2008/12/07

無事帰国…

日本に帰国しました。
今回のツールドインドネシアは、インドネシアのジャワ島を横断し…バリ島に渡り3ステージを行なうハードなレースでありました。
日本ではなかなか実現できない約2週間のステージレースです。
先日も書きましたが、現在のジャパンナショナルチームの編成は、アンダー23の選手達を中心に構成され、今後の強化を目的に活動しております。

今回のレース結果としては、2ステージで優勝、2位1ステージ、3位1ステージ、入賞もありと、まずまずの結果であったと三浦監督は最終ミーティングで述べておられました。
ただし、5人中2人が途中リタイア(しかもレース序盤において…)。
チームとしての戦いは厳しいものでした…

その中での活躍ですから…

今レース、素晴らしい成績を残した伊藤選手。
今年1月のマレーシア遠征で初めて会った時よりもしっかりとし、自分を冷静に見れるように大人になったなぁ~…と感じました。
1勝してから、マークされながらも各ステージ果敢にチャレンジし、もう1勝あげた事には驚きでした。


内間選手
彼とは、今回で3回目の遠征。途中、体調を崩しながらも辞める訳にはいかないと必死にくらいつき、無事走り終えました。成績は、満足いってないでしょう。彼のポテンシャルはまだまだ、今は我慢の時に感じます。


越海選手
今回初めての同行…
始めは、彼のキャラクターに私自身、戸惑いもありましたが…いろんな意味で面白い奴。
海外の選手にもビビる事無く、接していたのが印象的。
実はしっかりしていて、ちょっとした事にもヘコタレナイ。
いい精神を持っています。
マッサージしていて…いい身体をもっていると感じました。


リタイヤしてしまった、吉田選手、野中選手にとっては、残念なレースになったと思います。
リタイヤしてからは、チームスタッフとして我々スタッフのお手伝いをみっちりがっちりしてもらいました。
時には、きつい事を言ってしまいましたが、ステージレースは、1Dayレースとは違い生活を共に各地を転々とするわけですから、些細な事(我々スタッフが作り出すちょっとした事)が選手達のストレスになる事はよくあるのです。
まぁ、彼らはもともと選手ですから急に選手達に気を使うのは難しかったかもしれません。
ただ、「自分達はこうしてレースを走っている!」という事は、分かってもらえたのかと思います??
ボトル洗いや補給のパンの作成や、氷の確保、荷物の管理やらチームカーの中の掃除、管理などなど…
私自身、彼らには助けてもらってしまいました。
その分、残ったマッサージに時間をかけさせてもらいました。
次のレースでは、頑張ってもらいたいです。

そして、三浦監督…
選手の走りに凄く期待し、育てようとする意識が高いです。
「こいつらを強くしないと!!」
という事で、様々な局面を選手達にアドバイスしていらっしゃいました。
スタッフや選手達がミスをしても、「しゃぁ~ないなぁ~」と笑って流していただいたり…

健吾メカとは、約1年ぶりの仕事。
手が空くとマッサーの仕事も手伝ってもらっちゃたり…
俺、何やってんだ??
彼は、極度の寒がりで、私は、極度の暑がり…
寝苦しい夜には、クーラーを聞かせた部屋で…
彼は布団に包まって…私は、腹出して…
いろんな意味でご迷惑をおかけしました。
お互いを良く知ってるから、スムーズに働けました。
彼はアジアのレースは、熟知しています。
各国のスタッフと楽しそうにコミュニケーションとってました。


いやいや長い遠征でした。
ましてや、高温多湿のアジアでしたからねぇ~。
最後のバリ島では、夕焼け見れたのが良かったなぁ~。
来シーズンは、今までの様にナショナルチームの遠征には、帯同できなくなるのではないかと思われます。
私自身、自分のチーム内での立場をしっかりと作らなければなりませんし…
それは簡単な事ではありません。
チームの歯車の一つとして欠かせない存在になりたいと考えてます。
私も、勝負です。
また、彼らと一緒にレースに同行することがあれば、今回のきつかったレースも笑い話になるのでしょうね。それぞれの練習環境に戻り、チーム(学校)に合流し、またお互い大きくなって会いたいと思います。
今回の遠征に治療機材をお貸し頂いた、伊藤超短波(株)様に感謝いたします。
私自身、治療機材をレースの現場で使う機会は初めてでした(お恥ずかしい話です)、今回のハードでタフなレースでは非常に有効活用させていただきました。

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