昨日は、選手のゴールと共に天気が大崩。
今日は、選手のゴール準備中は天気が最悪、選手のゴールと共になんとか雨が止むといったところ。
天気が崩れるのは、山頂にいれば当たり前ですが、アリーボ待機担当としてはいろんな事を想定していないとありません。
小さなトラブルなどありますが、こういった事の積み重ねが経験となるのでありますね。
休息日に入ります。
一部コースが削除されたとはいえ、さすがに厳しいステージでした。
アリーボ近くの駐車場に着いた時に残念ニュースが入りました。
チームの中心選手のひとり、アンドレア・ノエ選手がリタイアしたと…
彼はこのジロデイタリアが最後のレース。
つまり、ミラノに着いて選手のキャリアを終えるということ。
その為に今シーズンはレースを重ねてきました。
春からティレーノ、ミラノサンレモ、トルコと私が担当してきたのでチーム内でも身近な選手のひとりであります。
16回目のジロ…
口は悪いけど、やる事に筋の通った選手。ワガママとかではありません。
今回のジロには、また経験豊富な彼の弟が我々と一緒になり担当していました。
彼もプロですから、リタイアは理解していますが、残念に違いありません。
ファイリ、ノエと二人が抜け七人になりました。
レースはアリーボ担当でしたが、選手が近くになるにつれ、空模様が、怪しくなり…
ついには雨、雷、アラレもうメチャクチャ。
凄い観客でしたが、レース後にバスの駐車場に降りるのも一苦労。
徒歩で下るひと、バイクで下るひと…
レースも凄いですが、レース後の移動も凄い事になってました。
明日も…
覚悟します。
でも明後日は、休息日。
少しだけ余裕ができるかな?
今日のステージは、平坦。
当然スプリントになる事を想定したレースになりたした。
リッチヴィッティが逃げに加わりチームとしては、動きを見せたレースではありましたが、結果は、カベンディッシュのスプリント勝利。
そういえば、スタート前にジョバンニに着いていたライトウエイトは、レースの放送が始まったらガットが着けていましたね。
グアルディーニがチームバスに顔を出しに来ました。
こちらのジロの番組にゲストで来たらしいのですか、イタリアでも注目の選手であります。
若いですが、非常に素晴らしい人格の持ち主。
スタッフ皆からの評判もダントツです。
今日のステージ、お前がでてたらどうなるかね?なんて聞くと…
冗談半分にきっと出てもエトナ山のステージで………
彼のプロ生活はまだ始まったばかり、このあとジロで何勝出来るのか?長い目で見てみたい選手ですね。
実は彼は先日練習中に車に横切られバイクが真っ二つになる事故をしています。
身体の事を聞いたら、肩にガラスの破片が数ヵ所刺さっただけで、大丈夫との事。
相手の車のフロントガラスは、見事に彼のショルダーアタックで、砕けていました。
うまく肩で当てたようで…
スプリンター体型の彼は、上半身にもしっかり筋肉がついています。
レース後の移動が長いこのジロ。
選手達がホテルに着いたのは、夜の10時過ぎ。
マッサージは、いらないからすぐに寝る選手と軽くだけ行う選手に別れました。
明日からの3日間でこのジロの結果ははっきりするでしょう。
しかし、うわさではこの3日間でかなりの選手が家に帰るだろうとも言われています。
数人どころではない…可能性が大。
コースレイアウトは、ギザギザ。つまり、上り下りの多いコース。距離が短くとも強度の高いレースでした。
ジョバンニが、このステージでも最後の局面でチャレンジし、残念ながら三位。
膝に問題があるとこちらでも報道されていますが、連日集中してレースに入っています。
彼は三位では納得してません。
今日のホテルはレース後の移動も短く、数十分で着きました。
しかしながら、明日のレース後の移動はまたまた長距離。
確実にホテルに着くのが遅くなります。
チームバスには、キッチンもあるのでパスタを茹でる予定。
シチリアからの移動は休息日前だったから良いけど、明後日はレースあります…
しかも山に入っていくのであります。
いろんな意味で身体の強さが要求されますね。
そういえば、今日のレストランにはチームスカイのロゴの入った白衣ならぬ、黒衣を着たコックさんがいました。チーム契約のひとなんでしょうね。
凄いなぁ〜。
今日はガットのマッサージしながらのインタビューという取材が入りました。ビデオで撮影しているのですが、話も終わったなと思ったら…
最後に突然私にも話をふられ、頭まっしろ…。
言った一言。
ガンバ…エ…ボーノ…
(脚は良いですね)
何を聞かれたのかも思い出せない。
今日は雨が降ってもおかしくない空模様。風もあり、補給地点には一応温かい紅茶がすぐに作れるように準備をして行きました。
補給の始まる前には、JSPORTSの電話インタビューに中野マッサーと御一緒しました。
アスタナのチームカーに閉じこもり、周りのマッサー達の洒落にならない悪ふざけから逃れて……
このジロでは、初めての補給担当。
何度やっても遠くにパトカーの先導によってコントロールされて近づいて来る選手達の集団には、緊張します。
今日は距離も短く、サケットを取る選手、取らない選手が、はっきり別れていました。
補給を終えてチームバスの駐車場に戻ったら、大勢のファルネーゼヴィーニ関係者でバスはギュウギュウてました。
ホテルでの夕食時には、ファルネーゼ関係者から今日もシャンパンを飲まされて…
眠い。
レース前にシチリア島に渡り、エトナ山を上る厳しいステージ。
ジョバンニは、早くにバスを出て昔からの仲間達との再開を楽しんでいました。
レースでは、逃げのグループに入りましたが、簡単には勝たせてもらえませんでした。
(それにしても、コンタドールの爆発力は恐ろしいですね。ちょっと次元が違う気がする…)
そしてシチリア島でのレースを終え、すぐに移動開始。
フェリーに他のチーム達と一緒に本土に渡り大移動。
フェリーは、ジロに出ているチーム、オーガナイザーのみです。
移動は本当に大変ですが、楽しむ事にしています。
今日の早朝5時過ぎにホテルに着き、先に着いているスタッフ達から気を使ってもらい、昼過ぎまでゆっくりさせてもらいました。
先輩マッサーから「しっかり休む事が大切!」と力説されました。
このレースは、ジロ・デ・イタリアなんだから…!!
