2008/08/27

クックルクゥー!

うちの大家さんを昨日はマッサージ。
前からマッサージしてくれと頼まれていたのですが、なかなかタイミングが合わず実現しませんでした…
彼も自転車乗りで、元選手の様です。
短いマッサージでしたが、帰国前のギリギリのタイミングでした。
一般の人をやると選手との身体の違いが良く分かります。
うちの監督ファブリは鍼治療を気に入ってくれたようで、月に一度は遠征先のホテルで鍼治療をしています。
普段ツライようですが、治療のあとはスッキリしてくれるようで、治療後に着替えてる途中…
窓を全開にして…
「クックルクゥー!」と外に向かって大きな声で吠えます…(いわゆるコケコッコォーかな)
俺は、目覚めた!という事でしょうか?

昨日は、選手のところにもちょっと顔を出しました。
彼らも帰国が迫り、次に会うのは日本…
体調を崩さないように…
皆、春先とは顔つきが違うのを感じます。

2008/08/26

マッサーとして…

このシーズンは、チームと年間契約をさせていただき様々なレースに帯同し、イタリアの素晴らしい景色、季節を味わう事ができました。
日本に居た時が、ひどかった訳ではありませんが、こちらにきて人間として元気になった気がします。
変な表現ですね。

マッサーとしてチームに関わり、選手に直接触れ、スタッフと連携し、成績に一喜一憂し、こちらイタリアでのマッサーの活動が終ろうとしています。
(まだ日本でも重要なレースが控えていますので、シーズン終了ではありません!)

今シーズン当初は、全くのゼロからのスタートだったわけで、ただ着いていくだけ…
中島メカにもいろいろ手伝ってもらってしまいました。
TOJが終わり、シーズン後半になってからのチーム内での活動は春先よりもスムーズに運べるようになりました。
非常にタフな遠征だったスロベニア・セルビア・ボスニアのレースなどは「もうこりゃダメだ」と思った瞬間も実はありましたがね…

特にスムーズになってきて余計感じたのは、やはり「言葉の問題」です。
こちらに来る前に考えていたイタリア語に対する考えが甘かった。いや甘すぎた。
使いながら、覚えてきてはいますが、まだまだヒドイもんです。
ホント、責任の無い会話ならいいのですが…(まぁ、世界共通のくだらない会話です)

もしも、海外で活動したいというマッサーやトレーナーの方がいましたら、やはり現地の言葉を覚えるのはとても重要とお伝えいたします。
ただ、ここも重要ですが、「喋れれば良いってもんじゃない」のも事実…
自分の武器をいろいろ磨いて挑戦しましょう。
日本人として、海外で活動するのであれば、現地の人と同様に話せても、その彼ら以上の何かを持っていなければ単なる現地の言葉が使える日本人で終わりです。
それ以上の働きでなければ認めてもらえないですね。
自分なんかまだ、そこにたどり着いていません。
悔しいですが、当然の事。
 
この事は、何度も大門監督からも言われている事です。
日本人スタッフとして、現地で必要とされる仕事をしなければ、需要は無いという事になるのですから。

LIQUIGASの中野マッサーも今現在でもハイレベルな同僚、優秀なマッサーと切磋琢磨しています。(補給地点で治療に関することで討論してました…)
彼の仕事に対するモティベーションに触れたのは自分にとって、マッサーの本質を再確認させてもらえました。
単純に「大きなチームで大勢のスタッフが居るから良いなぁ~」って問題ではありません。

いい仕事をする為に行き詰るのは当たり前かな?
そんな簡単にクリアできるほど人生甘くはないですね。

関係ありませんが、自分の仕事「Massaggiatore」通称「マッサー」…
俺の名前「正典」通称「マサ」…
「マッサーのマサ…」
皆に簡単に覚えてもらえます。
挨拶も名前で呼んでもらえます。ただ、その続きができませんが…
親に感謝です。
こうなるって決まってたのかな?

