいですから。
でも、日本の食文化はもっと素晴らしい!
世界各国の料理も食べれるし、日本料理も美味しい…
帰国してから、日に日に自分のボリュームがアップしていくのを感じてました。
炊きたてご飯(絶対白米)最高です。
パスタのアルデンテの様にご飯も少し硬めが好きな私です。

イタリアについてすぐにスロベニア、セルビアの遠征に連続で同行しその後イタリア選手権です。
先日の全日本選手権同様に、今シーズンのイタリアチャンピオンを決定するレース。
イタリア人が皆欲しがるタイトルでしょう。
すごいレースになるんでしょうね。

シーズン後半の3ヶ月…
しっかりと働いてきます。
イタリア語の本も買い足しました。
後は、自分次第だなこりゃ。

2008/06/02

広島より帰りました

広島に上陸するのは、高校の修学旅行以来…
その時は、確か宮島にも行ったような気がします。
しゃもじ買ったような気がします。
もう、20年前の事ですから…

全日本選手権…
選手間には、いつもと違う雰囲気が漂っていた様です。
自分自身としては、いつものレースと同じようにただ自分の仕事をこなす事が重要でした。
いつもと違う事しても、自分の場合は、おかしくなるだけですから。
レース中スタッフの私が出来る事といえば、補給を失敗しない事…
あとは、応援です。
スタート前の集中していた本気モードの真鍋選手が、レース後にはお二人の息子さんと仲良くしているお父さんモードになっていました…これまた同じ人か?と思うくらいに和やかモードだったのが印象的でした。

ゴールスプリントを見て感じた事…
ほんのちょっとの差…
悔しさと選手の頑張りに少し涙が出てしまった。
(おっさんになると感動しやすいのです)

さぁシーズン後半戦がもうすぐ始まります。
自分は選手よりも先にイタリアに出発し、あちらでのレースに同行します。
今回の遠征では、監督と同部屋でしたので、自分のプロのマッサーとして足りないところをご指摘頂きました。
シーズン後半に向けての課題が明確になりました。
いいスタッフは〇〇が〇〇…
自分も気がついていたことだけに恥ずかしい思いもありました。
せっかく本場で活動しているんですから…

次の日本でのレース活動は、未定…