2012/04/20

明日、トルコへ出発。

バスク地方でのレースを終えて、イタリアに戻り数日間のんびりと休養をとりました。
昼過ぎまで寝たり、フィレンツェをブラブラしたり、仕事の事は、一旦忘れました。
しかし、テレビでは、アルデンヌクラシックやトレンティーノが放送され、のんびり観戦していましたが、やはり私は現場の人間。
なんだかレースに飢えてきた所で、ちょうど明日からトルコで行われるPresidential Cycling Tour of Turkeyに参戦してきます。

 このレースは、3回目の帯同となりますが、ホテルが全チーム一緒なので、フロントでの部屋割り、鍵の受け渡しの闘いがすごいのであります。
レースが、基本的にリゾート地で行われるので大規模なホテルに泊まるわけですが、一般観光客や他の団体もいるので、ホテルのレセプションがカオス状態の毎日。
覚悟して、レセプションの闘いに備えないと・・・

スーツケースの準備も終えて、今回のレースで一緒に働くフランス人マッサーと連絡を取り合い、仕事の確認も済ませました。

イタリアに戻るのは、4月の終り…
そしてこのレースが、終わるとジロ。
今年は、デンマークスタート。
ということは、デンマークに陸路で行く事は、決定。

働くぞ!
アルバイテン!

2012/04/11

Vuelta Ciclista al Pais Vasco終了

バスク一周レースも雨の中終え、その後もう1Dayレースを終えて、今回のスペイン遠征いやいやバスク遠征は終了しました。
シーズン前のイスラエル合宿当時から、バスク出身のメカニックとマッサーにちょっとずつバスク語を教わり、お前絶対バスクで使えよ・・・と言われて迎えたこのレース。
レース関係者は、当然ほとんどバスク人。
そして、各プロチームには多くのバスク人スタッフがいます。
スタート地点、補給地点、ゴール地点で挨拶を交わしながら、交流を楽しみました。
とはいえ、知っている言葉は、簡単なもの。
「おいっす!!」
「おはよう」
「ありがとう」
「おやすみ」
「素晴らしい!!」
位なもんですが・・・
イタリア語が少々分かるので、スペイン語の話せるバスクの人なら会話が成り立ちます。
(バスク人にスペイン語でなく、バスク語で挨拶をすると、すんごく喜ばれるのですよね)

バスク語のイントネーションは、スペイン語とはまったく違いますから、聞いていて面白い。
スペイン語も耳に慣れてきましたが、何というかイントネーションが、日本でいう所の北関東系のおじいちゃんの話し方??みたいに(知り合いにいるので)、力が抜けた感じなんです。

サクソバンクには、4人のスペイン人がいますが、皆働き者。
それでもって、肩に力が入っていない。
私は、何度も何度も、「マサ!大丈夫、力抜いて…」と言われたことか・・・。
そんな雰囲気に助けられ、仕事も順調に出来ました。

またスペインでのレースに戻ってこれるように力を抜いて、働こう!!

次のレースは、トルコ一周。
時間があったので、何度も家に誘ってくれたメカニックの家に泊まってのんびりしてきました。
このブログは、イタリアに戻る途中のフランスで書いております。
イタリアに戻ったら、フィレンツェ行く。

しっかり働いたので、のんびりする。
これとっても重要。

2012/04/06

第4ステージ終了


バスクでのレースも4日を終えました。
山に囲まれた地域でもあるので、移動時には、多くのトンネルを抜けます。
「トンネルを抜けたら、この雨も止んでくれないかなぁ~」と思っても、思い通りにはいきません。
今日は、ラスト数キロは、ものすごい人出。
今日は、休日らしく多くの強烈なファンが沿道いや、路上に詰めかけてました。
選手に熱烈すぎて、邪魔にならないか?聞いてみたら、パワーを貰えるとのこと。
そんなら、良かった・・・
下の写真じゃうまく伝わらないけど、とにかく凄かった。
ついでに、駐車場の管理が全くで、チームカーをラスト500メートル地点に停める事になったので、選手の着替えとフィニッシュバッグと飲み物持って、最後の激坂を登りました。

山頂ゴールによくあることですが、レース後チームカーの隊列と一般車の隊列の激突で、カオス・・・
最終的には、警察が来てくれましたが、ゴール後にポディウムがあるといつもこんな感じになってしまう。

現在、マッズ・クリスチャンセンが山岳ジャージを持っています。
その為、フィニッシュ後の出発が遅れる・・・



                          
残りあと2ステージとなりました。
スタッフ間の連携がうまく行っているので、気持よく仕事しています。

ガボン

2012/04/03

Vuelta Ciclista al Pais Vasco2012

先週のカタルーニャのレースを終えて、イタリアに数日いただけで、またスペインに来ています。
今回は、スペインの北に位置する、バスク地方。
早速、今日第1ステージが終りました。
6日間で行われるレースですが、連日、距離は短くとも強度の高いレースとなります。
天気が悪いとすごい状況になると聞いています。
今日のステージも、ほとんど平坦なし・・・
上るか?下るか?ですね。
残念な事に、ラスト2キロでクリス・アンケル・ソレンセンが落車に巻き込まれてしまいました・・・
骨には異常ないようですが、こうしたステージレースの初日というのは、何かといろいろあるので、ゴール地点でも、落車だけはしないでくれと祈ってます(その前に、勝ってくれぇと考えていますけど・・・)
今日のマッサージ中に、UCIライセンス委員会からの通達が来たと、チームから連絡がありました。
ワールドツアーライセンスは、続行されると事。
チーム運営の規模、業務内容からしてワールドツアーレベルであることは、間違いのないチームです。
(まだ、数カ月ですが、チームの一員としての自覚、そして仲間に入った実感を強く感じています)
情報の共有、仕事に対するプロ意識の高さは、一緒に働く仲間を見ていてすごく感じます。
(選手に何でもやってあげるのが、決して、良いスタッフではありませんよ)
何かの機会に、ここは触れるつもりです。
これからはレースに集中して、成績を出していく必要があります。
我々スタッフの団結が、選手にもいい影響を与えられるように、そして成績に結びつく様に・・・
これからのシーズン過していきます。
ガボン(おやすみなさい。バスク語で・・・)