今日もダラダラ訳の分からない事を書いてしまった。
知った様な事を生意気に書いてすみません。
未だに28歳くらいと思って青春してます。

2008/08/24

お別れ


NIPPO-ENDEKAのレーススケジュールの都合上、実は今回のレースがイタリアでの最後のレースとなっていました。
1Day レースをまず3日間…これは、先日お伝えしたとおり「チームリクイガス」でお世話になり、マッサージャーのビッグチームでの役割やチーム内の業務などの勉強をさせていただきました。
そして、今日のレースは所属するNIPPOーENDEKAでのレース…
トレンティーノというところは、綺麗な山々に囲まれた素晴らしい場所…一般人にはね。
選手にとっては、ほとんど平坦の無いような厳しいコース設定です。
しかも、今日は雨が降ってきました。
8月のレースというのに、温かい紅茶を用意するなんて…

実は、レース前までボトルを冷やす為の氷が足りるか?心配していたのです。
カミオンの冷凍庫の調子がいまいちでしたから…
最後のレースで、一番大変な、雨と寒さのレースでした。

レースは、常に流動的ですから様々な状況に対応、適応できるようにしておく必要があるんですね。
気を抜いてちゃいけませんね。

レース後はドタバタしていますが、監督のファブリ、メカのマウロとお別れの写真撮影…
彼らには、ホント迷惑をかけたなと思います。
正直、助けてもらった事ばかりでした。
もしもまた彼らに会えるときがあるのならば、少しは成長した姿を見せたいです。
何かあっさり、お別れの挨拶をみんなとした…
まったく、実感が湧かなかった…
きっと、また会えると何か感じるからかなぁ。
最後のレースで、最後のカンペルの運転…
駐車場の切り返しで、後ろをぶつけた…
シモーネにまた誤りに行かないと…
これだから、気を抜いちゃいけなんですよねぇ~。

2008/08/22

本物のプロって…

今回の中野マッサーにお世話になった3レース…
非常に密度の濃い時間をすごす事ができました。
とても規模の大きいチームですから、当然スタッフの数も多いです…
ただ、人が多ければ仕事が楽か?違いますよね。
その分、連携ができてコミュニケーションがしっかりとしていなければ、逆にメチャクチャになる…

まず、驚いたのが、各スタッフの仕事の把握度合い…
それぞれのマッサーが、お互いの仕事を理解、把握しているから、仕事がスムーズに回るのです。
これは、決して頭数の多さでなっているわけではありません。
そして、しごとの内容は、いたってシンプルになっています。
しかし、その仕事をシンプルにする為には、小さな事がいろいろ事前に行われているのです。
これは、うまく伝えられないなぁ~。

チームの規模が違いますから、単純な仕事の内容の違いはあります。
ただし、自分イメージ以上に当たり前かもしれませんが、「マッサージ」の時間を大切にしていますね。
何故か?
答えは単純…
マッサーだから。
自分の武器、長所を活かし、評価してもらい、チームに貢献する!
簡単なようで、かなりレベルの高いというか、求められる結果が高いところでの仕事ですから大変です。
彼とは、マッサージについて毎日遅くなるまで、いろいろ情報交換しました。
どうしたらもっと、いいものが提供できるか?常に考えているそうです。
話せばすぐに分かります。
部屋の電気を消して、寝ようとしてもまだまだ語り合ってしまった…
実は、ヨーロッパのマッサーには、他の仕事が多いのを理由(車の運転やボトル、補食の作成など)にマッサージは二の次と考え、マッサージのレベルが低い人も居るのが事実…実際、マッサージをしないマッサー(こいつをマッサーと呼べるのか?)もいるんですよ。
チームの方針、チーム内での常識、いろいろあるでしょうからこの話は実は非常に難しいのですがねぇ。でもね。それはまずいですよね。

ただ、やはりプロに対して仕事をするのであれば、こちらもプロとして接していかなければならないのでしょうか?

それは、普段接している選手達、そして同僚、関係者が判断するのでしょう。
厳しいですが、当たり前ですよね。
どの社会もそのはず。

彼と一緒に働いて一番感じたこと… 「プロ意識」(仕事の内容についても、評価についても)

自分の首を絞める覚悟で言いますが、アマチュアレベルでやってちゃやっぱダメだな。

今回の3日間は、非常に稀なケースです。
まず、同じレースにNIPPO が出ているのにも関わらず、リクイガスにお世話になる事。
そして、偶然にも中野マッサーがイタリアでのレースがスケジュールにあった事。
チーム雰囲気が、少し受け入れても大丈夫な状態だった事など…いろいろ。
ホントに最初で最後のチャンスでした。


