2012/10/23

Japan Cup 終了そして・・・

ヨーロッパでの最終戦を終えて、チームと共に日本へ帰国、そして直接ジャパンカップの舞台宇都宮へ入りました。
すでにレースを終えていますが、クリテリウムでは、ヤロスの優勝、そして宮澤選手の周回賞獲得・・・
メインのジャパンカップでは、マイカの3位入賞とチームとしては、まずまずの結果を残すことが出来ました。
我々の今回の選手構成は、他のチームと比べるといわゆる有名ドコロの選手ではありません。
しかし、選手5人それぞれの持ち味を活かして、チームに対する仕事をしてくれたと感じていますし、全ての選手が高いポテンシャルを発揮してくれました。
そんな彼らの今シーズン最後のレースを一緒に過ごし、レース後にしみじみそう感じました。

ホントに多くの観客の中でのレース。
ここを走った選手は、みな感動。
ジャパンカップを走ったことのあるほとんどの選手が、「また来たい!」と言うのは、十分にわかります。


そして、レース後東京へ移り、レース翌日となる今日、神宮外苑でチームのアフターパーティーが行われました。
多くの関係者の皆さん、そしてファンの皆さんといろいろお話できましたね。
私にまで、声をかけて頂いた皆さん。ありがとうございます。
アフターパーティーの主催者である、サクソバンクFX証券の皆様、参加者の皆様ありがとうございました。


と言う事で・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今シーズンのチームにおける活動は、全て終了です。

パーティーの後、帰りのワゴンでメカニックのトニーと仕事について語り合いました。
チームの運営母体であるRiic Cyclingに7年所属し、多くのレース活動を行なってきた彼にとって、実はこのジャパンカップが最後のレースでした。
先日、子供が産まれお父さんになった彼は、チームに残ることも考えていましたが、他の仕事のオファーもあり、悩んだ末に一旦チームを去る決断をしたそうです。
多くの日数をホテルで過ごす事になるこの仕事。
家の近くで仕事をしたい・・・
これは、ヨーロッパは普通のこと。
誰にも彼は止められません。
レース活動には多くのスタッフが必要となるので、ヘルプでレースに来ることもあるとの事ですので、完全にサヨナラではありませんね。

そして、所属中に多くのスタッフと仕事をしてきた彼から私に一言もらいました。
チームに加入し1年目を終えた私の働き、考え方に対して、多くの同意をしてくれるとの事。
そうした、考えをこのあとも続けて欲しいと・・・


来期についてです。
私は、11月中旬スペインにて行われるチームビルディングキャンプから2013年シーズンのスタートをきります。
今年と同様にRiis Cyclingと共に活動します。

今シーズンの我々は、春に大きく様々なトラブルが襲いかかりました。
チームのプロツアー残留で揺れたこともありました。
しかし、最終的には夏の終わりのVueltaにて総合勝利を飾り、9月、10月のレースではポディウムに上る回数が一気に増える事になりました。
いい状況でシーズンを終えることです。

そして・・・
来期のレースプログラムはチームビルディングキャンプで渡されるはず。

チームの編成は、変わります。
多くの選手が移籍し、顔ぶれもかわります。
そして仕事仲間である、メカニック、マッサーの構成にも変化があります。
新しい連携を楽しみながら、お互いいい仕事をして、いい結果を作りたい!
そう思います。


2012/10/12

大掃除中です

ヨーロッパでのレースプログラムも終り、ゆっくりとした時間を過ごしています。
レースを終えてから、少しずつですが今年使ったアパートの片付けを始めています。
まぁ、こんなにもいろんなもの持ち込んでるのねぇ~。
と自分に感心します。

今年同居していた、イスラエル人は今日、国へ帰ります。
今年一年、春から遠征の連続だったので、同居していても、そんなに顔を合わせなかった・・・
彼とレースプログラムが違ったので・・・

実は、このアパートには、いつもレースを終えて「寝に帰る場所!!」というイメージしか無いのであります。
この家にいる時は、いつもベッドの上か、テーブルで食事してるか、洗濯物取り込んでるくらい・・・
超インドア派な生活。

普段の仕事で外に出っぱなしだと、「休める時に休め!」と細胞が訴えてくるのでしょう。
と、いいながら単にダラシがないだけかもしれません。
今シーズンの期間中、ほとんど体調を壊すことなくいつも絶好調だったのは、このおかげでしょう。きっと・・・

来年もここに戻る予定。

明日は、ゆっくりフィレンツェにでも行く予定。



2012/10/08

G.P. Beghelli 終了

今日のレースをもって、2012年シーズン、ヨーロッパでのレース活動は終了です。
レースのIDカード・・・
結構、レースに行ったなぁ
残りはジャパンカップ。
そして、完全なシーズンオフということになります。

ロンバルディアが終わってから、我々のチームは3つグループにわかれて、それぞれの最終戦を戦っていました。

今日のイタリア組、我々の最終戦はG.P. Beghelli。
ボローニャとモデナの間の小さな街がゴールのレース。
スタート地点、補給地点、ゴール地点、チームバスの駐車場、それぞれが近い所にあるのでスタッフにとっては有り難いこのレース。
(先日のロンバルディアは、ゴール地点からチームバス駐車場までの2キロが大渋滞で最悪だったのと比べると超最高)

レースは、ニキ・ソレンセン選手の優勝。
一人でゴールに飛び込む彼をアリーボで見ましたが、美しいゴールシーンだったなぁ。
という事で、我々のグループは、最終戦を勝利で終えるという一番理想的な終り方となったのです。

最後に各選手、各スタッフと11月にカナリア諸島で会おう!と挨拶を交わしました。


2012/10/06

Giro dell'Emilia

今シーズンラストの2連戦に来ています。
昨年のホテルと同じ所に滞在しています。
ここには、ランプレとファルネーゼが一緒。
この組み合わせも去年と同じ…

そういえば、去年、このホテルでサクソバンクの面々に「こいつ来年サクソに行くマッサーだぜ」と紹介された所…
あれから1年の月日が流れたんだなぁ~としみじみ感じます。

監督のシントから、「マサ!来年戻って来い!」なんて言われたりして…今でも、親しみを持って声をかけてもらえます。

選手の移籍のニュースが頻繁に表面化してきた最近。
サインしたのか?まだ、決まってないのか?と選手だけでなく、スタッフの進路も話題になります。

結局、いい環境で働ける事は、重要。
その為には、いい仕事をして良い評価を受ける事が必要。
シンプルな事なんだなぁとつくづく感じます。

しっかりと最後のレースをこなして、シーズンを締めくくりたいと思います。

あ、でも最後はジャパカップだ…
明後日で終わりじゃない!

2012/10/01

秋眠

ジロ・デ・ロンバルディアが先日終りました。
ヴエルタをおえて、イタリアのアパートに数日滞在して、すぐに世界選の行われるオランダに出発し、そのまま、世界選を終えてから先日のロンバルディアまで出っぱなし‥

昨日、拠点に戻りましたが、いつもの通り洗濯機をグルグル回して、一日中ベッドで眠る‥。
んで、今日は週末のレースの補給で使うタルトの注文をしに近くの御用達のパン屋まで出かけるのとベルギーに向かう宮澤選手を空港まで送ってきました。
そしてこれからの午後も寝る予定。
というか、もう眠たい‥。

激動の今シーズンも週末のボローニャ近郊で行われる2レースのみとなりました。
今年は特に時間の経過が早かった‥。
それだけ充実して過してきたという事ですね。
もう10月‥かぁ。