
チームのメインスポンサーであるsaxobankの本社は、多くのアートが壁に飾られている以外にティラノザウルスの骨格標本(実物大)や会社の方針なんでしょね決断力のスピードを意識した為にフォーミュラーカーやモーターバイク、そしてスペシャライズドのTTバイクも飾られています。
オッフィワーク未経験の私にとってとっても魅力的なOfficeでした。
今は、イスラエルに滞在中です。
日本滞在中から、チームビルディングキャンプの内容は、首脳陣から秘密にされていて…
現地についても、「自転車スクールを現地の子供達相手に開催する」程度のことしか聞いていませんでした。
前日になって、ブリーフィングが行われ…
この近くの街には、宗教上、文化の違いからまったくお互い交流のない子供達がいるのです。
そこで、現地のスポーツ団体の企画でスポーツを通じて(自転車スクール)それらの子供達の交流を持てる場所を提供しよう!という事にチームトップのリース氏が賛同し、チームがお手伝いすることになったのです。

選手約30人、メカニック、マッサー、セラピスト、バスの運転手、チームオフィススタッフ、監督陣、チーム首脳陣を含めると70人の大人が一気に働きます。
施設建設という事で、ベンチやBMXのコース作成、そして大量の草刈り、大掃除、土ならしなどを行いましたが…
それがなかなか終らない…
結局、昼食と夕食の休憩を挟みましたが、深夜の2時過ぎまで作業は続きました。
私は、エントランスやベンチの作製の担当でしたが、一緒に作業したメカニックとずっと中腰で…
終わる頃には、みんな歩き方が一気におじいちゃんになってしまいました。
しかしながら、こうした作業をみんなで行う事で、お互いを呼び合ったり手伝いあいそれぞれの認識が高まったのは確かです。
スペイン人のメカニックとは、イタリア語とスペイン語での会話でしたが、意志の疎通もとれたと思っています。
これまで何回かチームが変わるたびになんだこのアジア人は??と思われてきた事を経験している私にとって、この状況はとても嬉しいことです。
体力的にはきつかったですけど…
チームビルディングが目的であれば、多少は無茶な要求も我々で解決、解消法を探しながら進めて行くことに意味がありますからね。

楽しそうに自転車を操るそれぞれの子供達の顔が輝いていました。
そして、その環境にいる現地の大人達がこうした状況になったことをとても嬉しそうにしているのが印象的です。
状況をしらない人が見たら、単に子供が自転車スクールを楽しんでいるしか見えませんが、こうして全く交流のない子供達が同じ所でしかも一緒に楽しんでいるというのは、今までなかった事なのですから…
今日は、イスラエルのサイクリスト数十人とサイクリングと聞いて行ったら、大きなグランフォンドでした。
1000人だそうです。
明日は、死海に行ってプカプカ浮かぶ予定。
言葉については…
選手、監督とのコミュニケーション、ミーティングは英語が公用語として使われます。
しかし、いわゆる
仕事仲間のマッサージ師軍団、メカニック達とは、フランス語、スペイン語中心のコミュニケーションになりそうです。
みんな英語は話せますが、こっちの方が良さそう。
これは、こうしたキャンプに来て肌で感じること。
同部屋のスペイン人マッサーは、マッサー歴25年。

「いろいろ教えて下さい」と話したら…
「君から学ぶ事もあるよ。俺は完璧じゃないからね」と…
こうした会話で、余計、尊敬が増すのです。
そんで、話が進んでいったら、彼はアルベルトのマッサージ師でした。