今回の3レースではいろいろな方にお世話になりました。
しっかりとした仕事で、お世話になった方々にお返しできればと思いました。

さて、今日はすでにNIPPOに合流しています。
が、リクイガスと偶然にも同じホテル…
また、うちのチームのスタッフから「お前どっちのチームなんだ」と当然おちょくられました。

このレースの後は、ジュニアの日本代表のスイス遠征にサポートスタッフとして同行します。
忙しくなっていきました。
がんばんべぇ~。

う~ん!健康的な疲労は気持ち良いいなぁ~。

2008/08/20

ジョルナータ

今回のレースはリクイガスにお世話になってます
中野マッサーとの仕事は刺激的です
しっかりと働きます
仕事はいたってシンプル!ただしやるべき事の要求はレベルが高いです
う〜ん 刺激的

2008/08/17

故障はねぇ~…

昨日は選手の拠点に行き、マッサージをしてきました。その後の食事は、久しぶりにピザを食べに…
レースが空いても練習は欠かす事は出来ません。
久しぶりだったから、結構皆疲れてたかな?でも走り込んでるから当たり前ですね…
シーズン後半とはいえ、まだまだ重要なレースはありますので、しっかりと体を作らないといけませんね。

オリンピックでの各選手の活躍と共に、逆にコンディションが悪く全く良いパフォーマンスが発揮できなかった選手のニュースも聞こえます。
今回のオリンピックでは、女子マラソンの両エースが怪我…
お二人とも世界でもトップレベルの選手であったからこそ、ギリギリまで仕上げての結果だったのでしょうか?
身体の最終仕上げは、難しいですねぇ。
最高のパフォーマンスを発揮する為にきつい練習をこなし、休養をとってレースに臨んでもうまくいかないときもある…
ほとんどの選手は、怪我との戦いの毎日でしょう。
もし、大きな怪我がなく選手生命を終れるのあればそれは素晴らしい事…
そんな選手いるのかな?
水泳や陸上競技のように非接触の競技はまだしも(繰り返しの運動でこれも故障は多いですけど)、柔道やレスリング、ラグビー、アメフト、サッカーなどなどは相手とぶつかり合い、削り合い、壊し合いでしょうからね。

怪我した選手には、当然コーチやトレーナーもいるでしょう。
大変だろうと思います。

明日から遠征です。
部屋の大掃除してます。
イタリアにこんなに荷物持ち込んだのかと少々驚いております。
潔く処分しなくては…

で、外は雷がまた鳴り響いている…
涼しい…
普通の人は、寒いかも…

2008/08/16

雷ゴロゴロ…

ここポントレーモリは、7,8月と夏本番を迎えていましたが…この数日は、どうやら本来のポントレーモリ(ここは雨が降りやすい地形の様です)を取り戻しつつあるようです。
空には雲が一面にモクモク…
雷がうなりまくりです。
風も強く、窓がガタガタ鳴り響きます。

オリンピック終了と共に夏も終わりそうな気がしてなりません…
陸上競技も始まったようです。
丁度、中距離の福士選手が走っているのをテレビで見ました。
彼女のキャラクターはとても面白く魅力的。インタビューが面白い!
彼女はふざけているんで無く、ユーモアがあると自分は認識してます。
頑張って欲しいけど、一種目のみの出場かな?

もう8月も折り返しを向かえ、あと2週間で9月に突入します。
残りのスケジュールからすると、本気で部屋の掃除やら荷物の整理しないと…

2008/08/15

我が街でも…

ポントレーモリがゴールとなる自転車レースが行われました…
午前と午後(夕方)でオフィスに用があったのですが、午前には何やらレースのゴールを設置中で、ゴール前の鉄柵やバルーンを準備してました…
ん?今日レースあんのかな?位にしか気にせず…スルー。
で、夕方にまたオフィスに行こうとしたら、街は大渋滞…
これ、滅多にありません。
いつものんびりしている道が…
それは、丁度ここの主要道路を封鎖して、選手達がゴールする時間帯だったから…
Uターンしようにも、もうすでに車はびっしり…
アマチュアのレースですが、こうやっていろんな所でレースは行われているんですね。
文句も言わず、ただ待っておりました。
サザンオールスターズを聴きながらね…

