2010/08/06

臨機応変・・・

現場での仕事は、予想以外の事が起こりえます。
8月になり、ここイタリアも非常にいい天気に恵まれ、夏を十分に味わっていたのです。
前日にヴァレーゼに入り、湖の近くのホテルだから湿度が高く、蚊が多く飛んでいるので、他のスタッフと参っちゃうねなんて話をしていました。
天気予報は、雨かもしれない・・・
と、いちおう確認してありました。

深夜、早朝にホテルの屋根を叩き付ける雨の音で目が覚めました。
すんごい降り方・・・
まるで1ヵ月分をまとめてドバァーってな感じ・・・
朝、レースの準備にロビーに下りると、まるで2月3月の雨の日の朝の様な雰囲気・・・
前日にクーラーボックスに必要な大量の氷を注文しておきましたが、必要ないくらい。
おいおい・・・こんだけ冷え込んでると、選手達は温かい紅茶が欲しいとか言い出すんじゃないないかな??と・・・
レストランにお願いして20本分のお湯を用意してもらいました。
他のスタッフからは、「お前、何してんの??」と・・・
「一応、冷えるから紅茶の準備だけでもしておこうかと・・・」
「マサァ~今は、何月??8月だぜ・・・必要ねぇ~べ・・・」
と・・・
冷たい視線を感じながらも、私自身で判断しなければなりませんので、一応準備はしておきました。

で、スタート地点について・・・
冷え込みは、相変わらず・・・
監督のシントから、「スタートと補給で紅茶を使おう!」と指示が出ました。
準備しておいて、良かった。
自分自身、「この8月に紅茶の用意は、ちょいとやりすぎ??かな」とも思いましたが、何とか乗り切れました。
何があるか、わからない・・・
何かが起きても、スムーズに対応できるのが、良いスタッフ。良いチーム。

と、すべてうまくいった様に書いてますが、自分の準備として、短パンしか持ってきておらず・・・
冷え込みのきつい、雨の中、短パンで補給しました。
しかも、1日のレースですから、スーツケースを一番小さいものにまとまて今回来ていたので、常にスーツケースにいれてある、レインジャケットなども入れ替え忘れ・・・

自分の準備の不手際は、自分に降りかかるだけ・・・
チームの仕事は、チームにレースに影響が出る・・・

まぁ、こんな事は、滅多に起こらないのですが・・・
準備をするスタッフとしては、絶対に必要でないもの、必要になるかもしれないもの、絶対に忘れてはいけないもの、それぞれの選別能力も必要ですわ。
氷を捨ててきましたが、これで急にレース中に暑くなり、冷たい飲み物が必要になってたら・・・アウトでした。

宮島、調子に乗ってはいけない・・・・

明日は、拠点から70㌔程のホテルに移動します。
地元に近いレースですから、当然我々も狙っていきます。
頑張るぞ。

今日は、バッソの地元?のレース。
彼が最後に振り切り、単独でゴールしました・・・
道には、バッソファンクラブの横断幕もいろいろ見れましたよ。

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