しかもまだ半分も終わってない。
まだ他のステージも狙っているので、選手に対して良い仕事をするためにスタッフも体調の回復が必要という事です。
日本的な考えでは、「スタッフなんて休んでる暇あるなら何かしろ!」
ってな感じもありますが、ここは違います。
選手達からも、「マサ!ちゃんと寝れた?」と気にしてもらってます。
お互いにリスペクトする関係が築きあげる事が出来ていれば、そこから繋がる結果にも大きな影響がでてくるはず。
日本で考えている以上に選手とスタッフの立場は対等です。
これは上のチームになればなるほどそうなはず…。
という事で我々も明日のレースの準備もすでに終えゆっくりしました。
ホテルにスタッフの家族が訪れ一歳になる赤ちゃんの誕生日を皆で祝いました。
とてもかわいい子で皆の顔も穏やかになり、神経質でピリピリといったことはありませんでした。
スポンサーのファルネーゼの偉い方が夕食時に選手達に激励をしに来ました。
すでにステージ勝利を納めている事は、チームにとって良いムードを作っています。
当然、スポンサーに対しても!
正直言って、シチリア島からの大移動時に北へ向かうのですが、レースを終えてトスカーナに帰る錯覚に陥りました。
まだまだレースは、続きます。
というか、これから激しくなるんだよなぁ。
頑張ります。
最高のアリーボを経験できました。
オスカル・ガット選手がステージ優勝。
残り5キロ位まではマッサーの待機場でテレビを見てましたが、スプリントになるのは分かっていたので、ゴールから離れた場所に待機していました。
実況放送でガットの名前が連呼され、もしやと思ったら、我々のウエアである白と黄色のジャージが一人でアリーボに突入してくるのが見えました。
最高の瞬間を目の前にしました。
ジロでのステージ勝利は、彼のキャリアの中でも大きな実績となります。
マッサージ後にポディウムでシャンパンファイトしたボトルと記念撮影。
マッサージ中も祝福の電話、メールが鳴りっぱなし…
それだけこのレースは大きいということ。
我々チームとしても是非欲しかったステージ勝利を勝ち取れたのも素晴らしい事です。
明日はシチリア島でのレース。
スケジュール的にも仕事のオーガナイズがないと大変な事になる。
朝からフェリーでシチリア島に渡りレース。
選手は飛行機で次のホテルへ…
スタッフ達は、チームカーの長距離運転となります。
彼のポディウムの姿を見たら、急に勝利を実感して泣けてきた…。
上りゴールのステージ。
山頂で待機しました。
チームバスは山頂にて待機出来ないので、私とドクターは山岳電車?にてアリーボへ…
一般客と我々チーム関係者でいざこざがありましたか、遅れる事なくアリーボ待機できました。
選手は自走で麓のバスまで下るためウエアの準備が必要となります。
様々な事を経験でき、私もエンジンがかかってきました。
同じホテルにアスタナが泊まっているので、ゆっくり中野マッサーはじめ昔の仲間達と話をしたかったのに時間がとれませんでした。
ただ元気に活動している姿を見せられたのは良かった。
良いスタッフとの仕事は、精神的な余裕が出来るため密度の濃い仕事になるんですよね。
アミカチップス時代が懐かしい…
チームは違っても自転車界という枠の中では同業者、仲間であります。
明日もレース前、レース後の移動が長い…。
そして、明後日は…もっと凄い移動が待ってる。
モッツァレラ食べました。
明日のステージは110キロと距離は短いですが、上りゴールということで強度が低いというわけではありません。
スタート時間は、テレビ放送にあわせ午後2時10分・・・
ホテルで朝はゆっくりしてスタート地点に向かいます。
明日で三分の一のステージを消化することになります。
まだまだレースは続きますが、仕事のペースも掴めてきたので、これからチームの一員としてチームの為に機能できるように働きたいと思います。
通常のレースは、マッサー3人体制で8人出走。
今回は、マッサー5人で9人出走。
昨日のステージでファイッリ選手が落車し、両膝、肘を50針も縫う大怪我。
残念ながらレースを離れることになってしまいました。
彼は、貴重なジョバンニのアシストとして今シーズンから我々のチームに合流し春先から重要なアシスト選手として機能していました。
しかもジョバンニとの部屋のパートナー。
(監督と相談して、どの選手と一緒にするか決めます)
貴重な選手を失ってしまいました。
現在8人の選手でレースを行っています。
明日のレース後の移動が120キロ・・・
マッサージの時間も当然遅れる・・・