2008/08/13

オリンピックの放送は…

オリンピックでのニュースもネットで調べられるため、日本人選手の活躍も知る事ができます。
ただ、こちらでは当然ですが、イタリアの選手の活躍をテレビで流しますので日本人選手の戦いを見る事は出来ません…
見れるとしたら、対戦に相手に日本がなるか、水泳などの一斉スタートの競技のみですね。
自転車は、さすが盛んな国ですから放送されました。
銀メダルになったレベッリン選手は37歳だそうで…
まだこの選手は世界のトップレベルで活躍してるんです。
ほんとにスゲぇ~。
彼を憧れの選手として尊敬してる選手もうちにはいます。

まぁ、選手は引退があるけどスタッフは引退はないし、スタッフとして考えたら自分なんかまだまだ若い部類に入りますね。
補給所では、暑いので上半身真っ裸のぷっくりお腹の出ているマッサーがウヨウヨいます。
お腹だけは、貫禄出てきた…ヤバイです。

次のレースまでまたスケジュールの変更があり少々空いております。
で、レースがないとまたいろいろ考えるわけです。
これからの事とかね。
どうなるのか?不安もあり、でも楽しみでもあります。

2008/08/09

会話のレベル

レースを重ねながら、選手とのコミュニケーションは取れてきています(取れているはず…)
先日のレースでは、大門監督曰く「身体は小さいけど大人…」のガロッファロー選手が誕生日だった事を一生懸命に自分に話をしてくれました。
彼は日本の長期遠征で一緒だった為、コミュニケーションを積極的にとろうとしてくれます。
英語が全く話せない彼は、いろいろ変化の多いイタリア語をできるだけ単純変化させずに、知る単語数の少ない僕に分かるように話しかけてきます。
きっとイタリア語の分かる人が我々の会話を聞くとこいつら何言ってんだ?って感じになるでしょう。
(実際、日本に居たときも一緒に来日したミオリンに自分に使うようなイタリア語を話しかけてしまい、逆にミオリンが困ってた…事もありました)
ガロ「俺、つい最近誕生日だったんだ!」
マサ「へぇ~。何言ってんの?」
ガロ「だから、前まで25でその後26!」
マサ「ん?数字の事言ってるな」
マサ「あっ!誕生日か?」                                  
マサ「えーっと…26年前にビンツェンツォがオギャー!となったのね」
(といったところ、彼は最近生まれた彼のお子さんの事を自分が言ってるのと思い…)
ガロ「違う違う、俺が生まれた日っ!」
(今度は、彼の勘違いを訂正する為にいろいろ手を尽くし…)
マサ「えーっと、俺、10月で38歳…」
マサ「で、お前は26歳になったんでしょ?」
ガロ「・・・・・・・・・・」
(で、彼はようやくわかったようで)
ガロ「そうそう」

ってな感じで、とても時間はかかるのですが、コミュニケーションは取れております(と、思っています)。
マッサージ中は、会話の勉強になります。
会話の流れと雰囲気を察知して…
無責任な勘違いしてもいい会話ならね。
春先は、こんな風に打ち解けていませんでしたし、選手もまだ自分の事を探っているという状態でした。
それは、自分の方もですが…
この選手は、どんな人間なんだろ?とか…

何ていったら良いのでしょう。
例えば、高速道路で料金を払う時、渋滞しているところにETCカードを着けていないから並ぶようなもんで、時間がかかる。
ETCカードさえあれば、空いてるところをスーッと抜けられるのに!…ってな感じです。はい。
このETCカードが自分にとっては、イタリア語のテクニックと言うことでしょう。

この説明で、伝わるのかな?
別にETC推奨の人間ではありません。実際日本に居るとき着いてなかったし。
こっちにも、テレパスという同様のものがあります。
これをつけてないチームは、補給地点に先回りして向かう時、料金所で渋滞に巻き込まれてるんですよね。
車の中ではかなりイライラしてるんだろうなぁ。

2008/08/08

こんな所に…

今日の補給地点は、ちょうど小さなピザ屋さんの前に陣取りました。
レースでの補給は、数回ここで行います。
最近のBlogのネタが暑い…ボトルの消費量が多い…などですが、今日もその通りです。
途中で水がなくなりかけ、そのピザ屋さんで水を購入したのですが…
1リットル1.5€もするとの事…
(スーパーで買えば、6本パックがその値段で買える)
でも、そんなところ行ってる時間の余裕はない…
と言う事で、3本購入決定。
で、「1.5×3だから4.5€」と思いきや…
「3本で3€ね」との事…
あれ?安くしてくれんの??
「お前、日本人だろ?」
「だからさ…」
「えー!っ」てな感じです。
感謝感激こんな所に偶然に日本びいきのイタリア人が居たなんて…
この国面白いなぁ~。
ついでに、台所を借りて、選手から回収したボトルを再利用する為に洗わせてもらったら、今度は、「ビールでも何でも好きなの持ってっていいぞ!」との事…
でも、帰るときには最後の挨拶してからにしてくれよ!との事です。
なんだか、僕自身は彼に何にもしていないのに…


人の繋がりってこんな所にあるのかな?
きちんと挨拶し、補給を終えてゴールに向かいました。
補給地点でボトルが少ない!とか、水が足りなくなってきた!とか小さなトラブルはあるのですが、何とか乗り切れました。
ま、大きなトラブルにしなければいいかな…
いつもこんな感じ…
落ち着かなぇなぁ~。



最近のレースは、大きいレースが連続するので、リクイガスも来てました。
中野マッサーと挨拶もでき、安心。
また、レースでお会いできるのが楽しみです。

2008/08/06

朝晩は…

今日もこれからレースに向かいます。
比較的近いところでレースとの事で、いつもよりもゆっくりホテルに向かいます。
今日は、かなり早く目が覚めてしまいましたが、朝の冷え込みを感じます。
日中はまだまだ暑いですが、夜も涼しく、熱帯夜はありません。
最近、9時半には少し暗くなってくる気がするのですが…前は10時くらいまで明るかったような?
サマータイムになれたせいか?気にもしていませんでしたがね。
北京オリンピックが近づいていますが、こちらテレビもさほど見ませんので、全然ワクワクしません。
日本はオリンピック大好きですから盛り上がっているのでしょう。
ネットでチェックするだけですねぇ~。
残念。
今月も1週間があっという間に過ぎ、もう数週間で9月…
早いものです。
シーズン始めから、いろんな失敗やトラブルをしてしまいました。
失敗してきた事を次に活かしてこそ経験となり、信頼を勝ち取るのではないかと思います。
どんな仕事も甘くは無い…
簡単なわけねぇ。
自分で選んだ道ですからね。

2008/08/05

エネルギー

今日は、昨日帰ったレースの後片付けと次のレースの準備…
うちのチームの事務所と倉庫は、微妙な距離があります。60mくらいかな?でも、これが実は坂でして…
レースに使う補給のゼリー等が倉庫に届いてあり、それを事務所の保管庫に運ぶのですが、結構重いのです…汗かきの自分としては、数往復するだけで汗びしょびしょ。
自転車レースは、他のスポーツとちょいと違い、非常にいろいろな物の消費が多く感じます。
ボトルの件もそうですが、補給のパン等もそうです。
毎レース、深夜までかかって作るのですが、リタイヤ続出のレースなどでは、渡されなかったサコッシュには、たくさんのパンがあったり、帰ってきたチームカーから残った補給のパンがゴソゴソ出てきたりして…処分する事に…
あ~ぁ…勿体ねぇ~なぁ~。
捨てずに次の日も…
というわけにも行きません。
暑い日が続いていますからね。
涼しくても処分しますね。
で、自分が食っちゃえ!
といっても、自転車レースするだけのエネルギー消費してませんから、ウルトラハイエネルギーの食べ物になってしまいます。たくさん余り物をマッサーが処分すると…
ふ・と・る

今日は、保管庫に補給のゼリーやらエナジーバー、スポーツドリンクの粉末がびっしりと並んだのを見て少しだけ、「あぁ当分〇〇が足りない!もう事務所には在庫が無い!」って事で悩まなくて良いんだと思ってしまった。

でも、そういった倉庫や保管の管理もマッサーの仕事なんですよね。そろそろ在庫が足りなくなりそうだなと思ったら、注文してもらえば良い…それだけなんですけどねぇ~。
うまくいかないのです。

まだまだだな。

2008/08/04

暑かった3レース

今回の連戦は、日本の様な蒸し暑さの中でのレースでした。
レース中のボトルの補給は非常に頻繁で、ボトルが残り少なくなり「ポイポイ捨て禁止令」を発令しました。
それくらい消費量が凄かったのです
日本の様な蒸し暑さに関係あるのか分かりませんが、蚊が多く、久しぶりに刺されまくりました。
これまた参った。

レースでは、ステージレースでないのもあり、先頭集団に残れない選手は潔くというか、どんどんリタイアします。
走りきりたければ、先頭集団に残らなければいけない…
厳しい現実ですね、
初日はラッティのみ、2日目はミオリンのみ、そして今日の3日目は、ラッティ、ガロッファロー、ヒストフの3人のみの完走でした。

で、今日もラッティが表彰台にあがりました。
2位です。
2人のスプリントでしたが、惜しくも…
今日はシャンパンも綺麗に爆発!
(実は、イタリアでの今季初勝利のG.P. Industria e Artigianato Larciano では、シャンパンファイトが不発に終わり、自分がボトルを渡されたのですが、自分が持った瞬間に発泡し、表彰台の下で自分がシャンパンファイトやってしまった事があったのです)
その時は、恥ずかしいけど気持ちよかった…
良く考えたらとんでもねぇ事してしまった
今日も汗だく、また日焼け。

次のレースは…G.P. Città di Camaiore
それしてもこっちでの活動でキッタネェ~顔になってますね。
でも、日本にいても綺麗な顔してたわけでもない!
なははは

2008/08/02

1日目終了…

やっぱり暑いです。
日本の暑さに似て、ジメジメベトベトです。
180人出走ですが、ゴールしたのは先頭集団のみ…
うちのチームは、ラッティ選手のみの完走…
ここの所毎回奥さんがレースを見に来ているので、今回も補給所とゴール地点で一緒…
ラテン系のパワーにいつも圧倒されてます。

ラスト1週になって、また聞いた事のある「エディ!ラッティ ニッポエンデカ!」のアナウンスが連発され…
おいおいまた来るのか?と期待と優勝した時のゴール後の対応がきちんとできるかのビビリが入り始めました。

結局は、そんなに甘いものではなく、集団でゴール…
レース中盤から一気にペースが上がり、ヒョイヒョイ選手が止めていきます。
ほとんどのチームは、この3日間連続の1Dayレースに出るのでしょう。諦めも早い…
今回もまたマッサーは一人…補給は中島メカに助けてもらいながら行いました。
マッサー一人体制の時は、どうしても全員マッサージをする事は出来ません。
時間的に無理です。
日本のレースでは、食後もやることがありますが…
こちらでは、基本的に食後はマッサージしませんし、マッサーは食後もいろいろ補食作りやボトル作成の時間となります。
特にスタッフ人員の数に限りがありますから、仕事が終わらなくなるのですね。
自分もそう思いますし、それでないと仕事のポテンシャルがどんどん下がっていく一方になってしまします。
今日は4人マッサージ…って事は、4人には我慢してもらうと言う事。
いやぁ選手も大変です。
でもこれはこちらでは当たり前…
今日マッサージした選手の一人は、マッサージしてもらえたのが1ヶ月ぶりとか…
(しかもそれは、6月のスロベニア遠征の時…っておい、それホントにかなり前だなぁ。)
強くなって中心選手になれば、毎回受けられる。
いやいや実力社会です。
特にコンチネンタルチームだとそうなるのですね。

2008/08/01

蒸し暑い…

明日からの3連戦の為にバレーゼ(2008年世界選手権開催地)のちょい奥に来ています。
湖の畔のホテルですが…くそ蒸し暑い…

まるで日本に居たときを思い出すくらいです。

昼にホテルに到着し、明日からのレースの準備や選手のマッサージ、補給食の準備などなどやっている間に大量の水分補給をしました。

マッサージ中の部屋の温度調節は、我々マッサーではなく選手の要望により、暑いから窓開けて…扇風機を強にして…カーテン閉めてちょっと暗くして…いろいろ要望はあります。

自分は、非常に暑がりでして…
日本に居たときは、電車には、弱冷房車があるなら強冷房車とか、窓全開車両も用意して欲しいと同じ暑がりの方と話してました。
エコの事考えるなら窓全開車かな?
自分の体感温度に室温を合わせてしまうととんでもない事になるでしょう。
選手は体脂肪率が極めて低いですから、簡単に身体が冷え切ってしまいます。

神宮の治療院でお世話になっていた頃も同じく、女性の方々が多くいらしていただいていたので、治療院の室温調節には気をつけていました。たった1年前の事ですが、時間がたつのは早いようでもあり、もう何年も前の事のようにも感じます。

さぁ、8月に突入です。
レースが中心で忙しくなりますが、充実させたいと思います。